社長・工場長・監督者の仕事と目の付け所 儲かるメーカー改善の急所101項(その80)

6、強いモノづくり

◆ 社長、工場長、監督者それぞれの役割

 モノづくりを上手に行うために、いろいろな人がそれぞれの役割に応じた仕事の分担をしています。

 分かりやすい役割分担としては、設計部門が図面を描き、営業部門が注文を取り、技術部門が工程を作り、調達部門が仕入れ、管理部門の指示に従って製造部門が生産するといった分担です。

 今回は、それとはちょっと違う役割分担についてお話しします。「モノづくりにおける流れをどう管理していくか」といった分担について解説致します。

 まず監督者は、目の前で行われている作業の流れを見て、良いモノが上手に作られるようにするには何が必要なのかについて考え、実行してください。不慣れな作業者がいたら作業のやり方を教え、滞っている所があったら応援の手配をするなど、作業がスムーズに流れるようにするのが仕事です。現場観察とコミュニケーションが大切です。

 次に工場長は、必要な時に必要な材料が揃(そろ)い、決められた品質の製品を安全に効率良く、予定通りに作って出荷されるように、全体をみながらチェックと指示を行い、モノづくりが流れるようにするのが仕事です。こちらも現場をしっかり観察して、発生したムリ・ムダ・ムラを素早く発見し、対応していただくことです。

 そして経営者の仕事は、会社のみんなが各自仕事をきちんと行えば確実に利益が上がるように、儲(もう)けの流れが機能しているか確認することです。全社を把握して、モノづくりの方向性を決めて、レベルを上げ、仕事を作って取ってきて、工場が儲かるようにするのが仕事となります。

 それぞれの役職における役割は別々のようですが、すべてつながっています。すべての方が一段ずつ上を見て仕事をすることができると、抜けがなくしっかりとつながりができ、モノづくりは格段に強くなるでしょう。

 

今回の言葉   ...

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 監督者は作業の流れを、工場長はモノづくりの流れを、社長は儲けの流れを見よ。
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「儲かるメーカー改善の急所<101項> 」

 日本経営合理化協会出版局 柿内 幸夫 

 

◆関連解説『生産マネジメントとは』

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