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廃プラスチック資源循環政策と企業の技術的取り組み
最前線で活躍する 【デュポン・アイ・ピー・エル・パッケージング・ストラテジー・ジャパン】の担当者3名が現状と市場展望を解説!
生成油回収率90%以上!ボイラー・発電機の燃料として再利用されるプラスチック油化技術の現状・課題
製品の品質維持を目的としたデュポンで行われるケミカルリサイクル工程「LuxCR」を中心に解説します!
★急遽、当テーマを議題とするフリーディスカッションをスケジュール追加いたしました(5/14)
セミナープログラム
第1部 PCRを使用したケミカルリサイクルによるポリエステルフィルムの特徴とリサイクル性、環境適応性
【11:00-12:10】
デュポン(株) フィルム事業部 事業部長 半田 昌史 氏
【キーワード】
- ケミカルリサイクル
- PCR (Post Consumer Recycle)
- ポリエステルフィルム
【講演主旨】
海洋プラスチックの問題が大きく議論されるようになり、この問題に対する対応が重要となってきている。EUは循環型社会を構築する指針を発表し、50%以上のPCR(市場に出回った製品のリサイクル)を使用した製品の使用を提案している。その指針に沿いデュポン(フィルム事業部)はPCR製品の開発を行い、2018年より販売を開始した。製品の品質を維持するためにケミカルリサイクルの工程を確立し「LuxCR」というブランドにてマーケティングを行っている。
【プログラム】
- 昨今の環境に関する議論
- 循環型経済へのEUの取り組み
- PCR50%製品の開発
- LuxCR ケミカルリサイクルの立ち上げ
- ポリエステルポリマーの特徴とリサイクル
- ケミカルリサイクル
- LuxCR
- PCR 50% の製品展開
- Mylar® 812r PCR50% 片面易接着
- イージーピール フタ材
- トップシール使用 物流効率化
- モノマテリアル化
- まとめ
【質疑応答】
第2部 多種混合廃プラスチック油化技術の実施例と課題
【13:00-14:10】
(株)アイ・ピー・エル 代表取締役 伊部 英紀 氏
【キーワード】
- ケミカルリサイクル
- 廃プラスチック
- 熱分解
【講演主旨】
これまで講演者が技術開発や事業化に取り組んできた廃プラ処理油化技術の内容紹介とその課題・展望を紹介する。1970年代より国内外数百社が取り組んできたテーマであるが、現在までに継続する事業化の事例は極めて少ない。その原因はどこにあるのだろうか。札幌で10年稼働した後、廃業した東芝の油化事業を中心にその油化事業の課題と今後の展望について述べる。プラスチック特有の取扱いの難しさ、既存の社会システムとの連携の難しさなどについて言及する。プラスチック処理・リサイクルの問題は今後更に大きくなることが予想され、それらの対策を考える場合の指針・対策案・今後の展望などを紹介する。
【プログラム】
- 廃プラ油化技術の歴史
- 1970年代 オイルショック直後
- 1990年代 容器包装リサイクル法の検討時
- 2000年 容器包装リサイクル法 完全施行以降
- 廃プラ油化の基本原理
- プラスチックの熱特性
- プラスチックの成分・性状
- プラスチック分解油性状
- 事業化に取り組んだ油化プラントの内容紹介
- 3トン/日級 工場端材バッチ処理プラント事例
- 容器包装プラスチック大型油化プラント事例
- 札幌市容器包装プラスチック 40トン/日 油化プラントのシステム・事業
- 医療系廃プラスチック処理プラント開発事例
- 事業化に向けての課題
- 原料
- 処理プロセス
- リサイクル製品
- 今後の技術展望
- 分解炉の基本構造(バッチ式、連続式)
- 流動床式、タンク式、キルン式加熱炉の特徴・課題など
- まとめ
【質疑応答】
第3部 複合フィルム包装・容器を用いたプラスチックリサイクルのグローバル市場動向と応用例、今後の課
【14:20-15:30】
パッケージング・ストラテジー・ジャパン(株) 取締役社長 森 泰正 氏
【キーワード】
- 気候変動とプラスチック廃棄物で地球は取り返しがつかなくなる
- 地球の健康は、人類の健康に直結
- 脱プラでは問題は解決しない
- プラスチックは人類に有用な資源
【講演主旨】
循環型社会形成の必要性や石油資源の有限性から、廃プラスチック資源のリサイクルの取組みを推進することが必要である。更に海洋プラスチック問題や地球温暖化問題の環境対策も急務となってきている。このようは状況から、廃プラスチック資源循環に関する国の政策が矢継ぎ早に打ち出されている。ここではプラスチックリサイクの現状及び今後の政策についてお話しする。
【プログラム】
- パッケージを取り巻く世界の課題
- 多くの国が廃棄物対策として、プラスチックパッケージの削減努力を始めた
- 消費財メーカーは再生材利用比率目標を掲げているが、良質な再生材の調達に苦しんでいる
- 廃棄プラスチックの回収、分別、再生のインフラが脆弱(特に新興国)
- 期待されること
- 政府や企業が一体となってプラスチック廃棄物削減、管理に挑戦
- 盛んになってきたESG投資-企業が社会(地球)に対して負う責任
- 新たなリサイクル技術の誕生
- 懸念されること
- 世界最大のプラスチック生産・消費大国、海洋廃プラ大国の中国の行方
- EUのプラスチック対策は正しいのか?
- プラスチックリサイクル技術の挑戦
- マテリアルリサイクルの現状と課題
- 複合フィルム包装リサイクルの市場動向、応用例、今後の課題 (この章のボリュームが大きいです)
- 新リサイクル技術の展望
- マテリアルリサイクルの現状と課題
- まとめ:世界中のプラスチック廃棄物を「Re-Generate」して経済を活性化する
【質疑応答】
第4部 プラスチックリサイクル【フリーディスカッション】
【15:40-16:10】
講師(パネラー)と受講者によるフリーディスカッションを行います
当日の進行によっては時間が延びる場合がございますので予めご承知おきください。
セミナー講師
第1部:デュポン(株) フィルム事業部 事業部長 半田 昌史 氏
第2部:(株)アイ・ピー・エル 代表取締役 伊部 英紀 氏
(元㈱東芝 環境システム技術部部長) 技術士(機械部門)
第3部:パッケージング・ストラテジー・ジャパン(株) 取締役社長 森 泰正 氏
セミナー受講料
【1名】44,000円(税込、資料代を含む)
※2名目以降は1名につき11,000円(税込、資料代を含む)
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