循環型繊維イノベーション最新技術 ~環境配慮素材・ナイロンのバイオ再資源化・WAONAS®による循環実装まで~【LIVE配信・WEBセミナー】

★2026年7月27日WEBでオンライン開講。一般社団法人日本繊維技術士センター 西中 久雄 氏、鹿児島大学 加藤 太一郎 氏、日本毛織株式会社 馬場 武一郎 氏の3名が、循環型繊維イノベーション最新技術 ~環境配慮素材・ナイロンのバイオ再資源化・WAONAS®による循環実装まで~ について解説する講座です。


■本講座の注目ポイント

 日本の繊維産業では、政府が示した「繊維ビジョン」「資源循環ロードマップ」を背景に、バイオ由来・リサイクル繊維などサステナブル素材の開発が加速している。ナイロンでは酵素分解を用いたBMR技術や海洋生分解型素材の研究が進展。さらに、日本毛織による衣類回収の長年の取り組み、Breeza®による再生糸技術、制服の水平リサイクル、WAONAS®のような地域連携型循環モデルが、服を捨てない社会づくりを具体化。本講座では、循環型繊維イノベーション最新技術について解説する。

【項目】※クリックするとその項目に飛ぶことができます

    セミナー趣旨

    ■本セミナーの主題および状況

    ★日本の繊維産業では、政府が示した「繊維ビジョン」「資源循環ロードマップ」を背景に、バイオ由来・リサイクル繊維などサステナブル素材の開発が加速している。ナイロンでは酵素分解を用いたBMR技術や海洋生分解型素材の研究が進展。さらに、日本毛織による衣類回収の長年の取り組み、Breeza®による再生糸技術、制服の水平リサイクル、WAONAS®のような地域連携型循環モデルが、服を捨てない社会づくりを具体化。本講座では、循環型繊維イノベーション最新技術について解説する。


    ■注目ポイント

    ★繊維製品の環境配慮設計の概要、製品化からリサイクルの全行程での環境配慮ポイントについて学習できる!

    ★ナイロンのケミカルリサイクルや資源循環研究分野の知識について学習できる!

    ★バイオマス由来モノマーや次世代循環型素材の開発に関する知識について学習できる!

    ★水平リサイクル(繊維to繊維)を成立させるための素材・技術要件について学習できる!

    ★WAONAS®を核とした資源循環と価値共創の可能性について学習できる!

    セミナープログラム

    【第1講】 加水分解酵素が拓くポリアミド(ナイロン)のバイオロジカルな再資源化研究

    【時間】 13:00-13:30

    【講演主旨】

     著者らは「ゴミ」という概念をなくす循環型社会の実現をめざし、ポリアミド(ナイロン)を対象に再資源化研究を行っている。最近では、独自のナイロン加水分解酵素群(Nyl series)と化学的前処理を組み合わせることで、ナイロンを高効率にモノマーへ戻すバイオロジカル・モノマー・リサイクル(BMR)技術を提案した。また、ゴーストギア問題やマイクロプラスチック化を解決するために、海洋環境で生分解を受ける次世代ナイロンの開発も進めている。本発表では、元素(炭素/窒素)をどのように循環させるかという視点からナイロン資源循環研究の展望を紹介し、皆様と議論を深めたい。

     

    【プログラム】

    1. GHG削減の課題と循環型社会

    2. ナイロンが環境へ与える負荷

    3. ナイロン資化微生物・酵素の探索と基礎研究の歴史

    4. 独自のナイロン分解酵素群(Nyl series)の特徴と役割

    5. 化学前処理+酵素加水分解の組み合わせによるBMR技術のコンセプト

    6. 高分子ナイロン含有製品への適用と分離技術

    7. 海洋環境におけるナイロンの環境へのインパクト

    8. 次世代海洋生分解性ナイロン「iNylon」のコンセプト

    9. iNylonの光劣化メカニズムおよび実環境暴露試験の結果

    10. BMR技術+次世代ナイロンが拓く循環型社会のビジョン

    質疑応答

     

    【キーワード】

     ポリアミド、ナイロン、酵素、ケミカルリサイクル、資源循環、海洋生分解

     

    【講演の最大のPRポイント】 

     ポリアミド(ナイロン)が地球環境に与える負荷を改善する方法として、分解酵素を用いたケミカルリサイクル技術と、海洋環境にて分解しやすい次世代生分解性ナイロンの開発という二方面からの開発研究を紹介します。1970年代に日本で発見されたナイロン分解酵素を世界に先駆けて社会実装したいと研究を進めています!

     

    【学習できる知識】

     本発表によって、ポリアミド(ナイロン)材料や高分子劣化・生分解性材料分野や、Nyl seriesを含む加水分解酵素の改変や反応機構解明等の酵素工学・遺伝子工学分野、またナイロンのケミカルリサイクルや資源循環研究分野の知識を習得できます。また、海洋環境におけるマイクロプラスチック問題やゴーストギア対策に取り組む環境諸問題や、バイオマス由来モノマーや次世代循環型素材の開発に関する知識も習得可能です。プラスチック資源循環戦略や脱炭素政策に関わる行政担当者にも有益な内容であり、また材料科学・環境科学・バイオテクノロジーを学ぶ大学および企業研究者にとっても、学際的な観点から最新の研究動向を学べる機会を提供します。

     


    【第2講】 服を捨てない社会へ ーニッケ『WAONAS®』がつなぐ資源循環の輪

    【時間】 13:40-14:55

    【講演主旨】

     衣服の大量生産・大量廃棄は、気候変動や資源制約を深刻化させています。本講座では、日本における衣類廃棄の実態と政府の資源循環ロードマップを概観したうえで、日本毛織(ニッケ)が25年以上にわたり取り組んできた衣類回収の歴史と、リサイクル繊維混紡績糸「Breeza®」による技術革新、高校制服での水平リサイクル実証事例を紹介します。さらに、衣料品回収・循環プロジェクト「WAONAS®」を題材に、企業・学校・自治体が連携して「服を捨てない社会」を実現するための仕組みと、そこから生まれる教育的・社会的・経済的価値について、専門外の方にもイメージしやすい形で考えていきます。

     

    【プログラム】

    1.序論:衣服廃棄問題と世界・日本の動向
     ・衣類のマテリアルフロー
     ・EUエコデザイン規則(ESPR)と日本の資源循環ロードマップ

    2.ニッケの衣類回収の歩み
     ・ECONETWORK®/ECOSHIP®による回収・再資源化スキーム
     ・法制度と実務運用上のポイント

    3.技術革新と実証事例
     ・リサイクル繊維混紡績糸「Breeza®」の特徴と環境性能
     ・駒場学園高等学校「循環型制服プロジェクト」の取り組み

    4.「WAONAS®」がつなぐ資源循環の輪
     ・循環アライアンス構想と「WA」に込めた3つの想い
     ・水平リサイクルの課題と産官連携(NEDOプロジェクト)の動向
     ・WAONAS®の今後の展望とビジネス・教育へのインパク

    質疑応答

     

    【キーワード】

     サーキュラーエコノミー/衣類廃棄問題/衣類のマテリアルフロー/繊維to繊維リサイクル/循環型制服/WAONAS®/資源循環ロードマップ/サステナブル素材/産官学連携/Consortium for Fiber to Fiber(CFT2)

     

    【講演の最大のPRポイント】 

     制服や身近な衣類を題材に、日本発の「服から服へ」循環モデルの最前線を、25年以上の実務経験と具体的なプロジェクト事例に基づき、技術・ビジネス・教育の三つの視点から立体的にお伝えします。

     

    【学習できる知識】

    ・日本における衣類のマテリアルフローと資源循環政策の最新動向

    ・衣類回収・リサイクルスキームを構築する際の実務上のポイント

    ・水平リサイクル(繊維to繊維)を成立させるための素材・技術要件

    ・制服などユニフォーム分野における循環型モデル設計の具体例

    ・産官学連携によるサステナブル材料・製品のビジネス開発の方向性

    ・WAONAS®を核とした資源循環と価値共創の可能性


    【第3講】 繊維分野の環境配慮素材

    【時間】 15:05-16:20

    【講演主旨】

     日本の繊維産業は縮小の一途ですが、2022年5月に経済産業省より「繊維ビジョン」「繊維技術ロードマップ」が公表され、その中の大きな課題の一つとして「サステナビリティに対応する繊維技術」が2030年に向けた課題としてまとめられた。
     繊維産業は素材・糸加工・製編織・染色・縫製(製品化)と工程が長く、工程全体で環境配慮の必要があり、そのガイドラインが出され2030年、2040年に向けた「繊維製品の資源循環ロードマップ」(2024年6月)も策定された。
     そのような中で環境配慮素材としてバイオ(由来)繊維、リサイクル繊維が挙げられており、その素材動向と認証制度等について解説する。

     

    【プログラム】

    1.日本の繊維産業の現状

    2.繊維製品の環境配慮設計ガイドライン

    3.繊維製品の資源循環ロードマップ

    4.繊維分野の環境配慮素材
     (1)バイオ繊維(植物由来繊維)、プロテイン繊維
     (2)リサイクル繊維

    5.認証制度

    6.終わりに

    質疑応答

     

    【キーワード】

     バイオ繊維、植物由来繊維、生分解繊維、リサイクル繊維、繊維製品のリサイクル

     

    【講演者の最大のPRポイント】 

     繊維会社に40年ほど勤務し、素材開発、用途開発等に携わりながら、国内の繊維縮小の中で海外技術移転も経験し、また繊維関連協会を通じて繊維産業全体も観てきました。
     現在はJTCCの理事長として、繊維産業への貢献のため、講演会、教育講座等で官・民・学の最新情報をまとめ、講演等をしています。

     

    【学習できる知識】

     ・繊維製品の環境配慮設計の概要:製品化~リサイクルの全行程での環境配慮ポイント

     ・繊維の多様化(素材開発)の現状

     ・環境配慮繊維製品の認証制度

     他産業の方にも参考になると思います。

    セミナー講師

    第1部  鹿児島大学  大学院理工学研究科 理学専攻 教授  加藤 太一郎 氏 
    第2部  日本毛織株式会社  衣料繊維事業本部 マーケティング部 / 専門部長 兼 販売促進課 課長  馬場 武一郎 氏
    第3部  一般社団法人 日本繊維技術士センター  理事長  西中 久雄 氏

    セミナー受講料

    【1名の場合】55,000円(税込、テキスト費用を含む)
    2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。

    主催者

    開催場所

    全国


    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

    開催日時


    13:00

    受講料

    55,000円(税込)/人

    ※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

    ※銀行振込

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