CFRP/CFRTPおよびGFRPの開発動向と強度向上の具体的方法【大阪開催】
開催日 |
12:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | (株)R&D支援センター |
キーワード | 繊維・炭素系素材技術 化学技術 |
開催エリア | 大阪府 |
開催場所 | 【大阪市淀川区】滋慶医療科学大学院大学 |
交通 | 【JR・地下鉄】新大阪駅 |
繊維強化プラスチック(CFRP、CFRTP、GFRP)の最新情報を紹介し、強度向上のための具体的な方法を明示する!
受講料
R&D会員登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
★1名様申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。
講師
京都工芸繊維大学 名誉教授 工学博士 高橋 雅興 氏
受講対象
・レベル ・プラスチック成形加工の技術・開発に携わる方
・化学・自動車・家電等メーカーの技術・開発に携わる方
・繊維強化プラスチックの最新情報と強度向上に関心の深い方
習得できる知識 ・繊維強化プラスチックの材料・成形加工の開発動向
・繊維強化プラスチックの弾性率・強度・破壊に関する実用的知識
・繊維配向と界面接着力強化による強度向上の実用的知識・応用
趣旨
軽量化による燃費向上の期待から、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の自動車分野への本格的な適用が検討されており、量産車への採用も現実的になってきている。量産には熱可塑性樹脂を母材とするCFRTPが向くが、強度の問題からエポキシによる熱硬化がまだ中心となっている。このような現実を背景に、本セミナーではプラスチック・化学・自動車・家電等の技術・開発に携わる方々を対象として、繊維強化プラスチックの最新情報を紹介し、強度向上を目指す。本セミナーの特長は、(1)図示やデータによるやさしい解説、(2)強度向上の具体的な方法の明示、(3)X線CTによる3次元観察例にある。
プログラム
1.繊維強化プラスチックの開発動向
1-1 自動車におけるCFRPとCFRTPの適用可能箇所
1-2 NEDOの「ハイサイクル一体成形」
1-2-1 超高速硬化エポキシ樹脂の開発
1-2-2 多点注入による高速樹脂含浸
1-3 CFRTPの成形加工技術の開発動向
1-3-1 高速スタンピング成形と内圧成形
1-3-2 射出成形(直接成形、ハイブリッド成形)
1-3-3 Bond Laminates 社の技術開発
1-3-4 現場重合ナイロン6を用いた連続繊維強化CFRTP
1-4 NEDOの「サステナブルハイパーコンポジット技術」
1-4-1 CFRTP中間基材の開発
1-4-2 一方向性基材と等方性基材の曲げ強度
1-4-3 高速成形と接合技術
1-4-4 ダブルベルト・プレスを用いた連続含浸
2.繊維強化プラスチックの弾性率
2-1 一軸配向材料の弾性率:縦引張・横引張・せん断・曲げ
2-2 繊維長増加による引張弾性率の向上
2-3 繊維の配向による引張弾性率の向上
2-4 一軸配向と二次元・三次元にランダム配向材料の比較
3.繊維強化プラスチックの強度
3-1 強度は何で決まるか
3-2 一軸配向材料の強度:縦引張・横引張・せん断・曲げ
3-3 繊維の配向と引張強度・曲げ強度の向上
3-4 繊維に加わる引張応力とせん断応力の分布
3-5 臨界繊維長とは
3-6 界面せん断強度(IFSS)の測定法
3-7 破壊モード:樹脂/界面破壊と繊維破断
3-8 破壊モードに及ぼす繊維長の影響
4.強度向上の具体的方法
4-1 繊維長・界面の接着力・繊維配向
4-2 界面接着性の向上
4-3 シランカップリング剤:ガラス繊維
4-4 樹脂と炭素繊維の相互作用
4-5 樹脂と炭素繊維の表面・界面エネルギー
4-6 マレイン化PP/酸化処理CFの相互作用
4-7 変性PP/炭素繊維の界面せん断強度
4-8 一軸配向材料の繊維方向と直角方向曲げ強度
4-9 樹脂自身の強度・弾性率が及ぼす影響
5.射出成形と長・短繊維の配向
5-1 キャビティー内の速度分布と流線
5-2 高分子の配向と繊維の配向
5-3 成形品厚み方向の繊維配向分布
5-4 メルトフロントでの繊維配向の観察(X線CT)
5-5 ウェルド部における繊維配向の観察(X線CT)
5-6 コンピューター・シミュレーションの予測との比較
5-7 X線CT画像から繊維の配向分布関数を求める
【質疑応答・名刺交換】