ＱＦＤセミナー（応用編）－守・破・離ー
QFD（品質機能展開）は、顧客要求を徹底して書き出して整理し、別途整理した品質特性との関連性をマトリクス状に明確化する事で、顧客要求の重要度を品質要素の重要度に転換して、要求に対応した機能、性能を設計します。
企画やテーマ設定担当者は、目前の事実や自分の思い込みについつい引っ張られた仕様を設定しがちですが、顧客要求から導き出した「品質表」を、必要に応じて「部品展開」「技術展開」「コスト展開」「FMEA」からQC工程表等に拡張して品質保証体系を設計する方法が品質機能展開です。製品仕様が顧客の声を基点に設定される事と、その過程が明確に残る点で、極めて優れた品質保証のツールです。
このセミナーでは、基礎編で解説した「品質展開」にとどまらず「技術展開」「業務展開」の手順と注意点につき、分かりやすい事例を挙げながら説明します。
ここで紹介された方法を実施することで、次のような変化が起こります。
- 真の品質保証が何かが分かります。
- 業務を適切に遂行するための組織のあり方が分かります。
- 顧客満足度が高く、売れる製品が企画できます。
- 思い込みで見掛け倒しの製品を販売することがなくなります。
- 短時間で効果的なQFD(品質機能展開)を作れるようになります。
- 自分たちの製品への愛着が高まります。
- 組織と製品の問題点が明らかになり、それをチーム全員で共有できます。
- チームのモチベーションが高まります。
- 無駄な残業が減ります。
皆さんの組織もこのセミナーでQFD(品質機能展開）を学習し、顧客満足度が高くて売れる製品企画を実現して下さい。
セミナー趣旨
QFD（品質機能展開）は、戦後日本ものづくりの効果と効率を改善するために、マーケットの要望を新製品開発に活かし、品質保証を源流から行うために体系化された手法です。
その内容は、モノやサービスの質に関する展開と業務の機能に関する展開にわけられますが、現在のような商品サイクルが短く分衆化されたマーケットの中では、大半が新製品開発の設計企画段階だけの利用にとどまっており、業務の機能展開まで実施している企業はほとんどありません。
また30年前に出版された参考書の通りに実施しても、「効果が上がらない」あるいは「工数がかかりすぎる」といった結果になりがちです。
本セミナーではそのような問題を解決するために、品質展開から技術展開への流れを説明するとともに、並行して行うべき業務展開を質疑も交えながら解説します。
QFDをすでに経験された方、特に実施の際に腑に落ちない点や疑問点を持った方に最適です。また基礎編を受講して、これからQFDを実施しようとしている方にもお勧めします。
モノづくりやサービス業の企画・開発や設計の源流部門から生産段階、品質保証の実務者や管理者の方々、ソフトウエアに関連する実務者など、幅広い業務の方々に有効です。
セミナープログラム
- 品質機能展開（QFD）の歴史的な流れ
- 品質機能展開（QFD）の真の効用
- 品質展開と技術展開、業務展開
- 事例研究
- まとめ
セミナー講師
國枝 麿 氏
セミナー受講料
13,750円（税込）
※ものづくりイノベーター認定者は、ランクに応じて当社主催セミナー受講料の割引が可能です。お申込み前に、お問合せフォームよりランクをご申告ください。後程、割引用のクーポンをお送りいたします。※その他クーポンとの併用不可、ご注文後の割引適用は出来ません。
受講について
【このセミナーはオンデマンドセミナーです】
ネット環境さえあれば、お好きな場所、お好きな時間に受講できます！
- 視聴期間は受講開始日より２週間です。
- タブレットやスマートフォンでも視聴できます。
- セミナー資料はPDFで配布いたします。
講師のプロフィール
関連セミナー
もっと見る-
ＱＦＤセミナー（基礎編）－その原点を考える
11,000オンデマンド
関連教材
もっと見る
関連記事
もっと見る-
情報の関係性を意識した話し方とは、学習効果を最大化する伝え方
【目次】 1. 学習効果を最大化する伝え方 とにかくつまらない。 話がダラダラ続く。 テキストに書いてあることを読み続ける... -
新製品の需要予測とは：データ分析講座（その325）需要をどう予測するのか
企業は、消費者に新しい価値を提案することで、市場シェアを拡大し、全体的な売上と利益の成長を享受したいと考えています。そのために、既存製...
