化学物質・環境規制ワークショップ 2021第1回<米国における化学物質規制最新動向>

化学物質・環境規制ワークショップ 2021第1回  
(全6回 9月/2021~2月/2022)

第1部「カリフォルニア州法プロポジション65の動向と企業の対応」
第2部「北米における化学物質規制の最新動向と企業の対応」

セミナー趣旨

第1部(大内 幸弘 先生)
「カリフォルニア州法プロポジション65の動向と企業の対応」
  プロポジション65は、規制対象物質が約950物質に及び、対象は、人に暴露の可能性があるものすべてとなります。規制物質の閾値は、他の法令には見られない「暴露量」となっており、閾値を超える場合は、警告表示が義務付けられています。遵守を怠り摘発された場合には、高額な罰金や和解金を支払う可能性があります。当講座では、プロポジション65の基礎から、要求事項、違反した場合など具体的な対策に至るまでを解説致します。警告表示の最近の動向および具体例も紹介いたします。さらに暴露についての着目点について説明します。


第2部(玉虫 完次 先生)
「北米における化学物質規制の最新動向と企業の対応
  ~サプライチェーンマネジメントを活用するTSCA・PBTおよび欧州SCIPデータベース報告対応を含めて~」
  はじめにバイデン大統領の今日までのアクションや米国の現状説明を行います。
その後、1)PBT物質の規制動向と企業の対策、アーティクル免除規制の動向、リスク評価と費用などを中心とするTSCA規制動向についての説明、2)危険周知基準の改正によるSDSの影響についての説明、3)州政府が関心を示す可塑剤、難燃剤、その他の化学物質についての規制最新動向についての説明を行います。
最後に、以下の事例を紹介します。
○スフェラ社のマルチ言語対応SDS作成ソフトの利用によるSDS規制対応事例の紹介
 日本語入力から外国語SDS作成事例
○BOMcheckの紹介
 欧州医療機器工業会(COCIR)および欧米大手企業などが中心になり欧米法規制などを遵守することを目的としたサプライチェーンでの化学物質管理システムであるBOMcheckが2008年に構築されました。BOMcheckは、電気・電子製品や医療機器などに使用される部品に含有する化学物質の規制対策を目的としています。本セミナーでは、TSCA・PBT、欧州REACH・SCIPデータベース報告、カリフォルニア州プロポジション65規制の対応事例を紹介します。SCIPデータベース報告は、2021年1月から施行されています。SCIPデータベース報告の80%はBOMcheckからです。

必要な予備知識

第1部「カリフォルニア州法プロポジション65の動向と企業の対応」
■本テーマ関連法規・ガイドラインなど:
OEHHAのサイト
 https://oehha.ca.gov/proposition-65
プロポジション65関連法規
https://oehha.ca.gov/proposition-65/law/proposition-65-law-and-regulations
物質リスト
 https://oehha.ca.gov/proposition-65/proposition-65-list

習得できる知識

第1部「カリフォルニア州法プロポジション65の動向と企業の対応」
・プロポジション65の概要・特徴の把握
・プロポジション65の遵守を怠った場合のリスク:過去の摘発・和解事例
・プロポジション65の要求事項:警告表示
 (第6条「明確かつ妥当な警告」について警告表示の内容、伝達方法など)
・製品についての具体的対策
・暴露についての着目点

第2部
「北米における化学物質規制の最新動向と企業の対応
  ~サプライチェーンマネジメントを活用するTSCA・PBTおよび欧州SCIPデータベース報告対応を含めて~」
・バイデン大統領の化学物質対策
・TSCA・PBT規制とその対応方法
・TSCA アーティクル免除の行方
・TSCA最新情報の説明
・州法の動向(可塑剤、難燃剤などの製品に使用される化学物質規制の動向)
・ボムチェック(BOMcheck)でのサプライチェーンマネジメントを利用する化学物質規制対応方法、欧州REACH・
   SCIPデータベース報告、TSCA PBT対応、カリフォルニア州プロポジション65規制の対応を理解する

セミナープログラム

第1部(大内 幸弘 先生)
「カリフォルニア州法プロポジション65の動向と企業の対応」

○プロポジション65
・概要及び特徴
・閾値:暴露量(セーフハーバーレベル)
・具体的な要求事項:「明確かつ妥当な警告」表示
・免除規定
・規制対象物質リストの紹介
・リスト収載物質の例
・違反した場合のリスク:過去の訴訟事例等の紹介
・「明確かつ妥当な警告」表示の詳細内容
・警告表示内容および伝達方法の最新の情報
・OEHHA発行の表示に関する”Q&A for business”の紹介
・この2~3年の動向の紹介(BPAなど)
・今後のOEHHAの動き
・製品についての実際の対策(事前の対応)
・必要な情報の収集
・着目点
・暴露量と含有率の関係
・暴露量評価の基本的な流れ(サービスより紹介)
・製品で考える実際の対応と添付ラベルの事例
・違反してしまった際の対応
・収載物質含有の場合の警告情報伝達の考え方
・消費者製品安全性改善法(CPSIA)の関り


第2部(玉虫 完次 先生)
「北米における化学物質規制の最新動向と企業の対応
  ~サプライチェーンマネジメントを活用する TSCA・PBTおよび欧州SCIPデータベース報告対応を含めて~」

1 バイデン大統領と化学物質規制
2 知っておくべき化学物質規制

  2.1 TSCA 一般化学製品、産業用ケミカルなど
  2.2 FIFRA 除菌抗菌剤、除菌抗菌製品
  2.3 FDA 食品添加剤など
3 化学物質規制違反とその違反修復方法
  TSCAを例として
4 TSCAの動向と実務での留意点
  4.1 規制動向
  4.2 アーティクル免除の行方とその影響
  4.3 PBT規制の動向と対応方法
  4.4 リスク評価
  4.5 リスク費用負担
  4.6 その他
5 OSHA・危険周知基準の改正状況
  5.1 SDSの留意点
6 州法
  6.1 州法の動向
  6.2 カリフォルニア州法の動向と留意点
  6.3 ワシントン州などの動向と留意点
7 SDSのマルチ言語対応自動作成ソフトによるグローバル対応
  7.1 スフェラ社IAソフトの使用事例
8 BOMcheckの利用事例
  8.1 サプライチェーンマネジメント:部品に含有する化学物質の法令遵守方法
  サプライヤーから供給される部品に含有する化学物質情報の管理方法および法規制対応の事例
 1 ) カリフォルニア州プロポジション65規制の対応事例
 2) TSCA・PBT対応事例
 3) 欧州REACH・SCIP対応事例
9.その他
(上記内容については、規制の動向により予告なしに変更されることがあります。ご了承下さい。)

セミナー講師

 大内 幸弘 先生   SGSジャパン(株) C&P Connectivity化学物質管理 技術顧問

 玉虫 完次 先生   エンバイロメント・ジャパン(株) 代表 理学博士

セミナー受講料

本講座は化学物質・環境規制ワークショップ2021(全6回) の第1回として開催いたします。
<<全6回のラインナップ>>
    第1回 9/10 『米国における化学物質規制規制最新動向』
  第2回 10/15『東南アジア、インド、オセアニアにおける化学品規制最新動向』
  第3回 11/25『中国・台湾における化学物質規制最新動向』
  第4回 12/10『韓国における化学物質規制最新動向』
  第5回 1月 『国内における化学物質規制最新動向』
  第6回 2月 『欧州における化学物質規制最新動向』
※講座タイトルは変更の可能性がございます

【参加講座選択】
各1回 1名11,000円(税込(消費税10%)、資料付)
※1社複数名割引、学校法人割引の適用は御座いません

【全6回一括のお申込み】
全6回 49,500円(税込(消費税10%)、資料付)
※1社複数名割引、学校法人割引の適用は御座いません
※2021年9月3日以降のキャンセルはできませんので予めご了承下さい

受講について

※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。

配布資料・講師への質問等について

  • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
    (開催1週前~前日までには送付致します)。

    ※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
    (土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
  • 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
    (全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
  • 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
    無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。

下記ご確認の上、お申込み下さい

  • PCもしくはタブレット・スマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
  • ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbbs以上の回線をご用意下さい)。
    各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。
  • 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。

Zoomを使用したオンラインセミナーとなります

  • ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
    お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
    確認はこちら
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※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:00

受講料

11,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、コンビニ払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

化学技術一般   安全規格   環境規格

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