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新たな局面を迎えた難燃技術!難燃の基礎から生き残りのためのノウハウまで!
講師
富山県立大学 客員教授、京都工芸繊維大学 シニアフェロー、難燃材料研究会 会長
Ph.D 大越 雅之 先生
受講料
1名46,440円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき35,640円
学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
セミナーポイント
難燃化の技術目的は、延焼の遅延であり、火災から避難する時間を稼ぐことにあります。それにより、火災から「人命」と「財産」を守ることが最終目的であり、難燃化は社会において必要不可欠な技術です。しかしながら、市況において、現状の延長では、難燃材料の発展どころか現状維持さえも危ぶまれる状況です。将来において、生き残るためには開発や市場をシフトせねばならない段階に直面しております。今後、アジアシフトに合わせて、シェアを拡大するとともに、技術も日本ブランドとして浸透・確立せねばなりません。また、国内外の先端技術に対しては、情報収集・技術投資を実施せねばなりません。
今回は、これらの課題に対して、皆様のビジネスの参考になる基礎/ノウハウ/応用例をご紹介致します。
セミナー内容
1.高分子の燃焼と難燃
1-1.はじめに
1-1-1 高分子の燃焼
1-1-2.難燃材料とは
1-1-3.難燃機構と技術概要
1-2.臭素系難燃剤難燃機構の考察
1-2-1.熱分解とそのタイミング
1-2-2.分解物とその作用
1-2-3.ラジカルトラップとチャー形成における考察
1-3.リン系難燃剤難燃機構の考察
1-3-1.ベース樹脂の性質
1-3-2.リン系難燃剤の分解とその難燃性
1-3-3.リン系難燃剤の注意点
1-4.ナノ系難燃剤難燃機構の考察
1-4-1.ナノ系難燃剤の概念
1-4-2.その実例と難燃性
1-5.不燃化の考察
1-5-1.難燃樹脂の不燃性
1-5-2.液体不燃化に関する考察
2.難燃性の評価とその規制
2-1.樹脂材料の難燃試験
2-1-1.UL-94(5V改正状況)
2-1-2.限界酸素指数
2-1-3.コーンカロリメータ
2-1-4.新UL試験の実施例
2-1-5.その他の試験方法(発煙量,電線ケーブル試験,車両試験等)
2-2.難燃性の定量化
2-3.難燃樹脂の法的規制動向
2-3-1.特化物;三酸化アンチモン
2-3-3.臭素系難燃剤
2-3-5.その他の規制
2-4.難燃樹脂材料の動向
2-4-1.ハロゲン難燃樹脂の課題と開発動向
2-4-2.ノンハロゲン難燃樹脂の課題と開発動向
a)リン系難燃剤の開発動向
b)リン系難燃剤以外の難燃樹脂の課題と開発動向
<質疑応答>
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