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フレキシブルOLEDディスプレイの現状と
その作製プロセスについて概説!
フレキシブルOLEDディスプレイの今後の課題、およびその課題に対する取り組みとは
フォルダブル有機EL商品化、巻き取り型有機ELテレビ試作品など、フレキシブル・フォルダブルが重要なキー技術となってさらなる事業拡大が続くフレキシブルOLED!
ディスプレイ基板としての要求特性を満たす高分子フィルム作製のための基本的考え方、および高分子フィルムを用いたフレキシブルディスプレイの製造プロセス、実際に作製されたフレキシブルディスプレイの実例について紹介します。
セミナープログラム
第1講 フレキシブル有機ELに用いるバリアフィルムの作製技術と評価技術
【12:30-13:45】
山形大学 有機エレクトロニクスイノベ―ションセンター 産学連携教授 向殿 充浩 氏 (元・シャープ(株))
【講演主旨】
有機EL事業は、1997年のパイオニアによる世界初の有機ELディスプレイ製品化以来、長い黎明期が続きましたが、2017年の有機ELディスプレイ搭載iPhoneの登場、国内メーカーの4K有機ELテレビ発売を契機に本格的事業拡大期に入りました。
さらに、フォルダブル有機EL商品化、巻き取り型有機ELテレビ試作品など、フレキシブル・フォルダブルが重要なキー技術となってさらなる事業拡大が続くと見込まれます。
本セミナーでは、フレキシブル有機ELの基礎技術をレビューすると共に、キーテクノロジーの一つであるバリアフィルム技術について、素材、作製技術、評価技術などについて紹介します。
【講演キーワード】
有機EL、フレキシブル、ロールtoロール、バリア、印刷
【プログラム】
- フレキシブル有機ELの基礎
- 有機ELの原理と特長
- フレキシブル有機ELの特長
- フレキシブル有機ELの製造方法
- フレキシブル有機ELの技術動向、事業動向
- フレキシブル基板技術
- フレキシブル基板への要求仕様
- 超薄板ガラス
- 高機能ステンレス箔
- バリアフィルム
- フレキシブル有機ELにおけるバリア性評価技術
- ガスバリア技術の基礎と要求性能
- バリア性評価(Ca腐食法、差圧法、等)
- フレキシブル有機EL用バリアフィルム
- バリアフィルムの作製方法
- スパッタ/ALD/スパッタ積層膜によるバリアフィルム作製
- スパッタ/樹脂/スパッタ積層膜によるバリアフィルム作製
- ロールtoロール法を用いたバリアフィルム作製
- おわりに
【質疑応答】
第2講 高耐熱・低CTEポリイミドフィルムのフレキシブルディスプレイ(E-Paper、OLED、Micro LED)への応用
【14:00-15:15】
東洋紡(株) 総合研究所 主幹 前田 郷司 氏
【講演キーワード】
ポリイミド ゼノマックス XENOMAX
【講演主旨】
フレキシブルディスプレイ用の基板材料には高い表面平滑性と寸法安定性が求められ、一般の高分子フィルム材料では適用が困難である。本講演では、ディスプレイ基板としての要求特性を満たす高分子(主に高耐熱・低CTEポリイミド)フィルム作製のための基本的考え方、および高分子フィルムを用いたフレキシブルディスプレイの製造プロセス、実際に作製されたフレキシブルディスプレイの実例について紹介する。
【講演プログラム】
- フレキシブルディスプレイ用基板への要求特性
- LCD、OLED、E-paperの構造比較
- 要求される表面平滑性レベル
- 要求される寸法安定性
- 高分子フィルム基板材料のプロセシング
- ポリイミドの基本構造
- 高分子フィルムの製造工程
- 高分子フィルム基板の寸法安定性
- 分子配向と線膨張係数
- 高分子フィルム基板の表面特性
- 滑剤粒子役割と転化方法
- フレキシブルディスプレイ製造のための基板プロセス
- Coating-Debonding法
- Bonding-Debonding法
- まとめ
【質疑応答】
第3講 フレキシブルOLEDディスプレイ開発の取り組み
【15:30-16:45】
(株)半導体エネルギー研究所 CAD部 江口 晋吾 氏
【講演ポイント】
近年、携帯型電子機器へのディスプレイ搭載が進み、軽量でデザイン性に自由度をもつフレキシブルディスプレイが台頭してきた。本講演ではそのフレキシブルディスプレイについて、開発現場からの目線で詳細を解説する。
【講演主旨】
フレキシブルOLEDディスプレイの現状とその作製プロセスについて概説する。また、フレキシブルOLEDディスプレイの今後の課題、およびその課題に対する取り組みについて述べる。
フレキシブルOLEDディスプレイの応用として、自由に折り曲げ可能なフォールダブルディスプレイが挙げられる。フォールダブルディスプレイにおいては、十分な曲げ性を持たせるためにフィルムベースの基材による薄型化が図られるが、これに伴いディスプレイ面に対する耐衝撃性などの丈夫さの確保が課題となる。通常では曲げ特性と丈夫さの確保とはトレードオフの関係となる。ここではこれを解決するためのアプローチについて説明する。
【講演キーワード】
フレキシブルディスプレイ、OLED、フォールダブル、スマホ、タブレット
【講演プログラム】
- これまでのフレキシブルOLEDディスプレイ関連技術の紹介
- SELにおけるフレキシブルOLEDディスプレイ開発のあゆみ
- フレキシブル化プロセスの手法
- フレキシブルOLEDディスプレイの応用拡大に向けての課題
- 曲げ特性と丈夫さを併せ持つフレキシブルOLEDディスプレイへの取り組み
- 汎用性の高いフレキシブルOLEDディスプレイを実現するための方針
- ヤング率が低いフィルムをカバーフィルムに用いる利点
- 中立面位置のシミュレーション
- 低ヤング率カバーフィルムの曲げ性への影響
【質疑応答】
セミナー講師
第1部 山形大学 有機エレクトロニクスイノベ―ションセンター 産学連携教授 向殿 充浩 氏 (元・シャープ(株))
第2部 東洋紡(株) 総合研究所 主幹 前田 郷司 氏
第3部 (株)半導体エネルギー研究所 CAD部 江口 晋吾 氏
セミナー受講料
【1名の場合】44,000円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
12:30 ~
受講料
44,000円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込
開催場所
全国
主催者
キーワード
電子デバイス・部品 高分子・樹脂材料 高分子・樹脂加工/成形
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
12:30 ~
受講料
44,000円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
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全国
主催者
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