MA包装/鮮度保持フィルム・部材を用いた青果物の鮮度保持パッケージ技術の基礎・最新動向と青果物の生理現象

果物の長期保存・青果物の収穫後生理・花・フィルム・輸出対応包装開発事例


講師



第1部 千葉大学 大学院園芸学研究科教授 博士(農学) 椎名武夫氏
第2部 東京農業大学農学部農学科教授 馬場正氏
第3部 平山正廣氏 (元・凸版印刷(株))
第4部 住友ベークライト(株) P-プラス開発部青果物評価CSセンターセンター長 溝添孝陽氏


受講料


【1名の場合】48,600円(税込、テキスト費用を含む)
【2名の場合】54,000円(税込、テキスト費用を含む)
【3名以上の場合は一名につき、5,400円加算】(税込、テキスト費用を含む)
※ 3名以上ご要望の場合は2名を選択し、備考欄にその旨お書きくださいませ
※ 当社講座は、複数でのご参加を希望される場合、1名につき5,400円で何名でも追加の申し込みができますが、同一部署に限ります。なお、別途でのお申し込みは正規料金になります。ご了承ください。
※ 特別割引とポイント割引など、2種類以上の割引は、同時には適用されません。


第1部 MA包装の基礎・設計手法および最近の技術動向と展望


【12:30-13:45】

講師:千葉大学 大学院園芸学研究科教授 博士(農学) 椎名武夫氏

【講演趣旨】
 青果物は、収穫後も呼吸、蒸散等の生命活動を維持している。呼吸は生命維持に不可欠な生理作用ではあるが、品質変化の原因でもあり、一般的には、呼吸を抑制することで品質維持が図られる。呼吸速度を抑制する方法として、低温、およびガス組成制御(低酸素、高二酸化炭素)などがある。MA包装は、被包装青果物の呼吸速度に適したガス透過性を有する包装資材で青果物を包装することで、包装内を品質保持に適したガス組成に制御する包装方法である。本講演では、MA包装の基本的な考え方、MA包装設計手法、最近の技術開発動向について解説する。

【プログラム】
1.青果物の収穫後生理
 1-1 呼吸と蒸散
 1-2 追熟と老化

2.青果物の呼吸速度に影響を及ぼす要因
 2-1 温度の影響
 2-2 ガス組成の影響

3.MA包装の基礎と設計手法
 3-1 基本的な考え方
 3-2 青果物の適正な保存ガス組成
 3-3 MA包装のガス移動モデル
 3-4 MA包装内のガス濃度変化の数値計算法

4.MA包装の最近の開発動向

【質疑応答 名刺交換】


第2部 輸出にも対応する収穫後青果物へのポストハーベスト・テクノロジー


【13:55-15:10】

講師: 東京農業大学農学部農学科教授 馬場正氏

【講演趣旨】
 野菜や果物に新たな「貯蔵ニーズ」がうまれています。今まではつくってすぐ売ればよかったイチゴでも、たとえば輸出を考えると1か月程度、鮮度を保持する貯蔵技術が必要となります。このような「貯蔵ニーズ」について解説し、それを実現する最新のポストハーベスト・テクノロジーを紹介します。さらに、これらの技術の社会実装に向けた取り組みを、イチゴ、トマト、ブルーベリー、リンゴなど具体的な事例を挙げながら詳細に説明します。

【プログラム】
1.青果物の新たな「貯蔵ニーズ」の創生
 1-1 農産物輸出への対応
 1-2 機能性青果物の貯蔵ニーズ
 1-3 加工・業務用野菜の安定供給

2.貯蔵ニーズに応えるポストハーベスト・テクノロジー
 2-1 温度制御精度の高い冷蔵庫
 2-2 多様なフィルムの利用
 2-3 エチレン作用阻害剤1-MCP
 2-4 ヒートショック処理

3.イチゴ、トマトも「貯蔵して売る」
 3-1 かびの発生抑制テクノロジー
 3-2 低温障害軽減テクノロジー

4.国産ブルーベリーをクリスマスケーキに
 4-1 香りも保持する超長期貯蔵技術
 4-2 その他の小果樹類への応用

5.CA貯蔵にも負けない「雪室」貯蔵テクノロジー
 5-1 長野県産リンゴを雪室で長期貯蔵
 5-2 野菜も雪室で貯蔵する

6.まとめ

【質疑応答 名刺交換】


第3部 青果物・鮮度保持用フィルムの最新技術動向と課題


【15:20-16:20】

講師: 平山正廣氏 【元・凸版印刷(株)】

【講演主旨】
 青果物は、収穫後の生命活動を維持している。青果物の呼吸、蒸散、代謝を制御するかである。その為に酸素、二酸化炭素、エチレン、水分等の劣化因子に対して鮮度保持する技術及びフィルム、包装について各社の技術動向と今後の課題を全般的に述べる

【プログラム】
1.青果物の鮮度保持技術について
 1-1 環境要因(生物的変質、化学的変質、物理的変質)による劣化 
 1-2 温度要因
 1-3 湿度要因
 1-4 ガス要因

2.鮮度保持技術
 2-1 CA技術
 2-2 MA技術
 2-3 予冷技術
 2-4 フィルム包装技術
 2-5 エチレン制御技術
 2-6 輸送・衝撃技術
 2-7 生物由来の抽出物応用技術

3.各社の鮮度保持技術とフィルム

4.今後の開発課題
 4-1 包装フィルムの開発・技術(CA、MA技術等)
 4-2 青果物の処理技術
 4-3 環境計測機器の対応 
 4-4 特許より

【質疑応答 名刺交換】


第4部 青果物用フィルムP-プラスの開発事例


【16:25-17:40】

講師:住友ベークライト(株) P-プラス開発部 青果物評価CSセンター センター長 溝添 孝陽 氏

【講演趣旨】
 当社は鮮度保持フィルムのトップメーカーとして20数年の事業の中で7000件の試験データを保有しております。包装時の品質を維持するためには温度や通気性の調整も必要ですが色々なポイントを抑えておく必要があります。今回その一部をわかりやすく紹介します。

【プログラム】
1.住友ベークライト概要

2.P-プラスの鮮度保持の仕組み
 2-1 青果物の呼吸量とは
 2-2 呼吸を下げるメカニズム

3.開発事例と鮮度保持のポイント
 3-1 カット野菜
 3-2 青果物
 3-3 花

4.輸出における開発事例の紹介

5.新製品の紹介
 5-1 結露防止フィルム
 5-2 防カビフィルム

【質疑応答 名刺交換】


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開催日時


12:30

受講料

48,600円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

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開催場所

東京都

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【千代田区】CMC+AndTech FORUM

【JR・地下鉄】神田駅 【地下鉄】大手町駅

主催者

キーワード

生産工学   食品技術

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