マイクロ波科学と環境科学 〜廃棄プラスチック(ポリエステル・GFRP・CFRP)の分解を通して〜

46,440 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:30 
締めきりました
主催者 株式会社 情報機構
キーワード 化学技術   高分子・樹脂技術   省資源
開催エリア 東京都
開催場所 【千代田区】中央大学駿河台記念館
交通 【JR】御茶ノ水駅 【地下鉄】新御茶ノ水駅・小川町駅・淡路町駅

マイクロ波による廃棄プラスチックのリサイクル技術!

講師

崇城大学 工学部・ナノサイエンス学科
准教授 工学博士 池永 和敏 先生

【専門】
機能性高分子化学, 有機合成化学, 環境関連化学, 触媒・資源化学プロセス, マイクロ波化学、高分子・繊維材料 (キーワード:機能性高分子化学、高分子の分解、高分子のリサイクル)
【研究に関する報道】:熊本地震復興支援:GFRP製の廃棄バスタブのリサイクル
http://www.sojo-u.ac.jp/faculty/department/nanoscience/news/170317_007836.html

受講料

1名46,440円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき35,640円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

セミナーポイント

■はじめに
 マイクロ波は、電子レンジに利用されることから、極めて身近な加熱方法である。その特徴は、物質がマイクロ波を吸収して直接加熱することで説明されている。その応用範囲は、有機合成化学、材料科学、焼結合成、触媒調製、PCB分解、エネルギー輸送、食品科学、がん治療など、極めて多岐に渡っている。
 本セミナーでは、それらの概説と演者らの研究を通した実用例を解説して、マイクロ波に関心を持つ聴講者へ「マイクロ波」の特徴を理解してもらえる内容としたい。なお、廃棄プラスチックについても概説する予定である。

■受講対象
マイクロ波に興味を持つ方、廃棄物のリサイクルに興味を持つ方、新しい情報・アイデアを探している方

■本セミナーに参加して修得できること
・マイクロ波の基礎と応用の知識
・廃棄物のリサイクルの方法論
・新しい情報・アイデアの見つけ方

セミナー内容

(1)自己紹介:マイクロ波と廃棄プラスチックの出会い

(2)マイクロ波
  2−1 マイクロ波の基礎
  2−2 マイクロ波の実験
  2−3 マイクロ波の応用
  2−4 マイクロ波化学について

(3)廃棄物のリサイクル
 3−1 リサイクルの定義
 3−2 廃棄物の現状
 3−3 廃棄物のリサイクルの現状
 3−4 廃棄物のリサイクルの問題点
 3−5 廃棄物とマイクロ波の接点

(4)マイクロ波を用いる廃棄物のリサイクル(演者の研究例を元に)
 4−1 マイクロ波科学との出会い
 4−2 マイクロ波を用いるペットボトルの分解・リサイクル
 4−3 特許との出会い
 4−4 特許−リサイクル技術−大学研究
 4−5 廃棄ガラス繊維プラスチック(GFRP)のマイクロ波分解・リサイクル
 4−6 廃食油からのバイオディーゼル燃料の高速合成
 4−7 炭素繊維強化プラスチック(CFRP)のマイクロ波分解

(5)マイクロ波を用いる廃棄物のリサイクル技術を通した「熊本地震復興支援」
 5−1 熊本地震の状況と現在
 5−2 熊本地震復興支援へ向けての活動
 5−3 GFRP分解リサイクルの技術を使用したGFRP製の廃棄バスタブのリサイクル

(6)まとめと将来の展望
 6−1 マイクロ波技術の特許性
 6−2 特許と大学の研究
 6−3 マイクロ波の応用性
 6−4 新しいアイデアは身近なところに…