CMOSイメージセンサ と応用システム 〜性能進化と機能進化の最新技術動向: 車載、Computer Vision等応用技術〜
開催日 |
10:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 電気・電子技術 |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | 【大田区】大田区産業プラザ(PiO) |
交通 | 【京急】京急蒲田駅 |
CMOSイメージセンサの基礎から高性能化、新しいイメージセンサの開発動向まで詳解!
3Dビジョン、センサフュージョン、ディープラーニング、エンベデッドビジョン等の現状と今後!
講師
名雲技術士事務所 所長 名雲 文男 先生
・ソニー(株)中央研究所、同システムカメラ事業部長
・東京メトロポリタンテレビジョン(MXTV)(株)常務取締役
・(株)シーアイエス 常務取締役
セミナーポイント
固体イメージセンサの元祖CCDの時代は終焉。追い落としたCMOSセンサの撮像性能も早や成熟期に到達した。新しい撮像技術の開発軸はセンサ単体の性能進化からシステム融合による機能進化へと移行しつつある。本講ではそれらの技術進化について解説する。
前半は CMOSイメージセンサの基本技術を解説する。まずCMOS性能進化を支えたCCDセンサの要素技術を、次いでデジタルカメラやスマホカメラなど“見るためのカメラ”の進化を支えるCMOSセンサならではの技術を解説する。その上で、CMOSセンサが迎えた理論限界に迫る“性能成熟”の現状と同センサに残された課題を理解する。最後にCMOSセンサの機能進化という新しい挑戦と、CMOS越えを狙う新しいイメージセンサの開発動向を紹介する。
次に、コンピューティングとの融合をベースにして“機能進化”を始めたCMOS撮像システム技術について解説する。現状のデジカメやスマホカメラ等の見るための撮像=Human Vision=では 画像性能を向上させる“Digital Imaging”から3D撮像など、新しい撮像機能を創造する“Computational Imagingへ” と進化しつつある。一方で次の主役の自動車やロボットのための撮像技術=使うための撮像=Machine Vision=では画像から情報を抽出する“Computer Vision”技術が機器内に組み込まれる実用レベルまで完全に到達している(Embedded Vision)。本講後半ではこうした“機能進化”の主役技術である“コンピューティングとの融合”をベースにした“3D Vision”、“Sensor Fusion”そして“Computer VisionからEmbedded Vision技術へ”の進化を解説する。
≪この講座を受講して得られる情報・知見≫
CMOSイメージセンサ技術の全容
1.イメージセンサ技術の概要
2.CMOSイメージセンサ
・基礎技術
・高性能化技術
・現状と課題
・新しい挑戦=機能進化
3.新しいイメージセンサの開発動向
CMOS撮像システム機能進化の全容
1.新しいImaging技術
・3D Imaging
・Computational Imaging
2.Computer Vision技術の概要
・Sensor Fusion
・画像のDeep Learningの概要
・Embedded Vision
セミナー内容
1 CMOSイメージセンサ:撮像の“性能進化”
1.1 イメージセンサ、進化の概要
1.2 CCDイメージセンサとセンサ要素技術
1.3 CMOSセンサ技術とその進化
1.3.1 CMOSイメージセンサ技術
1.3.2 CMOSセンサの撮像性能進化
1.3.3 CMOSセンサの性能成熟と課題
1.4 新しい撮像素子 研究開発動向
1.4.1 CMOSセンサの機能進化
1.4.2 新光電変換技術
1.4.3 新概念のイメージセンサ
2 CMOSセンサの応用技術:撮像の“機能進化”
〜3D撮像などの新しい撮像機能から自動車やロボットのための撮像技術まで〜
2.1 CMOS撮像システムの最新動向
2.1.1 ヒューマンビジョン=見るための撮像
2.1.2 マシンビジョン、ロボットビジョン=使うための撮像
2.2 最新の3Dイメージング
2.3 デジタルイメージングとコンピュテーショナルイメージング
2.3.1 デジタルイメージング=高品位画像合成技術
2.3.2 コンピューテーショナルイメージング=新しい撮像機能を創出する技術
2.3.3 センサフュージョンとデュアル/マルチカメラ
2.4 コンピュータビジョンそしてエンベデッドビジョン
2.4.1 3Dビジョン
2.4.2 画像のディープラーニング
2.4.3 ゴールはエンベデッドビジョン
3 まとめ:撮像技術の進化軸
<質疑応答>