ナノ・マイクロ構造による光・熱変換技術の基礎と応用〜メタサーフェスで光と熱を操る〜
開催日 |
10:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 応用物理一般 光学技術 炭素系素材 |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | 【大田区】大田区産業プラザ(PiO) |
交通 | 【京急】京急蒲田駅 |
ナノ・マイクロ構造による光・熱変換技術の原理と応用を1日速習!
メタマテリアルとメタサーフェスの基礎が学べます
セミナー講師
大阪大学 大学院工学研究科 精密科学・応用物理学専攻
工学研究科附属フォトニクスセンター 教授 博士(工学) 高原 淳一 先生
■講師略歴
1990年3月 大阪大学 基礎工学部電気工学科 卒業
1995年3月 大阪大学 大学院基礎工学研究科物理系専攻修了 博士(工学)
1995年4月 大阪大学 基礎工学部電気工学科 助手
2003年4月 大阪大学 大学院基礎工学研究科 助教授
2010年10月 大阪大学 大学院工学研究科 精密科学・応用物理学専攻 教授
2010年10月 大阪大学 フォトニクス先端融合研究センター 教授
2017年4月 大阪大学 工学研究科附属フォトニクスセンター 教授(兼)
■専門
プラズモニクス、メタマテリアル、熱輻射制御
■本テーマ関連学協会での活動
応用物理学会、日本光学会、電子情報通信学会、照明学会、Optical Society of America
セミナー受講料
1名43,000円 + 税、(資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき33,000円 + 税
※消費税につきましては講習会開催日の税率にて課税致します。
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
セミナー趣旨
近年、光吸収や熱輻射をナノ・マイクロ構造によって自在に制御することが可能となった。
これにより高効率の光・熱変換が可能となり、回折限界を超える微小空間の局所加熱、
狭帯域赤外光源、高効率白熱電球、TPV発電、放射冷却など多様な分野への応用が期待されており、
世界的にみても研究開発が盛んになっている。本講座はプラズモニクス、メタマテリアルの
研究者による、ナノ・マイクロ構造による光・熱変換技術の原理とその応用についての
体系的なコースである。
受講対象・レベル
・電子機器、機械、空調機器、自動車関連メーカーの技術者、研究者
・ナノテクと熱工学の境界領域に興味をもつ学生、研究者
必要な予備知識
・大学2年生程度の電磁気学と量子力学
・マックスウェル方程式に関する基礎知識があると、さらに理解が深まります
習得できる知識
・完全吸収体に関する理論と実験の体系的知識
・メタマテリアルとメタサーフェスの基礎
・熱輻射制御に関する最新の研究成果
セミナープログラム
1.イントロダクション
1-1 エネルギー変換と光・熱変換技術
1-2 光・熱変換のメリット
1-3 熱輸送の様式 伝導、対流、輻射
1-4 完全吸収体とその応用
1-5 熱輻射制御とその応用
1-6 最近のトピックス
2.完全吸収体・熱輻射の基礎
2-1 完全吸収体と黒体
2-2 インピーダンス整合
2-3 メタマテリアル完全吸収体
2-4 散乱断面積
2-5 プラズモニック完全吸収体
2-6 黒体輻射とキルヒホッフの法則
2-7 ステファン・ボルツマンの法則
2-8 近接場熱輻射
3.光熱変換のためのナノ・マイクロ構造と応用
3-1 ナノカーボンによる完全吸収体
3-1-1 CNT黒体
3-1-2 グラフェン完全吸収体
3-2 プラズモニック完全吸収体
3-2-1 プラズモニクスとMDM構造
3-2-2 プラズモニック導波路と共振器
3-2-3 プラズモニックカラー
3-3 局所加熱
3-3-1 誘電体、金属ナノ粒子の共鳴
3-3-2 局在表面プラズモン
3-3-3 局所加熱と温度
4.熱光変換のためのナノ・マイクロ構造と応用
4-1 熱輻射光源
4-1-1 マイクロキャビティとフォトニック結晶
4-1-2 メタサーフェス
4-1-3 熱輻射の高速変調
4-1-4 白熱電球
4-2 TPV発電システム
4-3 放射冷却とスカイラジエータ
4-4 近接場熱輻射デバイス
5.将来展望とまとめ
5-1 今後の方向性 高温プラズモニック材料、誘電体ミー共振器
5-2 まとめ