
熱脱着GCおよびMALDI-MSによる高分子添加剤の直接分析【LIVE配信】
熱脱着GCおよびMALDI-MSの測定原理や装置構成から
高分子材料中の添加剤成分の分析に応用した事例まで解説!
※本セミナーはZoomを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。
セミナー趣旨
一般に、高分子材料中の添加剤分析には、予め溶媒抽出などにより、当該成分を基質から分離した後に各種計測法に供する方法が用いられている。しかし、この方法では、抽出分離に際して1) かなりの試料量と長時間にわたる煩雑な操作を必要とすること、および2) 対象物によっては目的成分が定量的に抽出されなかったり、それらの汚染や変性が起こったりすること、などが問題点として指摘されている。これに対して、熱脱着ガスクロマトグラフィー(熱脱着GC)やマトリックス支援レーザー脱離イオン化質量分析法(MALDI-MS)などの手法を利用して、様々な高分子材料中の添加剤成分の分析を、試料によっては抽出操作を伴わずに迅速かつ簡便に行うことが可能である。
本講座では、まず、熱脱着GCおよびMALDI-MSの測定原理や装置構成を解説し、次にこれらの方法を高分子材料中の添加剤成分の分析に応用した事例をいくつか紹介する。なお、ここで熱脱着GCについては、熱分解GCをベースとする方法論に注目して、その測定手順や応用例を解説する。さらに、両手法を活用した、実際の添加剤分析の事例(樹脂中の光安定剤を中心に)を紹介する。
習得できる知識
- 熱脱着GC法の基礎原理と測定方法の実際
- MALDI-MS法の基礎原理と測定方法の実際
- 熱脱着GCとMALDI-MSによる樹脂中の光安定剤の分析方法
セミナープログラム
- 添加剤分析の概要
- 熱脱着GCの基礎と簡単な応用例
- 測定原理と装置構成
- 原理と測定方法
- 熱脱着部や分離カラムなどの装置構成
- 簡単な応用例
- 熱分解装置を利用した熱脱着GC
- 原理と測定方法
- 熱分解装置の種類と特徴
- 多段階熱分解を利用した分析
- 化学反応を加味した熱脱着GC
- 原理と装置構成
- 応用例(紙中のサイズ剤の直接定量など)
- 測定原理と装置構成
- MALDI-MSの基礎と簡単な応用例
- 原理と装置構成
- 質量分析計の構成
- MALDIのメカニズム
- 飛行時間型質量分離の機構
- 測定条件と実験手順
- マトリックス試薬の選択
- 試料結晶の調製
- 固体試料調製法を採用した方法論
- 原理と装置構成
- 反応熱脱着GCおよびMALDI-MSによる樹脂中の光安定剤の直接分析
- 光安定剤について
- 反応熱脱着GCによるポリプロピレン中の高分子量光安定剤の直接分析
- 直接定量分析法の開発
- 紫外線照射に伴う光安定剤の構造変化の解析
- MALDI-MSによるポリプロピレン中の高分子量光安定剤の直接分析
キーワード:高分子、添加剤、安定剤、分析、定性、定量、熱脱着GC、ガスクロ、MALDI-MS
セミナー講師
中部大学 応用生物学部 教授 博士(工学) 石田 康行 氏
セミナー受講料
33,000円(税込、資料付)
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受講料
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