以下の類似セミナーへのお申込みをご検討ください。
-
実験計画法のポイント
11,000オンデマンド
~統計原理の初歩からIoT時代に向けた応用展開まで~
<定員20名、ExcelによるPC実習付き>
★ 統計の基礎からPC演習を用いてわかりやすく解説!
★ MT法実行ツールや異常信号検知シミュレータも配布いたします。
★ MT法に興味がある方、ぜひこの機会に学んでみましょう!
講師
アマノ株式会社 タイム開発部 主幹
元 産業技術大学院大学 客員研究員 鈴木 真人 先生
■簡単なご略歴
1982年4月 アマノ株式会社 入社
以後、事務機、産業設備機器などの製品設計、ならびに、関連する技術開発を担当。
2001年より信号処理技術、時刻配信と認証技術、電子署名技術の研究開発を担当。
社内外にて、実験計画、計測技術、統計解析、品質工学、公差解析、信号処理技術などの教育および支援の実績あり
2009~2010年 産業技術大学院大学にて客員研究員として最適化技術を研究。
品質管理検定1級 統計士 データ解析士 生涯学習2級インストラクター(統計)
品質工学会 会員
■ご専門および得意な分野・研究
品質・技術にかかわる統計解析(分散分析と実験計画法、品質管理、公差解析・設計)
信号処理技術の活用(音響・振動など)
品質工学(パラメータ設計、MTシステム)
機構設計(アイディアとノウハウの提供)
■本テーマ関連学協会でのご活動
「試して究める!品質工学 MTシステム解析法入門」
「今度こそ納得! 難しくない品質工学」
「目指せ!最適設計 実践・公差解析」(ともに日刊工業新聞社刊)
など関連著書多数
◆品質工学会
論文
『自動搬送車のための音源探知技術の最適化』 2010
『自動搬送車のための音響誘導技術の最適化』 2011
学会発表
「SN比を利用した進化論的圧縮バネ最適設計方法の提案」 2015年
「パラメータ設計で要因効果を一目瞭然に可視化する方法の提案」 2016年
◆産業技術大学院大学 紀要掲載論文
『開発・設計における品質工学の有用性について』 2010年 3月 紀要 第3号
『品質工学における回帰寄与率型SN比の提案』 2010年 12月 紀要 第4号
『品質工学MTシステムを用いた筆圧情報による本人識別』2012年 2月 紀要 第5号
◆日本ナショナルインスツルメンツ㈱ 主催 NI Days2015 での発表
『LabVIEWによる品質工学MT法を利用した信号監視技術の検証』
受講料
1名46,440円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき35,640円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
セミナーポイント
★先着20名様限定とさせていただきます。お申し込みはお早めにお願いいたします。
<実習用PCに関するご注意>
各自にてPCをお持ち下さい。
持込みが難しい場合は、お申込み時に備考欄に『PC貸出』と記入してください。
7,560円(税込)にて貸出いたします。
※PCの貸出は原則として1週間前までにお申し出ください。
※PC貸出代には、学校法人割引は適用されません。
【必要な環境】
・Excel(バージョン2000以上)の利用が可能
・USBポートがあり、かつ外部データの読み込みが可能であること
(当日USBメモリまたは外付け光学ドライブ経由で教材ファイルと演習データを配布します)
なお、信号処理ソフトを配布、当日インストール可能な方には実践していただきます。
(RunTimeEngineのインストールが必要となります。
実演をご覧いただきますのでインストール不可でも受講に差し支えはありません)
★演習データや各種ツールはPC持込・貸出にかかわらず皆様に贈呈いたします。
■はじめに
ビッグデータやIoTに関心が集まる昨今ですが、得られた情報をどのように処理すれば有益な情報を抽出できるのか、疑問を持たれる方が多いのが現実です。データから有益な情報を引きだし、それをもとに判別・認識・予測する技術がMTシステムです。今回、強力な判別技術であるMT法に焦点を絞り、原理となる統計学の基礎から、MT法の実習、そして、IoT技術を進めていくうえで不可欠な、信号処理技術との連携について解説します。
■本講座で得られる知識
◆統計学の基礎知識
・基本統計量 ・分布と正規分布の性質 ・中心極限定理の理解
・カイ2乗分布の本質 ・相関と相関係数
・統計学の理解を支援するExcelで制作したツールを無償配布します。
◆MT法の原理から活用方法まで
・MT法の思想と原理 ・MT法の数理の概要 ・MT法の活用事例と効果
・無償配布するMT法実行ツールの使い道と使い方
◆信号処理技術とMT法の連携
・周波数分析(FFT)技術 ・FFTとMT法の連携の仕方
・無償配布する異常信号検知シミュレータによる効果体験
・信号処理実行ソフトウェア(体験版)
・csvファイルを音響信号化するツール
■受講対象
・製品の開発・設計、製造工程の設計・管理、および、品質管理に携わる技術者
・MT法を始祖とするMTシステムに関する基礎知識を得たい方
・『判別』技術を必要としている技術者、経営者、金融、不動産、医療・医薬関係者、社会科学に関連するアナリストなどの方々
・製造設備や製造工程の管理者
■特記事項
統計学を基礎からわかりやすく解説します。統計学を知らない方でも問題ありません。
PCを使った演習を行います。ノートパソコンを持参してください。
すぐにでもMT法でデータ解析をしたい方は、ぜひ、データも持参してください。
セミナー内容
1 まずはMT法を使った信号監視の実験映像をご覧ください!
2 MT法を理解する
2.1 MT法考案のきっかけは「アンナ・カレーニナ」 冒頭の一文
2.2 「不幸の度合い」を測る“ものさし”を作るために
・“単位空間”という“ものさし”の材料
・“ものさし”の原点と目盛はどのように作るのか?
2.3 マハラノビス距離について
・2項目に関するマハラノビス距離
・距離の違和感はなぜうまれるのか
・マハラノビス平面とユークリッド平面
・多次元空間への展開
2.4 マハラノビス距離を使った判別方法
・カイ2乗分布
・しきい値の決め方
・マハラノビス平面のユークリッド平面への写像:等確率楕円とは
2.5 MT法を使ってみて(講師の体験)
・DCモーターの品質管理
・項目ごとの品質管理の危険性
2.6 MT法の効果を確認する
・2011年 夏の『節電』効果を検証してみた
・産業技術大学院大学での研究成果とビッグデータ
・IoT技術とのかかわりは?
3 統計学の基礎
3.1 基本統計量(平均、偏差平方和、分散、標準偏差)
3.2 なぜ、統計学ではデータを2乗するのか?(その2つの理由)
3.3 正規分布と標準正規分布
3.4 シミュレータで理解!カイ2乗分布の本質
3.5 シミュレータで理解!中心極限定理の実験
3.6 相関と相関係数
4 MT法を試してみる
4.1 『節電』効果を検証する(ツールの使い方について)
4.2 項目診断とは
4.3 自身のデータでMT法を試してみる
5 信号処理技術とMT法
5.1信号処理技術について
5.2 周波数分析技術:FFTについて
5.3 複雑なスペクトルをどのようにMT法で監視するのか
5.4 FFT重心の計算方法
5.5 ブザーの品質検査 官能評価から定量的判定に!
5.6 FFT重心監視 応用事例
・VW(Voice&Words)個人認証の実験映像
・物体検出の実験映像
<<質疑応答>>
関連セミナー
もっと見る-
実験計画法のポイント
11,000オンデマンド
関連記事
もっと見る-
-
-
MTAでのキーワード「余因子」について Ⅲ
今回は、いよいよMTA法で使われる余因子の基本「なぜ余因子行列を使うのか?」から説明します。相関行列を使ったマハラノビス距離から、MTA法の話に戻っ...