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【ワークショップ付き】
貴社の技術を、まだ発掘されていないニーズに結び付け、
イノベーションを起こしてみませんか?
★ 様々な市場開拓の可能性を秘める ”自動運転車” をテーマにワークショップを実施
★ 今日一日で、「矛盾」起点のイノベーション創出脳へとマインドセットしよう
講師
(株)インサイト 代表取締役 桶谷 功 氏
【専門】インサイト、戦略開発、ファシリテーション
大日本印刷を経て、J.ウォルター・トンプソン・ジャパン 戦略プランニング局 執行役員。ハーゲンダッツの高級アイスクリーム市場の創造に貢献。著書「インサイト」(ダイヤモンド社)で日本に初めてインサイト(消費者心理を起点にした戦略開発)の考え方を体系的に紹介。インサイト社設立後は、様々な業種で事業開発・商品開発・サービス開発等のコンサルティング、B to B企業でのイノベーション開発や海外での戦略開発を行っている。
近著に「戦略インサイト」。日本広告学会会員。グロービス経営大学院MBA講師。
受講料
48,600円 ( S&T会員受講料 46,170円 )
(まだS&T会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)
S&T会員なら、2名同時申込みで1名分無料
2名で48,600円 (2名ともS&T会員登録必須/1名あたり定価半額24,300円)
【1名分無料適用条件】
※2名様ともS&T会員登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
(申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
得られる知識
・貴社の技術と矛盾した潜在ニーズを結びつけることで、イノベーション開発テーマを
見出す考え方と方法論
・矛盾した潜在ニーズの探索・抽出方法、および、マネジメントを含む組織で共有する方法
・「人」を念頭に置いて、ニーズとイノベーションを浮き彫りにする、「絵コンテ」を使った
ワークショップのファシリテーション手法
対象
・事業領域が、B to C、またはB to B to Cで、間接的であっても人と何らかの接点をもつ
製品やサービスに関わられている方
・経営、経営企画、研究開発企画、事業開発、事業企画、技術戦略、商品開発、
市場・消費者調査、生活者研究などに関わられている方
・ビジネスイノベーションやテクノロジーイノベーションの開発や推進に関わられている方
かつ、個人の才能や技術だけに頼らないで、ノベーションの開発テーマを創出する
「方法論」や組織で再現できる「仕組み」を新たに構築したいとお考えの方
※ ご注意 ※
講師の所属企業と競合する企業・団体に所属する方のご受講は
お断りすることがございます。
(例: 調査会社 戦略コンサルティングファーム デザイン会社 等)
趣旨
日本企業の多くが、優れた技術を持ちながら、なかなか社会にインパクトを与えるようなイノベーションを生み出せないでいます。イノベーションとは、単なる技術革新ではありません。人々がまったく自覚していない潜在的なニーズや欲求を、思いもかけなかった方法で叶えることこそがイノベーションです。
では、イノベーションにつながるような潜在ニーズとは、いったいどのようなものでしょうか?どう発見すればいいのでしょうか?
実は、多くのイノベーションが、人間の「矛盾」するようなニーズや欲求を叶える形で生み出されてきました。iPhoneも、Airbnbもしかり。人間は、実に都合のいい、非合理的な「矛盾」や「相反」を内包するニーズや欲求を抱きます。しかし、非合理的であればあるほど、無意識のうちに理性的に却下するため表面に現れず、「潜在化」することになります。つまり、この「矛盾」したニーズこそが、イノベーションにつながる「潜在ニーズ」なのです。
本講座では、この「矛盾」したニーズ(潜在ニーズ)を、どのようにしてあぶり出し、解像度を高め、イノベーション開発テーマを見出すのか、多くの事例をもとに考察を深めていきます。その中で、モノからサービスへ、UX、感性品質などへ、議論の領域を広げていきます。また、目標とするイノベーションレベルに合わせて、どう本質的なニーズを抽出するか。さらに、技術・モノ偏重になりがちな仕事環境の中で、常に「人」を念頭にニーズや感情にアクセスし、マネジメントを含めて組織でどう共有していくか、進め方や方法論についても紹介します。
後半は、実践的なワークショップ演習。「自動運転車」をテーマに、異業種のメンバーで構成されたグループで、取り組んでいただきます。
プログラム
1.「矛盾」したニーズを叶える、一見「矛盾」した解決策に、イノベーションのタネがある
1.1 矛盾したニーズを解決したイノベーション事例
・iPhone/Airbub/フリクションペン/ライザップ/LINEスタンプ・・・
1.2 なぜ、矛盾したニーズ(潜在ニーズ)を解決することがイノベーションにつながるのか?
1.3 矛盾したニーズとは何か?
1.4 一見矛盾した解決策とは何か?
1.5 矛盾したニーズ/解決策の3分類と事例
・Conflict(矛盾)型ニーズ/解決策
・Friction(葛藤)型ニーズ/解決策
・Trade-off(相反)型ニーズ/解決策
1.6 矛盾ニーズからイノベーション開発への構造・フレームワーク
2.矛盾の構造:矛盾ニーズ・欲求は、どこに潜在しているのか?
2.1 人の根源的なニーズ・欲求:Human truth
2.2 製品カテゴリーへの欲求:Category truth
2.3 ニーズ・欲求の3分類
・理性的なニーズ:Functional needs・・・頭
・情緒的なニーズ:Emotional needs・・・心
・感覚的なニーズ:Sensory needs・・・五感
2.4 感性品質:Perceived Quality
3.目標とするイノベーションレベルに合わせて、ニーズ・欲求の矛盾レベルを設定する
3.1 矛盾ニーズの根源度を上げれば、イノベーションレベルが上がる
3.2 「馬」しかない時代に、潜在ニーズから「自動車」をつくれるだろうか?
・製品カテゴリー内での矛盾:「馬」というカテゴリー内での矛盾
・根源ニーズと製品カテゴリー間での矛盾:「移動」と「馬」の矛盾
・根源ニーズ間での矛盾:「移動」と「時間・手間・・」の矛盾
3.3 解決策のカテゴリー視野を広げると、イノベーションレベルが上がる
:馬→乗り物→移動
3.4 解決策の領域を広げると、イノベーションレベルが上がる
:製品・サービス・UX・ビジネスモデル・・・
3.5 あくまで「馬」をつくれ、売れと言われたら、どうするか?
4.矛盾ニーズからイノベーションへの開発プロセス
4.1 自社の技術的な強みの棚卸し
4.2 市場機会の3領域から、矛盾抽出のスターティングポイントを設定
・Target:「人」の拡大
・Situation:使用・利用「シーン」の拡大
・Purpose:使用・利用「目的」の拡大
4.3 ニーズ・欲求の間にある「矛盾」の発見・抽出
4.4 一見矛盾するような「解決策」の創出
4.5 矛盾の解決を実現する技術・仕組み・ビジネスモデルの構築
4.6 プロトタイピングと検証
5.組織での取り組み方
5.1 意思決定者(トップマネジメント)とのすり合わせ
・目的/アウトプットイメージ/イノベーションレベル等、目標設定の共有が必須
5.2 関与(インボルブメント)を高めるメリット
5.3 部門横断的な「創発的な取り組み」
5.4 矛盾イノベーション・ワークショップ
6.確実に来る未来を想定して考えるイノベーション
6.1 確実に来る未来
6.2 未来におけるシチュエーション設定
6.3 未来の矛盾ニーズをどう探索するか?
6.4 「人」の短編ドキュメンタリーの「絵コンテ」を描く
6.5 イノベーション後の「人」の姿を「絵コンテ」で描く
7.演習ワークショップ:「自動運転車」
7.1 「自動運転車」における人の矛盾ニーズを探る
・自動運転車の人の行動・感情・気持ちを「絵コンテ」にする
・矛盾したニーズ・欲求を見つけ出す
7.2 矛盾ニーズを解決する、イノベーションテーマを開発する
・一見矛盾するような「解決策」になっているか
・イノベーション後の人の姿を「絵コンテ」で描く
・実現への技術・仕組み・ビジネスモデルを考える
7.3 各グループから発表
7.4 投票(相互評価)・講評・まとめ
□□ Q&A、および感想・気付きの共有 □□
【キーワード】イノベーション、ビジネスイノベーション、テクノロジーイノベーション、カテゴリーイノベーション、矛盾、葛藤、相反、ニーズギャップ、潜在ニーズ、消費者心理、消費者行動観察、エスノグラフィ、生活者、インサイト、顧客インサイト、消費者インサイト、ドキュメンタリー、絵コンテ、ジョブ理論
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