RTM工法によるCFRP成形技術とトラブル対策

★ 成形のメカニズムや求められる樹脂特性、他の成形法との比較から 実事例、今後の課題までじっくり解説!


受講料


1名につき55,000円(消費税抜き、昼食・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき50,000円(税抜)〕


【セミナープログラム】


【10:30-12:00】


1.RTM成形の概要,成形のメカニズム


東京理科大学 理工学部 機械工学科 講師 博士(工学)松崎 亮介 氏


  【講座の趣旨】
 本講座では近年利用が進むRTM成形の概要とメカニズムについて説明します.概要ではRTM成形プロセスや使われる材料,アプリケーション例について紹介します.さらに,RTM成形の背景となる樹脂の流動や硬化に関する物理について説明します.  

1.RTM成形の概要
 1-1 RTM成形プロセス
 1-2 使用される材料について
 1-3 RTM成形例
 1-4 最新の複合材料成形の紹介

2.成形メカニズムについて
 2-1 複合材料成形の力学の基礎
 2-2 ダルシー則
 2-3 ダルシー流速と実流速の違い
 2-4 浸透係数とモデル
 2-5 連続の式,圧力場支配方程式
 2-6 一次元流れの理論解
 2-7 1点注入による放射状含浸の理論解
 2-8 非定常熱伝導と熱対流エネルギー方程式
 2-9 樹脂の粘性
 2-10 温度と硬化
 2-11 硬化反応と硬化度測


【質疑応答】


【12:45-14:15】


2.RTM工法を中心としたCFRP成形技術動向と今後の展開


金沢工業大学 大学院工学研究科 高信頼ものづくり専攻  影山 裕史 氏 


【講座の趣旨】
 近年自動車材料として注目されているCFRP/CFRTPの成形法として、一部のRTMの応用例を理解いただくと同時に、いろんな観点からの議論につなげることができればと考えている。


1.自動車用CFRP成形法の歴史
 1-1 AC成形と課題
 1-2 脱AC成形への挑戦
 1) プレス方式(SMC)の研究
 2) キャスティング方式(RTM)の研究

2.自動車用CFRP成形法の現状とRTM
 2-1 最近の自動車に搭載されたCFRP成形法
  1) レクサスLFA(C−SMC,RTM)
  2) BMW i3(HP−RTM)
  3) 外板(PCM,HP−RTM)
 2-2 RTMの変化
  1) 成形サイクル
  2) シミュレーション技術

3.今後のRTM
 3-1 RTMの特徴とニーズ
 3-2 RTMの改良
  1) 更なる成形サイクル短縮
  2) 大型成形
  3) マルチマテリアル
  4) 高靱性化、CFRTP化?


【質疑応答】


【14:30-16:00】


3.量産車初、CFRP骨格を本格搭載! RTM工法によるCFRPの強度とコストの両立


山根オフィス 代表 山根 健 氏 


1.次世代自動車への課題
 1-1 さまざまな規制とグローバルな自動車台数の増加
 1-2 背反する要求への対応が求められている

2.CO2削減のための技術
 2-1 パワートレイン改良によるCO2削減
 2-2 総合的なCO2削減
 2-3 軽量化によるCO2削減

3.電気自動車の役割と課題
 3-1 BMWにおける電気自動車の開発
 3-2 電気自動車の現状と問題点

4.自動車用材料の転換研究
 4-1 BMWにおける材料開発の取り組み
 4-2 BMWにおける材料開発事例

5.BMWの車体へのCFRP採用の取り組み
 5-1 CFRP採用ロードマップ
 5-2 量産型電気自動車へのCFRP適用設計
 5-3 量産型電気自動車へのCFRP製造プロセス開発

【質疑応答】


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

55,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

東京都

主催者

キーワード

生産工学   自動車技術

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