紙製容器包装の特性、技術・市場動向、食品メーカーに求められる要件と採用例【テレワーク対応・WEBセミナー】

紙を含めた包装材料の技術動向について、
市場サンプル事例を挙げて解説!
「環境保全」や「安全性」について
食品衛生法の改正と欧州の規制をからめ、
印刷の周辺情報の現状を解説!

セミナープログラム

【13:30-15:00】

第1部 紙製包装・容器のバリア性と技術・市場動向、採用例

住本技術士事務所 住本 充弘 氏

【講演主旨】
 プラスチックを利用する包装について、使用量削減の動きが活発である。その解決策の一つとして、紙は再生可能原材料であるとの観点からプラスチックの代替として紙仕様の包装材料への移行がなされている。
 紙仕様は、腰がでるメリットがあるが、食品包装などで必要な水蒸気及び酸素バリア性がない。最近はバリア性材料をコーティングした紙も提案され、一部実用化も図られている。
 また、液体紙容器は、アルミ箔や透明蒸着フィルム、バリア性樹脂をラミネートしてバリア性を有する包装材料として使用されているが、Circular Economyの面からケミカル リサイクルのrPEが使用されるようになってきている。
 紙を含む包装材料の技術動向について市場サンプル事例などを挙げて説明し、Postコロナ及び今後のNew Normalの時代での紙仕様の包装の予測を行う。

【キーワード】
1.紙
2.紙へのバリア剤コート
3.液体紙容器
4.プラスチックのケミカルリサイクル
5.ナノセルロース
6.パルプ由来のバリア性素材
7.紙仕様の包装機械適性
8.紙仕様の包装設計

【プログラム】
1.プラスチック包装の動き
 1.1 海外のプラスチックのケミカルリサイクルの動き
 1.2 国内のプラスチックのリサイクルの動き

2.紙製容器包装の現況
 2.1 現在の各種紙仕様の包装事例と課題
 2.2 充填包装機械適性

3.紙仕様の軟包装のバリア性向上と再生適性
 3.1 国内外のバリア剤コートの紙の事例
 3.2 紙仕様の一次包装、スパウトパウチ、食品包装の事例
 3.3 冷凍食品用の紙仕様他紙素材の利用状況

4.液体紙容器のプラスチック再生材料使用の動き
 4.1 ケミカルリサイクルのrPEの利用、成形できる紙を利用した液体紙容器
 4.2 ナノセルロース利用の軽量化

5.紙仕様の普及に向けての課題及び再生再利用対策
  プラスチックはリサイクル対応が進んでいるが、紙とプラスチックのラミネート品の再生再利用法は?

6.Postコロナ、New Normalにおける紙仕様の包装
  包装業界においても各種コロナ対応が行われた。 Postコロナ、New Normalに引き継がれる傾向及び成長性のあるパッケージは何かを探る。

7.質疑応答


【15:15-16:45】

第2部 食品メーカーに求められる紙製容器包装の要件と国際標準の考え方

今田包装技術企画 代表 今田 克己 氏

【講演主旨】
 商品包装について一般消費者は目に見えるもの、あるいは使ってみてわかるものには関心を持つが、安心安全や環境保全に関しては総論では理解しているが,各論では情報が与えられないことが多い。
 ここでは包装の目に見えない機能である「環境保全」や「安全性」について食品衛生法の改正と欧州の規制をからめて、印刷の周辺情報の現状を解説する。同時に食品メーカーの新製品の市場導入プロセスとサステイナビリティをどのように商品に反映させるかを実例を挙げて紹介する。

【キーワード】
1.包装の安心安全
2.改正商品衛生法と欧州の規制
3.商品包装のサステイナビリティ

【プログラム】
1.包装のコンプライアンス
 1-1 包装材料による環境保全
 1-2 包装材料の安全性の考え方
 1-3 商品包装のサステイナビリティ

2.改正食品衛生法について
 2-1 包装関連事項の重要ポイント
 2-2 紙の国際標準印刷
 2-3 欧州のポジティブリストの例

3.紙容器新製品の開発事例
 3-1 包装設計コンセプト
 3-2 製品導入時の設計ポイント
 3-3 最終目標達成時の設計改良ポイント
 3-4 具体的仕様設計
 3-5 環境適性の変遷(素材・包材使用量)

4.まとめ

【質疑応答】

セミナー講師

第1部 住本技術士事務所 所長 技術士(経営工学部門・包装物流) 包装管理士 住本 充弘 氏

【著作】
包装技術便覧、
機能性フィルム・機能性包装・高機能プラスチックの技術市場動向レポート Vol.4、
次世代デジタル印刷の仕組みと技術的特長、軟包装・容器への応用・採用例、将来展望~Packaging 4.0, Printing 4.0時代の印刷機器・材料の開発動向~(各共著)

第2部 今田包装技術企画 代表 今田 克己 氏

【経歴】
 1976年 山口大学理学部化学科卒業
 1976年 サンスター株式会社入社 研究開発部容器研究室
     途中マーケティング部に7年間在籍
 1998年 サンスター株式会社退職。退職時オーラルケア事業部生産技術室長。
 1998年 ネスレ日本株式会社入社。パッケージング部長。
 2012年 ネスレ日本退職。退職時包装技術企画部長。
 2012年 今田包装技術企画 代表 現在に至る。

【専門】
包装の商品分野はトイレタリー商品、化粧品、食品、雑貨品、一部医薬品。
容器包装材料(商品包装設計・品質確認)
包装機械(充填包装機)
包装に関する安全・環境対応。
充填包装工程合理化。

【活動】
・日本包装技術協会 包装管理士講座講師(食品包装)
・日本包装コンサルタント協会 副会長 関西支部長
・日本包装専士会 理事
・近畿包装研究会 理事
・兵庫県技術アドバイザー(包装)
・日本防錆技術協会 講師
・その他 日本食品工学会、各種団体等での講演

セミナー受講料

【1名の場合】44,000円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:30

受講料

44,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

化学技術一般   食品包装   環境負荷抑制技術

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44,000円(税込)/人

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全国

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キーワード

化学技術一般   食品包装   環境負荷抑制技術

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