PCP/MOF(金属有機構造体)の作り方、使い方、その評価・応用

PCP/MOFの分子設計、細孔の分布・配列の制御、
合成のための機材や設備、測定解析のコツ

CO2の分離回収・吸着/水素・メタンなどのガス吸蔵/蓄電・発電分野などへの応用

セミナープログラム

【9:50〜11:00】

第1部 MOF/PCPの特徴、合成法と応用事例

冨士色素(株) 代表取締役 工学博士  森 良平 氏

【講座の趣旨】
  多孔性配位高分子(Porous Coordination Polymer : PCP)、または金属有機構造体(Metal Organic Framework : MOF)と呼ばれる超多孔性物質の研究が近年盛んに行われている。まだ研究段階ではあるが、ガス吸蔵、分子やイオンの選択貯蔵、分離、固体触媒、徐放、隔離、輸送、ナノ合成容器、水分(水蒸気)吸湿、放湿、さらには電解質、センサー、DDS(Drug Delivery System)など多岐に渡る応用展開が期待されているので紹介する。

【セミナープログラム】
1.MOFとは
2.MOFの特徴
3.構造設計・合成法
4.MOFの機能特性
   4.1 吸着・分離
 4.2 センサー、伝導、バイオ
 4.3 反応場、高分子合成
 4.4 電池への応用
5.応用と今後の可能性
【質疑応答】


【11:10〜12:20】

第2部 MOF膜の作製と膜分離への応用

関西大学 環境都市工学部 エネルギー・環境工学科 教授 博士(工学)  田中 俊輔 氏

【講座の趣旨】
  MOFはゼオライトと同様、結晶性多孔体であり、そのナノ空間は高い規則性と均一性が担保されているため、結晶間に空隙か、存在しない(緻密な)膜を作製すれば分子ふるい作用による膜分離が期待できる。本講座では、MOF膜の製膜事例とその分離性能ついて概説する。

【セミナープログラム】
1.膜による分離技術
  1.1 分離膜の種類
  1.2 膜透過モデル
  1.3 細孔の測定手法
2.MOFの特性
  2.1 MOFの種類
  2.2 MOFの構造柔軟性
3.MOFの製膜
  3.1 二次成長法
  3.2 in situ法
  3.3 対向拡散法
  3.4 その他の製膜手法
4.MOF膜の種類と膜分離性能
【質疑応答】


【13:20〜14:30】

第3部 MOFの構造解析・キャラクタリゼーションの実際と最先端技術

東京大学 大学院工学系研究科応用化学専攻 准教授 博士(工学) 細野 暢彦 氏

【講座の趣旨】
 
MOFの種類や構造の特徴について述べた後に、MOFを合成した後の一般的な構造解析法、実際に欲しい構造のMOFが得られているかを判断するためのキャラクタリゼーション法の実際や、注意するべき事項などについて触れます。さらに、最先端のMOFの構造解析法についても触れます。

【セミナープログラム】
1.MOFについて
  1.1 MOFの構造の特徴
  1.2 細孔構造のデザイン
  1.3 階層構造のデザイン
2.MOF合成およびキャラクタリゼーションの実際
  2.1 MOFの一般的な合成法
  2.2 MOFの一般的な構造解析法
  2.3 MOFのキャラクタリゼーションの実際
  2.4 MOFの構造・物性データベース
3.最先端の構造解析技術
  3.1 顕微鏡による直接イメージング技術
  3.2 その他
【質疑応答】


【14:40〜15:50】

第4部 多孔性配位高分子(PCP/MOF)の商業化最新動向〜2022.3〜

京都大学 物質-細胞統合システム拠点 特定准教授 樋口 雅一 氏

【講座の趣旨】
  多孔性配位高分子(PCP/MOF)は、 金属イオンと有機分子から合成される新たな多孔性材料の一種です。 近年益々活発になってきたPCP/MOFの商業化の最新動向について説明致します。

【セミナープログラム】
1.PCP/MOF材料の基礎
  1.1 多孔性材料の歴史
  1.2 PCP/MOF材料の特徴
2.PCP/MOF商業化到達例 (日本、ヨーロッパ、アメリカ)
  2.1 日本初のPCP/MOF商業化例
  2.2 PCP/MOFの商業化動向まとめ世界で3例
3.PCP/MOFスタートアップ企業の台頭
  3.1 化学技術と人の流れ
  3.2 PCP/MOFはサイエンスからビジネスフェーズへ
4.PCP/MOFを用いた開発中アプリケーション
  4.1 二酸化炭素に関連するアプリケーション
  4.2 水に関連するアプリケーション
  4.3 その他のアプリケーション
  4.4 次世代型ガスボンベCubiTanについて
【質疑応答】

   

セミナー講師

【第1部】森 良平 氏   冨士色素(株) 代表取締役 工学博士  
【第2部】田中 俊輔 氏   関西大学 環境都市工学部 エネルギー・環境工学科 教授 博士(工学) 
【第3部】細野 暢彦 氏   東京大学 大学院工学系研究科応用化学専攻 准教授 博士(工学) 
【第4部】樋口 雅一 氏   京都大学 物質-細胞統合システム拠点 特定准教授 

セミナー受講料

1名につき66,000円(消費税込み、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき60,500円〕

受講について

  • 本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
  • 下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
     → https://zoom.us/test
  • 開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
    セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • Zoomクライアントは最新版にアップデートして使用してください。
    Webブラウザから視聴する場合は、Google Chrome、Firefox、Microsoft Edgeをご利用ください。
  • パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。
  • セミナー資料はお申込み時にお知らせいただいた住所へお送りいたします。
    お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。
  • 当日は講師への質問をすることができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
  • 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、
    録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
  • 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
    複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。
    部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


9:50

受講料

66,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

ナノ構造化学   高分子・樹脂材料   化学反応・プロセス

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


9:50

受講料

66,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

ナノ構造化学   高分子・樹脂材料   化学反応・プロセス

関連記事

もっと見る