ゲノム・エピゲノム情報を利用した創薬の最新情報と今後の展望〜次世代シークエンスやシングルセル解析の事例、医療への関わり〜

ゲノム・エピゲノム異常とは?
がん医療ついて詳しく知りたい
次世代シークエンスやシングルセル解析とは?
最新研究情報までを事例を交え詳解します!

セミナー講師

国立がん研究センター研究所 エピゲノム解析分野 研究員 農学博士  服部 奈緒子 先生
経歴
学歴
2000年 3月 東北大学農学部 卒業
2002年 3月 東京大学大学院農学生命科学研究科修士課程 修了
2005年 3月 東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程 修了 博士号(農学)取得
職歴
2004年 4月 日本学術振興会 特別研究員(DC2)
2005年 4月 日本学術振興会 特別研究員(PD)
2006年 4月 東京大学大学院農学生命科学研究科 特任助教
2008年 4月 国立がんセンター研究所 発がん研究部 リサーチレジデント
2011年 4月 国立がん研究センター研究所 エピゲノム解析分野(名称変更) 研究員
現在に至る
■専門および得意な分野・研究
専門:分子生物学・エピジェネティクス
得意な分野・研究:
・マウス初期胚およびES細胞のエピジェネティクス
・がんエピジェネティクス
■本テーマ関連学協会での活動
所属学会:日本癌学会、日本分子生物学会、日本エピジェネティクス研究会

セミナー受講料

1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
 *1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
 *学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

セミナー趣旨

本講座では、まず、ゲノム・エピゲノム異常と疾患との関係、それらの違い、それらを知ることがどうして医療において重要なのかを、がん医療を中心に説明いたします。次に、現在のがん医療や再生医療では、どのようにゲノム・エピゲノム情報を解析しているのか、また利用しているのかを紹介いたします。その際に重要な技術である次世代シークエンスやシングルセル解析に関しても解説いたします。さらに、ゲノム・エピゲノム異常を標的とした創薬に関して、がん治療を中心に、その現状と開発状況を紹介致します。
基礎から解説するので初心者の方でも安心してご参加頂けます。プログラム項目に聞き慣れない言葉があっても大丈夫です。また、国立がん研究センターで研究されているゲノム・エピゲノムを標的とした創薬に関する最新情報を知りたい実務者の方にもおすすめの講座です。

習得できる知識

・ゲノム・エピゲノムの解析方法の最新事情
・ゲノム・エピゲノム情報の医療への応用
・ゲノム異常を標的とした創薬の現状と問題点(がん治療を中心に)
・エピゲノム異常を標的とした創薬の現状と今後の展望(がん治療を中心に)

セミナープログラム

1.ゲノムとエピゲノムの基礎
 ・ゲノムと疾患との関連
 ・エピゲノムとは何か
 ・エピゲノムと疾患との関連
 ・がん医療におけるゲノム異常の種類と特徴

   a)生殖細胞変異と体細胞変異 -遺伝性腫瘍との関係-
   b)点突然変異
   c)遺伝子増幅
   d)染色体の構造異常(転座と欠失)
 ・がん医療におけるエピゲノム異常の種類と特徴
   a)DNAメチル化異常
   b)ヒストン修飾異常
   c)クロマチン高次構造の異常
   d)エピゲノム関連因子のゲノム異常
 ・再生医療におけるエピゲノム解析の重要性
 ・ゲノム異常とエピゲノム異常の違いの意義

   a)誘発要因
   b)ゲノム異常の多いがんとエピゲノム異常の多いがん
   c)がんではない組織での異常
 ・ゲノム・エピゲノム情報の種類と解析方法
   a)特定の遺伝子領域の場合
   b)ゲノム全体の場合

2.次世代シークエンスとシングルセル解析
 ・次世代シークエンスとは
 ・次世代シークエンスの事例(ゲノム情報)

   a)全ゲノムシークエンスとエキソームシークエンス
   b)TCGAプロジェクト
   c)新しいゲノム構造異常の同定
 ・次世代シークエンスの事例(エピゲノム情報)
   a)全DNAメチル化情報の解析
   b)全ヒストン修飾情報の解析
   c)ATACシークエンスによるクロマチン構造情報の解析
   d) IHECプロジェクト
 ・シングルセル解析とは
   a)原理と意義
   b)遺伝子発現解析
   c)クロマチン構造情報の解析
 ・シングルセル解析の事例
 ・次世代シークエンスの次へ(1分子シークエンスの世界)


3.ゲノムと創薬
 ・ゲノム情報を用いた疾患診断
 ・ゲノム異常を標的とした創薬の現状と問題点
 ・エピゲノム情報をもちいた疾患診断
 ・エピゲノム異常を標的とした創薬の現状と今後の展望
 ・エピゲノム異常を標的としたがん予防の可能性


質疑応答