改正RoHS指令の規制動向(フタル酸エステル類を中心に)と分析方法

49,980 円(税込)

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

このセミナーの申込みは終了しました。


よくある質問はこちら

このセミナーについて質問する
開催日 12:30 ~ 16:30 
締めきりました
主催者 (株)R&D支援センター
キーワード 化学技術一般   安全規格   電気、電子製品
開催エリア 東京都
開催場所 【江東区】江東区産業会館
交通 【地下鉄】東陽町駅

改正RoHS指令に対応した、リスクベースでの順法管理!

CEマーキングの適合宣言の企業対応としてのCAS構築の基本を解説!

講師

第1部
(一社)東京環境経営研究所 理事長 松浦 徹也 氏

【専門】
海外技術法規対応支援


第2部
日本電子(株) 科学・計測機器営業本部 SI販売促進室 MSグループ              シニアスペシャリスト(質量分析担当) 田村 淳 氏

【専門】
質量分析

【活動】
2006年 日本質量分析学会技術賞「直交加速型飛行時間質量分析計の開発」
2009年度下期~2013年度上期 日本質量分析学会講習会講師
2018年度~ 日本質量分析学会講習会講師

受講料

■ R&D会員登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
・1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。

(まだR&D会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)

受講対象・レベル

・新たに順法担当になった初級者
・RoHS(II)指令のCEマーキングの技術文書作成担当者
・RoHS指令の対象となる電気・電子部品の設計・製造・品質管理に関わっている人など

習得できる知識

・フタル酸エステル類の規制動向を踏まえたリスクベースでの企業対応
・RoHS規制対象となるフタル酸エステル系可塑剤の分析法

趣旨

【第1部】
 フタル酸エステル類は改正RoHS(RoHS(II))指令だけでなく、REACH規則、EU MDR(医療機器規則)、アメリカのCPSIA(消費者保護法)やカルフォルニア州法のプロポジション65などで規制されています。フタル酸エステル類の規制動向を踏まえて、RoHS(II)指令の要求概要の基本的要求の解説、企業が懸念しているフタル酸エステル類の移行について、測定データから対応を考えます。
 フタル酸エステル類の非意図的混入(移行)企業対応は、リスク管理となり、仕組み(Compliance Assurance System)で保証するしかありません。CEマーキングはリスクをベースとして適合を確認しますので、CASは技術文書の基本ともなります。CEマーキングの適合宣言の企業対応としてのCAS構築の基本を解説します。

【第2部】
 EU RoHS指令の2015年3月の改正により、2019年7月22日以降は電気・電子製品に含まれる4種のフタル酸エステル系可塑剤の濃度の総和が0.1 %未満に規制されることになりました。RoHS規制物質の分析法についてはIEC(International Electrotechnical Commission; 国際電気標準会議)が推奨される標準法を策定しており、規制対象フタル酸エステル類の分析法についてはIEC 62321-8が2017年3月に発行されました。
 本講座ではIEC 62321-8の推奨法、及びより簡易な新しい分析法への期待と課題について説明します。

プログラム

第1部 改正RoHS指令の規制動向(フタル酸エステル類を中心に)とその企業対応

1.序
 1.1 リスクの考え方
 1.2 摘発事例

2.RoHS(II)指令の本質
 2.1 基本的要求事項
 2.2 制限物質の動向
 2.3 CEマーキングの概要
 2.4 技術文書の構成

3.RoHS指令以外のフタル酸エステル類の規制動向
 3.1 EU GPSD、REACH規則やMDRなど
 3.2 アメリカ CPSIAやプロポジション65など

4.企業対応
 4.1 デューデリジェンスの考え方
 4.2 CAS(Compliance Assurance System)の構築手順

  
第2部 フタル酸エステル類の分析方法

1.ガスクロマトグラフ-質量分析法
 (Gas Chromatography - Mass Spectrometry; GC-MS)の基礎

2.IEC 62321-8で推奨されている分析法について
 ~精密分析:溶媒抽出GC-MS法
 ~スクリーニング:Py(pyrolyzer)/TD(thermal desorption)-GC-MS法

3.新しい簡易なプレ・スクリーニング法への期待と課題


4.今後のIEC 62321の動向


【スケジュール】
12:30~15:00 第1部 講義(途中休憩をとります)
     ↓
15:00~15:10 休憩
     ↓
15:10~16:40 第2部 講義