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シランカップリング剤を使うときの「今や非常識」から、
表面・界面のコントロールのための「真の基礎」まで解説!
※Zoomを使ったLIVE配信セミナーになりました。会場での参加はございません。
セミナー趣旨
シランカップリング剤は、表面や界面のコントロールのための定番である。しかし、その効果を最大限に高めるためには界面や表面での化学反応、形成されるシランカップリング剤の分子構造等を知って使うことが何より重要である。かつてはここが完全なブラックボックスであったが、演者らや他の研究者の成果でシランカップリング剤による表面や界面がどこまで分析できるようになったのか? そこから見えた表面や界面の真の姿は? 高性能化のために表面や界面をいかにコントロールすべきか? 等について解説したい。また、シランカップリング剤を使うときのかつての常識が、今や非常識になった研究結果も多く紹介する。これらを理解するために、まずシランカップリング剤の反応の基礎から解説を始める。そして、解説を進める中での「今や非常識」から表面・界面のコントロールのための真の基礎を知って頂きたい。
必要な予備知識
高分子、複合材料開発に関わる方で、以下の知識を有する方。
・大学2~3年度程度の化学と高分子化学。
習得できる知識
・シランカップリング剤の基礎
・シランカップリング剤による界面や表面の分析方法
・高強度、耐衝撃性、低吸水率目的のシランカップリング剤の活用法
・超撥水性表面の作り方
セミナープログラム
1.シランカップリング剤の反応
1-1.加水分解反応
1-2.縮合反応のコントロールが最重要
1-3.無機表面との反応と表面性質の影響
1-4.化学吸着率を向上させるためには?
1-5.TGカーブから反応性がわかる
2.シランカップリング剤による処理層と界面をいかに知るか?
2-1.さまざまなキャラクタリゼーション手法
2-2.ヘアー構造,ネットワーク構造をつくる
2-3.パルスNMRによる処理層のキャラクタリゼーション
3.シランカップリング剤と複合材料
3-1.界面はいかに強化されるか?
3-2.SP値で考える界面
3-3.パルスNMRによる界面のキャラクタリゼーション
3-4.本当はすごいインテグラルブレンド法
3-5.インテグラルブレンド法による系の反応性の分析
4.最新のトピックス
4-1.エポキシ樹脂の吸水率低減,強度向上へのシランカップリング剤の意外な効果
4-2.超撥水性の表面をつくる
4-3.シランオリゴマーの活用:文化財修復用シランカップリング剤
キーワード
表面、界面、シランカップリング剤、処理、改質、加水分
セミナー講師
大阪工業大学 工学部 応用化学科 教授 学術博士 中村 吉伸 氏
【ご専門】高分子化学
【学協会】高分子学会,日本接着学会,日本ゴム協会
セミナー受講料
55,000円(税込、資料付)
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受講について
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