<企業内担当者のための>MOT(技術経営)一日速習セミナー〜MOTとしての視座を得る・実践ノウハウを学ぶ〜
開催日 |
10:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 事業戦略 技術マネジメント総合 組織開発 |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | 【品川区】きゅりあん |
交通 | 【JR・東急・りんかい線】大井町駅 |
「その問題、MOTなら解けるかもしれません…」
技術経営を一通り知っている方も、これから学ぶ貴方にも
セミナー講師
日本工業大学 技術経営大学院 教務委員長 教授 清水 弘 先生
京都大学工学部合成化学科卒業。東洋エンジニアリング(株)で化学プラントの設計部門に勤務後、1990年よりアーサーDリトル社(ADL)に参画。製造業を中心にIT企業、サービス業のイノベーションとグローバル展開に関する、戦略、技術、組織の経営課題の解決に従事。2003年よりパートナー。2010年から日本工業大学技術経営大学院で技術と経営に関する授業と研究にも従事し、2014年より教務委員長(現任)。同年にADLシニアアドバイザー(現任)。東洋ビジネスエンジニアリング 社外取締役。住田光学ガラス 監査役(現任)
セミナー受講料
1名47,300円(税込(消費税10%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
セミナー趣旨
MOT(Management of Technology)の教育カリキュラムは、1980年代にエレクトロニクス・バイオなどの技術重視型産業の台頭とともに米国で始まりました。日本でも多くの場で教育や実践がなされています。MOTで重視する技術やイノベーションの視点は、MBAの教育カリキュラムにも取り込まれMOTとMBAの融合が進んでおります。
これらは技術・社会・経済動向の知識、技術とイノベーションを中核に戦略・マーケティング・オペレーション・人と組織・会計財務・知財のマネジメント手法と経営理論、活用するための経営知識やスキル、経営課題設定と解決の実践活動などが含まれています。
本セミナーではこれらの内容のうち、一般的なセミナーでは紹介されない、日頃のビジネス上の問題を経営理論とその活用で如何に解決するか、についてご紹介したいと思います。
たとえば経営理論はビジネス上の問題としては、
・良く言われる「技術で勝ってビジネスで負けた」これを如何に打破するか
・ちょっと差別化ではなく「他社との大きな違い」をどう発想するのか
・アイデアをスピーディーに「チャリンと鳴らせる(お金に換える)」縦と横のアプローチとは
・個別ではモグラたたきになる「複雑な問題の課題設定解決」を如何に行うか
・チームを活性化する「欧米と日本の組織運営」がいかに融合しつつあるか
などに考えるヒントを与えてくれます。
受講対象・レベル
・新たなに要職に就き、時間の無い中でも学ばなければならない方(元々技術者・研究者で体系的に学んだことが無い方)
・机上の空論ではなく実務で使えるMOTを求める方
・何らかの形で一通り学んだことがあるが、もう一度おさらいしたい方(市販の本を読んでみたが、いまいちしっくり来ていない方、さらに学ぶ必要があると思っている方)
・企画・戦略の職務を遂行していく上で、(最低限)必要なMOTの知識・ポイント・MOT的な物事の捉え方・視点をおさえ、その上で自学しつつ、自社業務に落とし込んでいきたいと考えている方
小演習について:一方的な説明にならないように、わずかな時間ですが小演習の時間をとり、講師とのQ&Aの機会としたいと思います。
セミナープログラム
1 技術とイノベーションを活かした経営の枠組み
1-1 MOTとは何か、何が出来るのか
1-1-1 日本のモノづくりの価値連鎖の市場
1-1-2 技術系企業の強みの増幅と弱みの解消
1-1-3 新しい技術を活かしにくい現場
1-2 価値創造と組織経営 :アイデア〜チャリンの価値創造と組織経営の変革の両立
1-2-1 資源創出の組織経営
1-2-2 価値創造のステップ
1-3 修得すべき3つの事柄
1-3-1 フレームワークを活用した課題設定解決の実践例
・15の基本フレームワークの活用でのビジネスプラン ※
※戦略、マーケティング、イノベーションのフレームワークを用語集で提示するのみ
1-3-2 汎用的な知識・スキルに裏付けられた自信
・能力の氷山モデル 5スキル、4行動特性、4つのship
1-3-3 仲間のエコシステム
1-4 リーダーの3つの立場
1-4-1 経営に関わる
1-4-2 チーム組織をリード
1-4-3 個人の立場
2 Thinker 50(経営思想家(ファイナンシャルタイムズ))と本セミナーの経営理論
2-1 良く言われる「技術で勝ってビジネスで負けた」これを如何に打破するか
2-1-1 ローエンドと新市場型の破壊的イノベーション(クレイトン・クリステンセン)
2-1-2 事例(アップル、アイリスオーヤマ、QBハウス)
2-1-3 どう適用するか、障害を如何に解決するか
2-2 ちょっと差別化ではなく「他社との大きな違い」をどう発想するのか
2-2-1 ブルーオーシャン戦略 (チャン・キム、レネ・モボルニュ)
2-2-2 12の基本ツール その一つ「4つのアクション」 違いを強制的に思考する
2-2-3 事例(ダイソンと日本製品の違い)
2-2-4 どう適用するか、障害を如何に解決するか
2-3 アイデアをスピーディーに「チャリンと鳴らせる(お金に換える)」縦と横のアプローチとは
2-3-1 ステージゲート法(ロバート・G・クーパー)
2-3-2 オープンイノベーション(ヘンリー・チェスブロー)とチェーンリンクドモデル(S・クライン)
2-3-3 横のプロジェクトマネジメント 特にビジネスプラン
2-3-4 縦のニーズとシースのマッチのMFT (アーサーDリトル社)
2-3-5 どう適用するか、障害を如何に解決するか
2-4 個別ではモグラたたきになる「複雑な問題の課題設定解決」を如何に行うか
2-4-1 インテグレーティブ・シンキング(ロジャー・マーチン)とイシュー分析
2-4-2 考慮すべき項目を総合的に解決する課題設定と解決手法
2-4-3 事例
2-4-4 どう適用するか、障害を如何に解決するか
2-5 チームを活性化する「欧米と日本の組織運営」がいかに融合しつつあるか
2-5-1 学習する組織(ピーター・センゲ)、コンピテンシー(デビット・マクレランド)
2-5-2 ここ20年間の欧米企業の日本企業のモデルの手法化
2-5-3 どう適用するか、障害を如何に解決するか
3 ベストプラックティス事例(3M)
3-1 3つのポイント
・ポートフォリオ、インベストインイノベーション、シンプル化
3-2 技術を価値につなげるプロセス
3-3 緩さと厳しさの両立
・組織文化、アイデアファネル、技術とプロダクト開発ステップ
4 小演習
5 まとめ