人工皮革・合成皮革の入門講座

48,600 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:30 
締めきりました
主催者 サイエンス&テクノロジー株式会社
キーワード 高分子・樹脂材料
開催エリア 東京都
開催場所 【品川区】きゅりあん
交通 【JR・東急・りんかい線】大井町駅

その構成と使用されるポリウレタン樹脂の
基本と劣化・評価の基礎知識

人工皮革・合成皮革・塩ビレザーの違い、それぞれの構成、用いられる
ポリウレタン樹脂の基礎、評価方法
研究開発、製品企画・品質管理等において人工皮革・合成皮革と
ポリウレタン樹脂に携わる方々はぜひ

セミナー講師

京都女子大学 家政学部 生活造形学科 教授 博士(工学)  榎本 雅穗 氏
専門
 透湿防水布帛における水分移動、ポリウレタン樹脂、人工皮革や合成皮革等の被服材料および、
それを用いた繊維加工、染色加工です。また、長年企業で「人工皮革・合成皮革とポリウレタン樹脂」
に関する研究ならびに商品開発に携わってきました。

受講料

48,600円 ( S&T会員受講料 46,170円、昼食・資料付 )
(まだS&T会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。
詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)
S&T会員なら、2名同時申込みで1名分無料
2名で48,600円 (2名ともS&T会員登録必須/1名あたり定価半額24,300円)

【1名分無料適用条件】
※2名様ともS&T会員登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。

セミナー趣旨

 人工皮革・合成皮革は、衣料・靴・カバン等のファッション素材や、家具・車両を含めた
インテリア素材として広く用いられています。本講演では、「人工皮革・合成皮革とは?」から
はじまり、人工皮革と合成皮革などの構造上の違い、それらに使われるポリウレタン樹脂の組成、
物性、劣化とその評価方法について解説すると共に、最近の環境対応レザーについても解説します。

セミナー講演内容

1.皮革の構成
 1.1 人工皮革と天然皮革との違い
 1.2 人工皮革
  ・人工皮革とは
  ・従来型人工皮革の製造方法
  ・人工皮革の構成
  ・環境対応型人工皮革の製造方法
  ・環境対応型人工皮革の例
 1.3 合成皮革
  ・合成皮革とは
  ・従来型合成皮革の製造方法
  ・合成皮革の構成
  ・環境対応型 無溶剤乾式発泡合成皮革
 1.4 塩ビ(PVC)レザー
  ・塩ビ(PVC)レザーとは
  ・塩ビ(PVC)レザーの用途
  ・塩ビ(PVC)レザーの構成
 1.5 「合成皮革」と「人工皮革」区分分け
 1.6 天然皮革
  ・天然皮革のの構成断面
  ・スプリットレザーとは
  ・スプリットレザーの製造方法
  ・天然皮革の表面仕上げ

2.ポリウレタン樹脂の構成と特徴
  ・ポリウレタン樹脂の合成について
  ・ポリウレタン樹脂構成成分
  ・ポリオールの特性
  ・ジイソシアネートの特性
  ・ポリオールによる一般的性能と特徴

3.様々な用途におけるポリウレタン樹脂の劣化例
  ・人工皮革、合成皮革用途
  ・エラストマー用途、塗料、接着剤、防水剤用途
  ・ポリウレタン樹脂の水分による劣化
  ・ポリウレタン弾性繊維(スパンデックス)用途
  ・ポリウレタン樹脂の光(酸化)による劣化
  ・軟質・半硬質・硬質フォーム用途
  ・ポリウレタン樹脂の熱(酸化)による劣化
  ・溶剤・薬品によるトラブル
  ・ポリウレタン樹脂のNOxによる変色
  ・添加剤による劣化防止

4.ポリウレタン樹脂の劣化に起因する耐久性の評価方法
  ・加水分解による劣化促進試験
  ・耐光性試験
  ・耐熱性試験

5.人工・合成皮革の物理的性能に関する耐久物性の評価方法
  ・耐ブロッキング性試験
  ・耐屈曲性試験
  ・耐揉性試験
  ・耐摩耗性試験

6.人工皮革・合成皮革の取り扱い絵表示
  ・合成皮革製品の取り扱い絵表示の例
  ・天然皮革製品の取り扱い表示の例
  ・スエード調製品の取り扱い表示の例
  ・合成皮革製品の取り扱い表示の例

  □質疑応答□