嗅覚センサ、ガスセンサ開発における基礎と最新動向
開催日 |
12:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | (株)R&D支援センター |
キーワード | 人体計測・センシング 分析・環境化学 医療機器・医療材料技術 |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | 【江東区】カメリアプラザ(商工情報センター) |
交通 | 【JR・東武】亀戸駅 |
~バイオスニファ・探嗅カメラによる生体ガス計測応用~
疾病や代謝に起因する生体ガス成分を高感度に可視化するため
開発したデバイスとシステムを紹介
セミナー講師
東京医科歯科大学 生体材料工学研究所 センサ医工学分野 教授 博士(工学) 三林 浩二 氏
【ご活躍】
センサ&IoTコンソーシアム 会長
次世代化学材料評価技術研究組合(つくば産総研内)顧問
次世代センサ協議会 理事
化学センサ研究会 役員など
英文学術論文200編以上、学会賞受賞多数。
【著書】
・「Chemical, Gas, and Biosensors for Internet of Things and RelatedApplications」, Elsevier出版, 2019.
他多数。
セミナー受講料
49,500円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合46,200円、
2名同時申込の場合計49,500円(2人目無料:1名あたり24,750円)で受講できます。
備考欄に「会員登録希望」と希望の案内方法【メールまたは郵送】を記入ください。
(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、
今回の受講料から会員価格を適用いたします。)
※ 2019年10月1日以降に開催されるセミナーの受講料は、お申込みいただく時期に関わらず
消費税が10%になります。
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すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切掛かりません。
セミナー趣旨
呼気や皮膚ガスには、疾病や代謝と相関する超微少量の揮発性有機化合物が含まれる。生体ガス中に含まれる揮発性成分を高感度・高選択に計測することで、非侵襲的な疾患の早期診断や代謝評価が可能と考えられる。生体ガス計測では高感度・高選択性などの特性に加えて、「湿度への不感応性」「連続性」「空間性」も望まれる。
演者は、疾病・代謝に起因する薬物代謝酵素が存在することに着目し、これら代謝酵素を用いた新規な「生化学式ガスセンサ(バイオスニファ)」を開発した。また、揮発性成分を酵素反応にて光情報に変換することで、成分濃度の時空間分布を可視化する「可視化計測システム(探嗅カメラ)」を構築した。
本講演では、疾病や代謝に起因する生体ガス成分を高感度に計測(可視化)を行うために開発した上記デバイスとシステムを紹介すると共に、生体応用の結果をもとに、臨床&ヘルスケアへの可能性について解説する。
受講対象・レベル
高感度な生体ガス計測やデバイス開発、生体計測応用に関心のある方
習得できる知識
生体ガス計測の現状と今後、そして酵素や抗体を使った新しい高性能なガスセンサ&ガス可視化システムの基礎と応用、可能性を学ぶことができる
セミナープログラム
1.生体ガス(疾病・代謝)のためのバイオスニファ(探嗅センサ)
1-1 薬物代謝機能に基づく高選択性ガスセンシング
1-2 魚臭症候群に起因するトリメチルアミン用ガスセンサ
1-3 口臭成分メチルメルカプタン用ガスセンサ
2.UV-LEDを用いた高感度なバイオスニファ
2-1 呼気中エタノールとアセトアルデヒドのモニタリング
2-2 サブppbレベルでのホルムアルデヒド連続計測
2-3 アセトン用バイオスニファと脂質代謝評価
2-4 加齢臭ノネナールのためのバイオスニファ
3.生体ガスの可視化計測(探嗅カメラ)
3-1 高感度CCDを用いた探嗅カメラの開発
3-2 呼気ガスの可視化モニタリング
3-3 バイオ蛍光法による探嗅カメラの高感度化
3-4 皮膚ガスの可視化計測
【質疑応答・名刺交換】