ウェブハンドリングにおけるテンション制御とトラブル対策

理論に基づいた折れやしわ、スリップなどの
ウェブハンドリング不具合対策!

セミナー講師

1.東海大学 工学部 機械工学科 講師   砂見 雄太 氏
2.三菱電機(株) FAフィールドエンジニアリング部 第1グループ   溝上 嗣康 氏

セミナー受講料

1名につき55,000円(消費税抜、昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき50,000円〕

セミナープログラム

【10:00-14:45】
1.ウェブの力学的性質とトライボロジー特性
講師 東海大学 工学部 機械工学科 講師 砂見 雄太 氏
 
講座の趣旨
 フィルム、紙、不織布などのウェブを製造する過程において、搬送時には折れしわやスリップ、
巻取り時には巻き締り、スリップ、ゲージバンドなどの予期せぬ不具合が生じることが多々あると
思います。これを防止する手法としては、経験と勘を基に製造条件を試行錯誤的に検討していると
耳にすることが多くあります。これらの不具合は製品の品質と直結することであり、不具合防止は極めて重要な課題です。本セミナーでは、上記不具合の原因・対策案について学問的な立場からアプローチして、不具合の未然の防止を図る知識を養うことを目的としています。
 本セミナーを受講したからといって全ての問題を解決することができるとは限りませんが、解決の糸口を見つけることができるでしょう。

1.ウェブの力学的性質
 1-1 ウェブに作用する力とその変形
 1-2 フックの法則
 1-3 ウェブ素材の構造と弾性の関係
 1-4 液体の構造と粘性
 1-5 粘弾性体とその力学的モデル
 1-6 ウェブの曲げ
 1-7 ウェブの座屈
 1-8 ウェブの折れしわ

2.ウェブハンドリングのトライボロジー
 2-1 ウェブ搬送とトライボロジー
 2-2 摩擦力と摩擦係数
 2-3 摩擦係数の測定
 2-4 オイラーのベルト公式
 2-5 固体の接触と摩擦
 2-6 摩擦のメカニズム
 2-7 摩擦係数のコントロール
 2-8 マクロスリップの発生条件と抑止方法

【質疑応答】



【15:00-17:00】
2.テンションコントロールを用いたウェブハンドリング技術とフィルムへの応用
講師 三菱電機(株) FAフィールドエンジニアリング部 第1グループ  溝上 嗣康 氏
 
習得できる知識
・巻出し、巻取り装置の基礎
・巻出し、巻取り用アクチュエータ選定の基礎
・巻取りのトラブル対策の着目点

講座の趣旨
 各種長尺材の加工にはテンション制御が欠かせない技術です。テンション制御の技術は紙やフィルムなどの身近な製品に生かされていますが、その製造技術は一般的ではなく、使用条件に応じた制御方法やアクチュエータの使い分けが必要です。本講座では、テンション制御の基礎となる制御の方法や種類を解説します。

1.ロールTOロールの世界
 1-1 ロールTOロール制御
 1-2 ロールTOロールとウエブ
 1-3 ロールTOロールの特徴

2.張力制御の概要
 2-1 張力制御とは
 2-2 張力制御導入による効果

3.張力制御の基礎
 3-1 張力とは
 3-2 巻き軸のトルクと力の関係
 3-3 慣性モーメントの影響
 3-4 メカロスの影響
 3-5 巻き軸のトルクと三種類の力

4.張力制御の方法
 4-1 トルク制御と速度制御
  4-1-1 トルク制御のしくみ
  4-1-2 速度制御のしくみ
 4-2 ダンサロール
 4-3 トルク制御と速度制御の使い分け
 4-4 速度制御の例

5.トルク制御を用いた張力制御の種類
 5-1 手動制御
 5-2 オープンループ制御
 5-3 フィードバック制御
 5-4 フィードフォワード/フィードバック複合制御
 5-5 各制御方式の比較

6.テンション制御システムの基礎
 6-1 各部の名称と役割
 6-2 主軸の設定
 6-3 基本のテンション制御システム
 6-4 アクチュエータ比較 使い分け

7.テンション制御問題回避策例
 7-1 巻出し軸のメカロスキャンセル
 7-2 トルク変動・ハンチング発生
 7-3 ライン速度が遅い場合の巻出し制御
 7-4 巻取ウエブの巻締り解消方法

【質疑応答】