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廃プラスチックの最新リサイクル技術の動向
全国49,5002024-05-20
~ 樹脂の選択・改良、界面の重要性とその改善 ~
炭素繊維 ― 樹脂界面設計の考え方、CFRP物性との
相関性から各種評価事例まで、じっくり解説します!
講師
名古屋大学 大学院工学研究科 材料デザイン工学専攻
助教 博士(工学) 入澤 寿平 氏
受講料
1名につき 50,000円(消費税抜、昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき45,000円〕
プログラム
【習得できる知識】
・最近の関連研究動向
・炭素繊維,CFRP(CFRTP)の基本
・CFRP,CFRTPにおける樹脂選択の考え方
・炭素繊維-樹脂の界面接着性改善の考え方
【講座の趣旨】
近年,自動車用CFRPの開発が進められる中で,熱可塑性樹脂を母材とした 炭素繊維強化熱可塑性樹脂(CFRTP)への期待が高まっている。CFRPにおいて 炭素繊維と母材樹脂の界面接着力が,その力学物性を大きく左右する重要な因子となる。 特にCFRTPでは作製工程で化学反応を伴わないため,界面接着力の制御は非常に難しい。
本講座では,関連研究の最近の動向,炭素繊維やCFRPの基本から紹介するとともに, CFRP中における界面接着力の重要性について解説する.また,特に近年注目が高まるCFRTPに おける界面制御手法について自身の研究を踏まえて紹介する。
1.炭素繊維・CFRPの基本
1-1 炭素繊維とCFRPの歴史
1-2 炭素繊維の強さの由来
1-3 CFRPの考え方と界面の重要性
2.炭素繊維・CFRPの研究開発動向
2-1 国内外で実施される関連研究開発動向
2-2 低価格炭素繊維への挑戦
2-3 CFRPの高速成形を可能とする熱可塑性樹脂の適用
2-4 CFRPのリサイクル技術
2-5 炭素繊維への表面・サイジング処理の現状
3.CFRTSとCFRTP
3-1 マトリクス(母材)に用いる樹脂の選択
3-2 CFRTPのメリットとデメリット
3-3 高含浸を実現するCFRTPの成型技術
4.CFRTP中における界面接着力の改善手法
4-1 繊維表面に付与した含酸素官能基の効果
4-2 界面の接着性評価
1) フラグメンテーション法
2) マイクロドロップ法
3) 引抜試験
4-2 熱可塑性樹脂を母材とする難しさ
4-3 新しい炭素繊維-樹脂界面接着力の改善手法
5.炭素繊維・CFRPのリサイクル
5-1 リサイクル技術開発の現状
5-2 種々リサイクル技術の特徴とリサイクル炭素繊維の評価
5-3 リサイクル炭素繊維の界面特性
6.サステナブルなCFRPの実現に向け
6-1 完全循環(リサイクル)可能な樹脂の選択
6-2 次世代CFRTPとしての高力学物性と耐熱性の両立方法
7.まとめ 〜未来への展望〜
【質疑応答】
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