RTミドルウェアによるロボットシステム開発と制御技術

〜基礎から活用方法、留意点まで〜

【PC実習付き】

ロボットシステム開発の手順と各種ツールの使用方法！
実習により、実用に役立つ知識を習得！

講師

国立研究開発法人 産業技術総合研究所
ロボットイノベーション研究センター
ロボットソフトウェアプラットフォーム研究チーム　テクニカルスタッフ　宮本 信彦 先生

【講師紹介】
OpenRTM-aistのC++版、Python版の開発、VxWorks対応、RTミドルウェアの教材作成等の業務に従事。

受講料

1名46,440円(税込（消費税8％）、資料・昼食付)
＊1社2名以上同時申込の場合 、1名につき35,640円
＊学校法人割引 ；学生、教員のご参加は受講料50％割引。

セミナーポイント

＜実習用ＰＣに関するご注意＞
各自にてPCをご持参下さい。
ご持参が難しい場合は、お申込み時に備考欄に『PC貸出』と記入してください。
7,560円（税込）にて貸出いたします。
※PCの貸出は原則として1週間前までにお申し出ください。
※PC貸出代には、学校法人割引は適用されません。

【推奨環境】
OS: Windows 10 / 8.1 / 8 / 7
メモリ：推奨4.0GB以上（最低2.0GB）
ディスク容量：3GB以上の空きが必要

◆PC持参される方へ
お申込みいただいた方には、追って必要なPC環境やソフトのインストール手順などをご連絡します。
なお、PCの準備に関するサポートは弊社では行っておりませんので、インストール方法等のお問い合わせはご遠慮ください。

＜セミナーポイント＞
　ロボットにはカメラや測域センサなどで情報を取得するセンシング、取得した情報を処理してロボットを制御するためのコンピューティング、実際にモーターなどを動作させるアクチュエーションが必要です。このような様々な要素を組み合わせてロボットシステムは構築されているため、複雑なロボットシステムを完全に0から開発するのは不可能だと考えられます。
　そこでソフトウェアモジュールを組み合わせてロボットシステムを構築するための規格であるRTミドルウェアが提案されており、産業技術総合研究所ではRTミドルウェアの実装の一つとしてOpenRTM-aistの開発を行っています。
　本講座ではOpenRTM-aistによるロボットシステム開発の手順、各種ツールの使用方法を学びます。ロボット実機を用いて実習を行うため、より実用に役立つ知識を得ることができます。

■この講座を受講して得られる情報・知見：
・RTミドルウェアについての基礎知識
・PythonによるRTコンポーネント作成手順
・OpenRTM-aistによるロボットシステム開発手順
・rtshell等のツールの利用方法

セミナー内容

1　RTミドルウェア概要
　1.1　ロボットシステム開発の現状
　1.2　ロボット用ミドルウェアについて
　1.3　RTミドルウェアによるロボットシステム開発について
　1.4　OpenRTM-aist 1.2について

2　ロボットシステム作成入門
　2.1　システム構築支援ツール RTSystemEditorの基本的な利用方法について
　　2.1.1　RTSystemEditorの概要
　　2.1.2　OpenRTM-aistのサンプルRTCによる動作確認
　2.2　RTCDTによる簡単RTCプログラミング(Pythonによるプログラミング)
　　2.2.1　RTCDTによるRTC作成の手順
　　2.2.2　ロボットシミュレータを用いた実習
　2.3　ロボット制御演習(小型移動ロボット：Raspberry Piマウス使用)

3　RTミドルウェア応用
　3.1　有用なRTコンポーネントの紹介
　　3.1.1　ExcelRTCの概要
　　3.1.2　OpenHRIの概要等
　3.2　コンポーネント開発ツール RTC Builderの利用方法について
　3.3　コマンドラインからRTシステムを操作するためのツール　rtshellの利用方法について
　　3.3.1　RTシステムの保存、復元(実習)
　3.4　RTシステムエディタの応用的な利用方法について
　　3.4.1　マネージャ機能の概要
　　3.4.2　マネージャ機能のよるRTCの動的生成(実習)

＜質疑応答＞