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材料・製品の保管状況によって変わる
高分子成形品のブリード・ブルーム現象について、
初歩的な考え方、原因の解析から防止対策まで
演習を交えて易しく解説!
セミナー内容を理解を深める目的で演習も予定!
事前の内容リクエストや全体スケジュール終了後の個別相談も対応可。
申込み時の備考欄、問い合わせフォーム より事前にご連絡ください。
セミナー趣旨
高分子材料の成形品の表面に、基材とは異なる液状または固体の漏出が発生することがあり、品質クレームになる場合も多い。このブリード・ブルーム現象は、高分子材料の種類や製品の保管環境により発生の度合いが異なり、原因の解析から防止対策処方の立案まで、担当者を長期間悩ませる現象の一つである。本講座では、高分子工業材料関連分野の業務を新たに担当する方々を対象にブリード・ブルーム現象の基礎的知識を提供する。
セミナープログラム
第1部 ブリード・ブルーム現象の理解
- ブリード・ブルーム現象について
- ブリードとは何か?
- ブルームとは何か?
- ブリード・ブルームする成分には どのような種類があるのか?
- 開発実務におけるブリード・ブルーム現象への対処法
- 成形不良とブリード・ブルーム現象の見分け方
- ブリード・ブルームと高分子材料の分子構造
- 分子量分布
- 組成や規則性の分子間分布
- 高分子材料の構造の組織階層
- ブリード・ブルーム発生機構の理論
- 飽和溶解度と過飽和溶解度
- 基材中の溶解度を決定する因子
- 溶解性パラメーターについて
- 溶解成分の拡散
- ブリード・ブルーム成分の同定と解析:
- 成形品表面での分析
- ブリード・ブルーム物の分離分析
- 分離抽出
- 機器分析
第2部 ブリード・ブルーム防止技術の基礎知識
- 樹脂・ゴム材料におけるブリード・ブルーム現象の制御
- 添加剤の種類と処方
- 添加剤の化合物の例
- 充填剤・添加剤・配合材料の変質・劣化現象
- ブリード・ブルーム成分の種類
- 高分子の分子鎖構造分布と凝集・高次構造の分布
- 樹脂・ゴム材料におけるブリード・ブルーム防止技術
- 高分子材料の劣化とブリード
- 加水分解による樹脂材料物性の劣化
- 樹脂材料の劣化防止対策
- アロイ化・相容化剤による劣化防止策
- ポリマーアロイ化による性能向上・劣化防止とモルフォロジ―
- 表面処理による劣化防止策
- 添加剤の種類と処方
- ブリード・ブルーム防止技術や処方の検討実例
- ポリマー種毎のブリード防止技術の実例
- ポリエチレン
- ポリプロピレン
- ジエン系ゴム
- オレフィン系ゴム
- 一般的なブリード・ブルーム防止技術
- 添加剤量の低減処方
- 添加剤の飽和溶解度の向上
- 添加剤の拡散速度の抑制
- ゴム素材中への添加剤保持助剤の添加
- 樹脂・ゴム素材の高次構造の利用と多層化
- ポリマー種毎のブリード防止技術の実例
第3部 ブリード・ブルーム現象の活用による製品設計
- ブリード・ブルーム現象の制御と活用
- ブリード・ブルーム制御による機能発現
- 帯電防止剤
- 滑剤
- ブリード制御による商品設計
- コントロールリリース機能を有する高分子製品
- ブリード・ブルーム制御による機能発現
- 新規な樹脂材料におけるブルーム・ブリード制御
- ポリマーアロイ・モルフォロジー設計理論の応用
- ポリマーアロイのモルフォロジ―形成技術の利用
- 相容化剤の設計
- 相溶性制御と樹脂・ゴム材料設計
- ナノレベルの分散を利用した新規粘弾性材料
- ポリマーアロイ・モルフォロジー設計理論の応用
- まとめ:ブリード・ブルーム防止技術の個別対策
演習
【演習回答・内容への質疑応答】
キーワード:
1. 飽和溶解度
2. 拡散定数
3. 添加剤
4.相溶化剤
セミナー講師
(株)AndTech 技術顧問 今井 昭夫 氏 (元住友化学(株))
セミナー受講料
【1名の場合】44,000円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
10:30 ~
受講料
44,000円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込
開催場所
全国
主催者
キーワード
高分子・樹脂材料 高分子・樹脂加工/成形
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キーワード
高分子・樹脂材料 高分子・樹脂加工/成形関連セミナー
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