スキンケア化粧品の処方設計の基礎
開催日 |
10:30 ~ 16:30 締めきりました |
---|---|
主催者 | (株)R&D支援センター |
キーワード | 化粧品・医薬部外品技術 高分子・樹脂技術 |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | 【江東区】カメリアプラザ(商工情報センター) |
交通 | 【JR・東武】亀戸駅 |
スキンケア化粧品の処方を体系的に学べる大人気セミナー!
試作時の諸問題、経時安定性試験、
スケールアップ時に起こる問題点とは?
セミナー講師
(有)久光工房 代表取締役 博士(工学) 久光 一誠 氏
《略歴》
1997年3月東京理科大学大学院基礎工学研究科材料工学専攻修了
1997年4月株式会社ファンケル入社
2008年9月株式会社ファンケル退職
2008年10月より有限会社久光工房代表取締役
そのほか現在
一般社団法人化粧品成分検定協会代表理事
東京工科大学非常勤講師、神奈川工科大学非常勤講師、国際理容美容専門学校非常勤講師
セミナー受講料
55,000円(税込、昼食・資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合49,500円、
2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。
備考欄に「会員登録希望」と希望の案内方法【メールまたは郵送】を記入ください。
(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、
今回の受講料から会員価格を適用いたします。)
※ 2019年10月1日以降に開催されるセミナーの受講料は、お申込みいただく時期に関わらず
消費税が10%になります。
※ 会員登録とは
ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。
すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切掛かりません。
セミナー趣旨
化粧品も工業製品のひとつであり、適切な性能や性質をもった化粧品を作るためにはさまざまな技術的背景が必要です。
今回の講演では、化粧品の処方開発にこれから取り組もうと考えている企業、処方開発者としての第一歩を踏み出したばかりの方、研究員やOEMが組上げた処方の意味を少しでも理解したい企画立案部門の方や処方例の開発が必要な原料メーカーの方々のために、化粧品処方設計の基礎知識をわかりやすく解説します。
受講対象・レベル
化粧品の処方開発にこれから取り組もうと考えている企業
処方開発者
企画立案部門の方々
原料メーカー
セミナープログラム
1基礎化粧品の組み立て概念
2水性成分
2-1 エタノール
2-2 保湿剤
- グリセリン類
- 多価アルコール
- PEG
- ヒアルロン酸Na
- 糖類
2-3 保湿機能の優劣
2-4 分子量に占める水酸基の割合
2-5 保湿剤に期待される機能
2-6 静菌作用
2-7 感触調整
2-8 感触の距離感を調べる
2-9 感触の類似性
3化粧品の設計基礎
3-1 保湿剤の選択
3-2 実例を確認してみる
3-3 保湿剤の使われ方の実際
4油性成分
4-1 成分
4-2 炭化水素
4-3 高級脂肪酸
4-4 高級アルコール
4-5 ロウ・ワックス
4-6 油脂
4-7 エステル油
4-8 シリコーン
5溶剤型洗顔料の設計基礎
5-1 油汚れを落とす仕組み
5-2 溶剤型洗浄料
5-3 溶剤型洗浄の仕組み
5-4 クレンジングオイルで使われる油
5-5 油性成分の使われ方の実際
5-6 ぬれた手でも使えるクレンジングオイル
5-7 クレンジングオイルでよく使われる界面活性剤
6界面活性剤
6-1 界面活性剤の特徴と種類
6-2 界面活性剤型洗浄料の設計基礎
6-3 油汚れを落とす仕組み
6-4 固形石けん
6-5 洗顔パウダー
6-6 洗顔フォーム
6-7 ボディソープ
6-8 ヘアシャンプー
6-9 クレンジングジェル
6-10 界面活性剤型洗浄料の分類
6-11 洗浄料の分類
7乳化
7-1 乳化タイプ
7-2 乳化装置
7-3 乳化理論
7-4 乳化手順
8乳液の設計
8-1 単純な乳液処方
8-2 単純な乳液処方の問題点
8-3 乳化物の安定化
8-4 乳化物崩壊の過程
8-5 浮沈の抑制
8-6 凝集の抑制
8-7 合一の抑制
8-8 安定性を考慮した乳化物設計
8-9 乳化物の感触・外観
8-10 乳液・クリームで使う油
8-11 油相比率と感触
8-12 粒子径と外観・感触
9クリームの処方設計
9-1 乳液処方から見るクリーム処方
9-2 高級アルコールによるゲル形成
10特殊な乳化
10-1 D相乳化
10-2 粘土鉱物乳化
10-3 粘度の性質
10-4 高分子乳化
11品質向上剤、品質保持剤
11-1 増粘剤
- キサンタンガム
- カルボマー
11-2 油系増粘剤
11-3 酸化防止剤
11-4 金属イオン封鎖剤(キレート剤)
11-5 pH調整/pH維持
11-6 防腐剤
12試作時の諸問題
12-1 カルボマーの粘度低下
12-2 試作時の液相投入速度
12-3 試作時の冷却速度
12-4 試作原料の劣化
12-5 増粘剤のロットぶれ
13経時安定性試験
13-1 経時安定性試験の概要
13-2 加速なのか過酷なのか
13-2 どの条件を確認すればいいのか
13-3 光安定性試験
13-4 温度安定性試験
13-5 にごりや析出が見つかった場合
14スケールアップ時の諸問題
14-1 ホモミキサーが届かない
14-2 乳化釡サイズとせん断力
14-3 回転数とせん断力の関係
14-4 パス回数
14-5 試作機と生産機の関係