複合材開発でお悩みの方必見! 複合材の力学特性・実験・解析の重要なポイントを伝授(Excel実習付き)【東京:3/15】

 複合材料は、ここ十数年で、航空機産業や自動車産業を中心に、私達の日常生活のなかで広く知られる存在になりました。これは、複合材料の最大の特徴である優れた比強度・比剛性に加えて、その成形方法の進歩が大きな要因であると思われます。
 しかしながら、この軽くて強い複合材料は、非常に大きな異方性を持っているため、製品設計に初めて複合材料を用いる設計者にとっては、非常に扱いにくい材料であることも事実です。
 本セミナーでは、はじめて複合材料を用いて製品開発をされる方を対象に、材料力学の基礎から複合材料の力学と構造設計に必要な知識について解説を行います。また、Excelを用いて複合材料の諸特性を計算しながら学べるように工夫しています。
 さらに、今回はFEM(有限要素法)を駆使して構造解析を行っている技術者の方々が、複合材料の構造解析を始める際に必ず押さえておきたい点についても解説します。


講師紹介


日本大学 生産工学部教授 平山 紀夫 氏
■略歴
1986年3月 明治大学理工学部機械工学科卒業
1986年4月 日東紡績株式会社入社(FRP研究所配属)
2003年3月 日本大学より博士(工学)を取得
2007年7月 日東紡績株式会社 福島研究所 所長
2011年6月 日東紡績株式会社 取締役
2012年4月 日東紡績株式会社 常務執行役員 兼 グラスファイバー事業部門副部門長
2015年10月 日本大学生産工学部機械工学科 教授


■主な専門分野・研究分野
 先進複合材料の材料設計・材料開発
 FEMによる構造解析
 複合材料の成形方法の開発


受講対象


・はじめて複合材料を用いて製品開発をされる方
・複合材料の力学的な挙動を学びたい方
・FEM解析で異方性材料を取り扱う方


習得知識


・複合材料の力学的特性を理解できる
・複合材料の材料物性値の取得あるいは概算値の予測計算が行える
・複合材料を用いてFEM解析を行う時の注意事項を取得できる


持参物


当日はEXCELを使った実習を行いますので、EXCELがインストールされたノートPCをご持参ください。ノートPCをご持参できない方は個別にご相談ください。


プログラム


1.序 論
(1)複合材料とは
(2)複合材料の特長


2.複合材料のための力学基礎
(1)材料力学の基礎(一次元の棒のつり合い) 
(2)応力とひずみの基礎 
(3)フックの法則
(4)はりの曲げ
(5)サンドイッチはりの曲げ


3.複合材料の力学特性と複合則
(1)複合材料の力学特性
(2)複合則による力学特性の予測
(3)一方向強化複合材料の理論式
★Excelによる演習問題


4.平板の基礎
(1)薄板に作用する応力
(2)応力とひずみの座標変換
(3)等方性材料の応力とひずみの関係
(4)直交異方性板の応力とひずみの関係
(5)直交異方性板の斜め方向の特性
(6)一方向強化複合材料の力学的特性の測定
★Excelによる演習問題


5.積層材の力学
(1)積層板理論(積層板の応力-ひずみ関係)
(2)対称積層板と逆対称積層板
(3)積層板に生じる変形
(4)積層板の層間応力
★Excelによる演習問題


6.複合材料の破壊則
(1)一方向強化複合材料の単層板の強度
(2)積層板への破壊則の適用
(3)破壊則に用いる強度パラメーターの推定
★Excelによる演習問題


7.汎用有限要素法ソフトを用いた複合材料の構造解析
(1)解析モデル作成時の注意事項
(2)解析結果の評価に関する注意事項
(3)ミクロ-マクロ(マルチスケール)解析