自動車部材のプラスチック加飾技術
開催日 |
10:00 ~ 17:00 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 技術情報協会 |
キーワード | 自動車技術 高分子・樹脂技術 |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | [東京・五反田]技術情報協会セミナールーム |
★ 部材の軽量化、コックピット周りの変化、自動運転の実現でどのような加飾表現が求められるのか?
受講料
1名につき 60,000円(消費税抜、昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55,000円〕
【10:00-11:15】
1.自動車部材の樹脂化、軽量化に貢献できる射出成形加工技術
宇部興産機械(株) 技術開発部 部長 高取 宏幸 氏
【講座の主旨】
自動車部材の軽量化を検討する上で欠かせない樹脂化において特に射出成形による高機能成形技術とそれを可能にする成形機器の紹介を行う。
1.高機能樹脂成形技術の概要
2.型内加飾成形技術
2.1 低圧成形技術(射出圧縮成形、射出プレス成形)と成形機
2.2 表皮材貼り合せ成形:表皮材の損傷を防止する成形技術、成形機技術
2.3 フィルムインサート成形:表面転写性の向上
2.4 発泡成形技術:発泡成形の種類(ショートショット法、コアバック法)、
コアバック発泡成形技術と成形機
2.5 多色成形技術:サンドイッチ成形方法とその進化、応用事例
2.6 多色成形技術:キャビチェンジ(金型回転成形)技術と応用
2.7 多色成形技術:キラキラ加飾成形
2.8 多色成形技術:超小型金型装着式射出成形ユニット(プチ射出装置)
3.樹脂化、軽量化に貢献する成形システム
3.1 DLFT成形システム:繊維強化材の直接混合成形システム
3.2 生産性向上、成形不良低減に貢献できる成形技術
3.3 IoT対応システム
【質疑応答】
【11:25-12:40】
2.熱成形技術における自動車加飾部品への応用
(株)浅野研究所 企画開発部 部長 溝口 憲一 氏
【習得できる知識】
加飾シート成形の各種加工工法、用途、金型、品質向上などの基礎知識
【講座の趣旨】
プラスチックシートを2次加工する熱成形を利用した加飾成形の工法には、「インサート成形」および「減圧被覆成形」がある。これらの工法は色彩や形状の自由度をより高く表現でき、シートに機能性を付加しながら環境負荷の低減も可能である。本講では、「インサート向けプリフォーム成形」および「減圧被覆成形」に関する加工プロセスや成形方法などの基礎知識を深め、用途事例の紹介を交えながら解説する。
1.加飾工法と熱成形
1.1 熱成形の概要
1.2 加飾工法への応用/インサート成形&減圧被覆成形
2.プリフォーム成形(インサート成形)
2.1 加工プロセス
2.2 主な成形方式
2.3 用途事例
2.4 製品コストと品質
3.減圧被覆成形
3.1 工法概要とメリット
3.2 熱板加熱方式
3.3 用途事例
【質疑応答】
【13:25-14:40】
3.デザインの立場からみた自動車内装の役割と質感
静岡文化芸術大学 デザイン学部 デザイン学科 准教授 服部 守悦 氏
1.自動車デザインの組織と役割
2.インテリアデザインとは?
3.インテリアデザインの構成要素
3.1 インパネ
3.2 シート
3.3 トリム
3.4 その他
4.クルマにおけるユニバーサルデザイン
5.実車で見るデザインプロセス
5.1 スズキハスラー開発事例より
6.モーターショーに見る最新トレンド
6.1 本物らしさとは?
6.2 今後のインテリアデザイン
7.自動運転がもたらすモノ
【質疑応答】
【14:50-15:50】
4.自動車内装に求められるプラスチック部品の加飾デザイン
スバル用品(株) 開発部 副部長 中村 卓生 氏
【講座の主旨】
自動車内装のプラスチック部品の表面処理について、 安心と愉しさをブランド価値として掲げているいるスバルのカラーデザイナー達が、何を考え、どのようにアプローチして、お客様の期待を超える内装空間の実現を目指しているのか?事例を用いながら紹介致します。
1.スバルの考える提供価値について
1.1 安心と愉しさ
1.2 スバルのデザイン戦略
1.3 自動車内装での表現への落とし込み
1.4 カラーデザインの役割
2.プラステックの質感を高める為の表面処理手法
2.1 本物感の表現
2.2 手の込んだ表現
2.3 デザイナーの取り組み
3.プラスチック質感デザインの方向性
3.1 加飾表現に求められるもの
3.2 グレードマネージメント
3.3 加飾デザインのアイデアソース
【質疑応答】
【16:00-17:00】
5.自動車に求められるものの変化と、それに伴うデザインの進化
日産自動車(株) グローバルデザイン本部 カラーデザイン部 部長 山口 勉 氏
【講座の主旨】
グローバルな市場の中で日本の自動車デザインの位置を理解し、EVや自動運転など、これからの新しい技術に伴うデザインの可能性をCMFを中心に解説します。
1.現在の自動車市場の把握と分析
1.1 主要市場で何が起きているのか
1.2 世界のブランドスコープ
2.日本の自動車デザインに求められること
2.1 世界市場で生き残るために
3.これからの自動車市場
3.1 「EV」のもたらすもの
3.2 「自動運転」のもたらすもの
4.これからの自動車デザインの可能性
4.1 「EV」から生まれるデザイン
4.2 「自動運転」から生まれるデザイン
【質疑応答】