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ガラスが「くっつく」には、どの因子が効いているのか?
接着剤と被着材との熱膨張係数と接着強度との関連性
ガラスに使える接着剤、ガラスを用いた接着・封止(ガラスフリット、低融点ガラス)、陽極酸化などの表面処理の選び方 、使い方
必要な予備知識
ガラスの歴史は非常に古い。しかし、ガラスは今日においても様々な分野で用いられており、我々の生活に欠かすことのできない存在となっている。このように、ガラスという素材が時代を越え、幅広く使用されている理由は、その高い透明性, 優れた化学的耐久性&加工性, 高い均質性, 入手しやすく比較的安価という特徴に起因する。そして、このガラスを用いた製品の高品質化・高付加価値化を支える主要基盤技術として、接着・接合技術および表面処理技術がある。近年の市場ニーズの多様化・高度化に伴い、これら技術にも更なる進化&深化が必要となっており、これをスピーディーに実現していくためには、ガラス素材、および、当該技術の本質理解が極めて重要となる。
本講座では、まずガラスの特徴・基本物性について解説し、近年の自動車・ディスプレイ・5Gミリ波通信分野のガラス関連製品への市場要求を踏まえ、これを具現化するために必要な接着・接合技術および表面処理技術の原理原則とキーポイントについて、具体的事例を示しながら解説する。
セミナープログラム
1.ガラスの特徴
1-1 ガラスの基本物性と製造方法
1-2 ガラス表面の理想と実態
2.ガラスが関わる接着・接合技術
2-1 自動車マルチマテリアル化における接着・接合技術
2-2 接着・接合支配因子
2-2-1 界面結合力;機械的・化学的・物理的結合
2-2-2 ガラス表面の状態制御
・清浄表面を得る(洗浄:薬液・プラズマ・機能水)
・表面粗化(ブラスト,エッチング)
・表面平滑化(メカノケミカル研磨)
3.接着剤としてのガラスの特徴と接着プロセス
3-1 ガラス接着剤
・低融点ガラスとガラスペースト
3-2 接着プロセス
・塗布(スクリーン印刷, ディスペンス)と焼成
4.ガラスと異種材料の接着・接合
4-1 ガラス-ガラス, ガラス-樹脂の接着(ディスプレイ, 自動車分野)
4-2 ガラス-他材料 (Si&金属&Ceramics) の接着・接合 (電子分野)
4-3 フッ素樹脂-銅の接着・接合(5G・ミリ波通信分野)
5.ガラスの表面処理技術
5-1 薄膜コーティング(乾式法, 湿式法, 新成膜法)
5-2 表面改質(プラズマ, イオン・電子ビーム, レーザー)
5-3 高品質薄膜コーティングガラス実現のポイント
5-4 曲面・複雑形状への均一コーティング
6.アプリケーション
6-1 ディスプレイ (車載ディスプレイを含む)
AGAR膜, 易指紋除去膜, 耐擦傷膜 (自己治癒), タッチセンサ
6-2 自動車
熱線遮蔽膜, 調光膜, 防曇ガラス, 遮音ガラス
6-3 5G・ミリ波通信
アンテナ,電磁波制御(メタマテリアルを含む)
7.まとめ
【質疑応答】
セミナー講師
MirasoLab 代表 工学博士 竹田 諭司 氏 (元・旭硝子)
セミナー受講料
1名につき50,000円(消費税抜,昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき45,000円〕
受講料
55,000円(税込)/人
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
10:00 ~
受講料
55,000円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込、会場での支払い
開催場所
東京都
【品川区】技術情報協会セミナールーム
【JR・地下鉄】五反田駅 【東急】大崎広小路駅
主催者
キーワード
無機材料 複合材料・界面技術 高分子・樹脂加工/成形前に見たセミナー
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キーワード
無機材料 複合材料・界面技術 高分子・樹脂加工/成形関連教材
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