初心者向けセミナーです 【中止】摩擦攪拌接合の基礎とものつくりへの応用【Live配信/アーカイブ配信】

摩擦攪拌接合(FSW)の原理・特徴から、
接合装置、異材接合、接合強度評価、施工上のポイント、
自動車・車両などへの適用例まで

自動車・鉄道車両・航空宇宙分野を中心に適用が広がる摩擦攪拌接合(FSW)技術を丸1日で徹底解説。

セミナー受講形式を 【Live配信受講】 および 【アーカイブ配信(zoom収録)受講】 に変更しました。(2020/12/9 更新)

【Live配信受講】 の方は、講演終了後の質疑応答の時間に音声またはチャットで直接講師にご質問が可能です。
【アーカイブ配信受講】 はzoomで収録した当日の講演動画を10日間「何度でも」「繰り返し」視聴可能です。
※どちらをご選択頂いても、後日、講師に直接メールでセミナー内容に関するご質問が可能です。

【Live配信】 2021年1月27日(水)  10:00~17:00
【アーカイブ配信】 2021年2月10日(水)  から2月23日(火)頃まで配信予定

セミナー趣旨

 摩擦攪拌接合(FSW)は、英国のTWIで考案されて以来、世界各国で研究・開発が行われ、鉄道車両、土木構造物、自動車を中心として種々の産業分野で適用が進められている。この手法は、ツールと呼ばれる棒状の工具を高速で回転させながら材料と接触させ、材料との摩擦熱を利用して接合する接合法である。最高到達温度が融点に達しないので接合部における強度低下が溶融溶接に比べて小さく、変形も溶融接合に比べて少ない固相接合法である。
 本セミナーでは、摩擦攪拌接合について原理、特徴(他の接合法と比較)、接合装置の特徴、アルミニウム合金と異材接合、接合強度の評価についてわかり易く説明する。また、摩擦攪拌接合の施工上のポイントについて述べる。更に、自動車、鉄道車両、航空宇宙関係への適用例について紹介する。製造メーカで設計、製造業に携わる技術者にとって有益なセミナーであると考える。

受講対象・レベル

◇自動車・車両の製造・設計に関わる方
◇アルミを使用する製品の製造・設計に関わる方
◇業務で摩擦攪拌接合等を行っている方

セミナープログラム

1.摩擦攪拌接合(FSW)の基礎
 1.1 はじめに
 1.2 原理
 1.3 特徴
 1.4 適正接合条件範囲
 1.5 接合条件と入熱の関係
 1.6 接合部に発生する欠陥
 1.7 接合強度に及ぼす入熱量の影響
 1.8 塑性流動

2.摩擦攪拌接合装置の特徴
 2.1 摩擦攪拌接合装置に要求される仕様
  2.1.1 接合中のツール荷重
  2.1.2 接合形状への対応
  2.1.3 接合制御
  2.1.4 ツール形状および材質
   (1)ツール形状
   (2)ツール材質
  2.1.5 摩擦攪拌接合装置の開発状況
  2.1.6 今後の課題

3.摩擦攪拌接合部の組織
 3.1 摩擦攪拌接合部の材料組織
  3.1.1 断面組織
  3.1.2 攪拌部の組織
   (1)アルミニウム合金組織の特徴
   (2)組織形成
    (a)アルミニウム合金攪拌部
    (b)非アルミニウム合金の攪拌部
   (3)接合条件の結晶粒径に及ぼす影響
   (4)摩擦攪拌接合の冷却過程における再結晶粒の静的粒成長
   (5)接合後熱処理に伴う微細粒の著しい粒成長
  3.1.3 析出現象
   (1)摩擦攪拌中の析出現象
   (2)接合後人工時効処理に伴う析出変化
  3.1.4 ミクロ集合組織
  3.1.5 機械的特性に及ぼすミクロ組織の影響
  3.1.6 突合せ面の酸化物
 3.2 結晶粒微細化法としての摩擦攪拌接合
  3.2.1 結晶粒微細化の方法
  3.2.2 適用例
  3.2.3 広い範囲の結晶粒微細化
 3.3 摩擦攪拌接合中の温度分布
 3.4 残留応力とひずみ
 3.5 たわみ

4.摩擦攪拌接合における施工条件の影響
 4.1 摩擦攪拌接合性と高温変形抵抗
 4.2 アルミニウム合金の摩擦攪拌接合継手の特性
  4.2.1 引張特性
   (1) 摩擦攪拌接合とMIG
   (2) 摩擦攪拌接合とTIG
   (3)各種接合法
   (4)後熱処理
  4.2.2 疲労強度
  4.2.3 衝撃特性および破壊靭性値
 4.3 突合せ面の隙間、段差および狙い位置
  4.3.1 特有の欠陥
  4.3.2 継手強さに及ぼす突合せ面の隙間、段差、狙い位置の影響
  4.3.3 円周継手
  4.4 接合部の欠陥の非破壊検査による検出

5.アルミニウム合金/非アルミニウム合金異種材料の摩擦攪拌接合
 5.1 突合せ継手
  5.1.1 アルミニウム合金/非鉄材料
  5.1.2 アルミニウム合金/鉄鋼材料
  5.1.3 アルミニウム合金/アルミニウム合金異種材料
   (1)熱処理型合金同士の接合
   (2)熱処理合金と非熱処理合金の接合
  5.1.4 その他の材料の接合
 5.2 重ね継手
  5.2.1 アルミニウムと鋼板の接合
  5.2.2 アルミニウムと銅板の接合

6.自動車への摩擦攪拌点接合の適用
 6.1  摩擦攪拌点接合(Spot FSW)のプロセス
 6.2 Spot FSW接合の原理
 6.3 Spot FSWの強度特性
 6.4 アルミニウム合金/鋼板異種材料のSpot FSW接合
  6.4.1 課題
  6.4.2 対策
  6.4.3 接合部の強度特性
 6.5 鋼板同士のSpot FSW接合
  6.5.1 接合部の断面マクロ
  6.5.2 接合部の強度特性
 6.6 Spot FSWの長所と課題
  6.6.1 長所
  6.6.2 課題
 6.7 Spot FSWシステム
 6.8 自動車へのSpot FSW適用例
 6.9 今後の展開

7.リニア摩擦圧接

8.摩擦攪拌接合(FSW)の鉄道車両、航空宇宙関係への適用
 8.1 鉄道車両への適用
  8.1.1 鉄道車両の構造の変遷
  8.1.2 ダブルスキン構体の特徴
  8.1.3 ダブルスキン・ダブルサイド継手
 8.2 航空宇宙関係へのFSW適用
  8.2.1 ロケットへのFSW適用
  8.2.2 航空機へのFSW適用
   (1)調査研究
   (2)小型民間航空機への適用

 □質疑・応答□​

セミナー講師

ソノヤラボ株式会社 代表 山梨大学名誉教授 園家 啓嗣 氏

【専門】接合(アーク溶接、レーザ溶接、接着、超音波接合、摩擦攪拌など)
    表面処理(溶射、めっき、レーザなど) / 金属材料 / 塑性加工 / ライフサイクルアセスメント(LCA) 等
【資格】工学博士 / 技術士(金属部門) / International Welding Engineer(IWE)
    / 環境マネジメントシステム(ISO14001)審査員(補)
【コメント】御社で接合(アーク、レーザ、接着、摩擦攪拌、超音波接合)、表面処理(めっき、溶射)で
      解決したい課題がありましたら連絡ください。課題解決のための技術支援をします。

セミナー受講料

※お申込みと同時にS&T会員登録をさせていただきます(E-mail案内登録とは異なります)。

49,500円( E-mail案内登録価格46,970円 )
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料
2名で 49,500円 (2名ともE-mail案内登録必須/1名あたり定価半額24,750円)

【1名分無料適用条件】
※2名様ともE-mail案内登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。

※テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【Live配信/WEBセミナー受講限定】
1名申込みの場合:35,200円 ( E-mail案内登録価格 33,440円 ) 
※1名様でLive配信/WEBセミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
※他の割引は併用できません。

受講について

【Live配信セミナー】 をご選択の場合、以下の流れ・受講内容となります。

  • 本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申込み受理のご連絡メールに接続テスト用のURL、ミーティングID、パスコードが記されております。
    「Zoom」をインストールができるか、接続できるか等をご確認下さい。
  • セミナー開催日前日頃に、視聴用のURL等をメールにてご連絡申し上げます。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。講師へのご質問も可能です。
  • お申込みの際は、接続確認用URL(https://zoom.us/test)にアクセスして接続できるか等ご確認下さい。

【アーカイブ配信セミナー】をご選択の場合、以下の流れ・受講内容となります。

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。(配信期間は開始後、10日間の予定)
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • 視聴期間は10日間です。ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • このセミナーに関する質問に限り、後日に講師にメールで質問可能です。(テキストに講師の連絡先を掲載)

下記受講条件をご確認ください。
(1)S&T会員登録が必須になります(マイページ機能を利用するため)
  映像視聴、各種データのダウンロードなどにS&T会員マイページ機能(無料)を利用します。
(2)動画視聴・インターネット環境をご確認ください
  セキュリティの設定や、動作環境によってはご視聴いただけない場合がございます。
  必ず、以下の視聴テストおよび視聴環境を事前にご確認いただいたうえで、お申し込みください。
   ≫ 視聴テスト【ストリーミング(HLS)を確認】  ≫ 視聴環境


配布資料

  • PDFテキスト【印刷可・編集不可】のみ
    ※PDFテキストはマイページよりダウンロードいただきます。(開催の営業日2日前よりダウンロード可)

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:00

受講料

49,500円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

金属材料   機械加工・生産   自動車技術

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:00

受講料

49,500円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

金属材料   機械加工・生産   自動車技術

関連記事

もっと見る