クリーン資材 クリーン化について(その94)

 

【この連載の前回:クリーン化について(その93)地震対策についてへのリンク】

今回は、クリーンルームで使う資材(クリーン資材)を解説します。クリーン資材は、防塵衣、防塵紙、筆記具、ワイパー、掃除用具、クリーンマットなどがありますが、選定のポイントを解説します。

 

1.防塵衣、フード、クリーンシューズ

防塵衣、フード、クリーンシューズは、使用するクリーンルームや作業によって、要求されるものは違ってきます。白ければ何でも良いというものではありません。

 

2.防塵紙

 

3.筆記具、事務用品

ノック式のボールペン、シャープペンは発塵が多いので、持ち込みは避けたい。汚染等に敏感な製品加工工程では、持ち込まない方が良いが、持ち込みが必要な場合、インクの成分分析をしておきたい。余談だが、液漏れの可能性があるので、航空機の中には持ち込まない方が良い。製品の容器に、その旨記載してあるメーカーもある。

 

4.ワイパー

不織布は繊維が千切れやすく、発塵しやすいので、治具や製品等へは使わないようにしたい。化学繊維、例えばポリエステルが代表例だが、その他の繊維を混ぜるような加工をしているものもある。評価し、目的に合わせ、使い分けをしたい。これも防塵紙と同じで、端面から発塵する。

 

端面からの発塵を抑えるよう工夫されているが、切るとその部分が失われるので、発塵する。加工しないこと。製品品質に影響が懸念されるところ、例えば設備チャンバー内のクリーニング、真空ピンセットのクリーニング、製品容器などは、化学繊維を用いる。

 

作業台や設備のカバーなど、品質への影響が少ないところでは、不織布にするなど使い分けたい。大きさはさまざまだが、同じサイズでもメーカーによって、違いがある。不具合事例は次回にするが、評価して採用することが好ましい。

 

5.クリーンマット

紙を使うかなどの項目を評価して採用したい。不具合事例は次回説明します。

 

6.掃除用具

  • クリーン雑巾、クリーンモップ、細かいものでは、綿棒などがある。

綿棒などは、クリーン資材メーカーから調達したい。市販品は、柔らかさ、肌触りなどを優先に作られているが、短繊維のものが多い。それらは繊維のゴミが出る。

  • ハンディモップなど、静電気によってゴミ、埃を回収するタイプは、静電気の影響を受けるところでは使用しないこと。

半導体では、ウエハーが裁断され、チップになる工程以降は、静電気による品質低下が考えられる。技術、品質などの許可をもらうことが必要。

 

次回に続きます。

◆関連解説『環境マネジメント』

↓ 続きを読むには・・・

新規会員登録


この記事の著者