曲面・車載用タッチパネルに向けた要求と光学粘着剤の開発

~ 車載OCA、アクリル粘着剤のタッチパネル応用、酸フリー高耐久性 ~


★ 車載用OCAに求められる特性とは?
★ 光学特性の制御技術、OCAの超厚膜化技術、接着信頼性技術について紹介!
★ アクリル系粘着剤の設計とタッチパネル用粘着剤への応用について解説!


講師


第1部
(株)タッチパネル研究所 開発部長 中谷 健司 氏

第2部
バンドー化学(株) 高機能エラストマー製品事業部 技術部
機能フイルム開発グループ 奥野 雄三 氏

第3部
綜研化学(株) 粘着・機能樹脂部 技術グループ 製品開発1チーム
チームリーダー 米川 雄也 氏
【ご経歴】

2007年 綜研化学㈱入社、光学・一般用途粘着剤開発、粘着剤基礎研究に従事


受講料


【1名の場合】43,200円(税込、テキスト費用を含む)
【2名の場合】54,000円(税込、テキスト費用を含む)
【3名以上の場合は一名につき、10,800円加算】(税込、テキスト費用を含む)

※ AndTechの講座では、同一部署に限り申込者のご紹介があれば、何名でもお1人10,800円で追加申し込みいただけます。(申込者は正規料金、お二人目以降は10,800円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取り纏いただくか、申込時期が異なる場合は紹介者のお名前を備考欄にお書きくださいますよう、お願いいたします。
 
※ AndTechの講座は、特別割引とポイント割引など、2種類以上の割引は、同時には適用されません。誤って、2種類以上の割引を同時にご利用された方には、後程、事務局より割引選択のための確認連絡をいたします。


対象


曲面・車載用タッチパネル粘着に関心・課題のある事業企画担当者、研究者など


プログラム


第1部 曲面・車載用タッチパネルに向けた光学部材への要求特性
【12:30-13:45】
講師:(株)タッチパネル研究所 中谷 健司 氏

【キーワード】
 1.車載
 2.デジタルサイネージ
 3.曲面
 4.視認性
 5.耐久性

【講演主旨】
 デイスプレイ・タッチパネルが大型化し、車載用やサイネージ用に利用されるようになると屋外や屋外に近い状況下での視認性の確保が必要となります。その場合タッチパネルの曲面化や耐候性の向上、さらにタッチパネルの内部,デイスプレイとの界面での反射の低減なども課題となります。 
 本講演ではフィルムタッチパネルの光学接着剤やカバー材の選択、デイスプレイへのダイレクトボンデイングまで幅広く説明します。

【プログラム】
1.タッチパネルの種類と市場
 1-1 タッチパネル市場の変化
 1-2 車載、大型、デジタルサイネージ市場の拡大
 1-3 車載用デイスプレイへの要求特性
 1-4 ヘッドインパクトや安全性確保

2.静電容量タッチパネルの技術動向と今後のトレンド
 2-1 構造と特徴
 2-2 大面積化と曲面化
 2-3 タッチパネルのカバー材料
 2-4 車載や屋外仕様で要望される材料特性

3.タッチパネルの使用される光学的接着剤
 3-1 曲面化に必要な接着剤 
 3-2 界面反射の低減
 3-3 ダイレクトボンデイング
 3-4 接着剤の電気特性
 
【質疑応答 名刺交換】


 
第2部 超厚膜で柔軟性を有する光学粘着剤の開発
【13:55-15:10】 
講師:バンドー化学(株) 奥野 雄三 氏

【キーワード】
 1.車載用
 2.プラスチックカバー
 3.厚膜OCA

【講演趣旨】
 車載用途向けのOCAはスマホやタブレット用途よりも厳しい耐環境特性が要求される。また、OCAとの貼合部材もガラス、プラスチックと多様化してきている。
 当社はこれまで、車載用途向けOCAに特化した開発を行ってきた。
 特に、高温・高湿環境における光学特性の制御技術やOCAの超厚膜化技術、接着信頼性(遅れ泡、気泡発生のメカニズム)技術について紹介したい。

【プログラム】
1.車載用ディスプレイの動向 

2.ダイレクトボンディングについて

3.超厚膜光学粘着フィルムのニーズについて 

4.車載用OCAに求められる特性について

5.車載用OCA設計の考え方 (耐湿熱負荷)

6.OCAの親水・疎水制御について

7.Free Crystal®の特徴

8.ガラスカバーとプラスチックカバーの違いについて
 (プラスチックカバーとの貼合はなにが難しいのか?)

9.プラスチックカバー対応OCAに求められる性能について

【質疑応答 名刺交換】


 
第3部 アクリル粘着剤の基本設計とタッチパネル用粘着剤への応用
【15:20-16:35】 
講師:綜研化学(株) 米川 雄也 氏 
 
【キーワード】
 1.アクリル系粘着剤
 2.耐ブリスター
 3.酸フリー

【講演主旨】
 現代社会において、タッチパネルはその機能性・操作性により、我々の一般生活に浸透しており、その市場はさらなる拡大の一途を辿っている。タッチパネルは各種フィルムの積層体であり、それらの貼り合せに粘着剤が使用されている。その技術は日進月歩であり、それと同時に粘着剤への要求性能も厳しくなってきている。粘着剤には、ゴム・シリコン・アクリル等幾つかの系統があるが、本講演では、透明性・耐久性・設計の自由度などに優れたアクリル系粘着剤の設計とタッチパネル用粘着剤への応用について解説する。

【プログラム】
1.綜研化学㈱のご紹介
 1-1 会社概要
 1-2 事業内容

2.粘着剤とは?
 2-1 接着と粘着
 2-2 粘着剤の使用場面
 2-3 粘着剤の分類と特徴
 2-4 粘着剤の物性評価方法

3.アクリル系粘着剤の基本設計
 3-1 設計の3要素
 3-2 ベースポリマーの設計 
 3-3 架橋設計
 3-4 添加剤設計

4.タッチパネル用粘着剤への応用
 4-1 タッチパネルの構成例
 4-2 OCAとOCR
 4-3 タッチパネル用粘着剤への要求物性
 4-4 透明性・耐白化性
 4-5 段差追従性
 4-6 耐ブリスター(発泡)性
 4-7 誘電率
 4-8 非腐食性(酸フリー)

5.車載用酸フリー高耐久性粘着剤の開発事例
 5-1 開発の背景
 5-2 ブリスター現象に関する考察
 5-3 新規開発品の物性評価

6.まとめ

【質疑応答 名刺交換】 


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


12:30

受講料

43,200円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

東京都

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【中央区】中央区立産業会館

【JR】馬喰町駅・浅草橋駅 【地下鉄】東日本橋駅・馬喰横山駅

主催者

キーワード

電子デバイス・部品   高分子・樹脂材料   自動車技術

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