生成AI・AIエージェント活用による知財戦略の進め方―国内外ツールの使い分けとAI事業者ガイドラインv1.2対応を踏まえて―

弁理士の方へ:<日本弁理士会 継続研修認定対象講座>
当講座は日本弁理士会の継続研修としての認定講座です。研修を受講し、所定の申請をすると、外部機関研修として外部機関研修として3単位が認められます。

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    セミナー趣旨

      従来の知財戦略策定・IPランドスケープ(IPL)は、膨大な公報の読み込み・分類・ノイズ除去といった「作業」に多くの工数を奪われ、本来の目的である「経営・事業への戦略提言」にリソースを割けないというジレンマを抱えてきました。生成AIによる拡張でこの構造は一変しつつありますが、単発のチャット利用では「作業の一部自動化」にとどまり、戦略価値の創出にはなお距離があります。
      2025年から2026年にかけて本格化したのは、計画立案・ツール実行・検証・レポート作成までを自律的にこなす「AIエージェント」の実務活用です。MCP(Model Context Protocol)を介した特許DB連携、マルチステップ推論、Human-in-the-loopによる品質担保が組み合わさり、IPLは「分析の場」から「意思決定の場」へと再定義されつつあります。一方で、AI事業者ガイドラインv1.2、AI推進法(2025年成立)、知財推進計画2025のAI関連KPIなど、遵守すべき政策・ガバナンスの枠組みも整備が進んでいます。
      本セミナーでは、知財戦略の基礎を短時間で俯瞰したうえで、AIエージェントを組み込んだIPLの実践ワークフローを具体ツール(AI Samurai/Patentfield AIR/Summaria等)を用いたデモで提示します。競合分析・ホワイトスペース探索・経営報告の3ケースを各25分で深掘りし、最後に国内政策動向を踏まえた導入・ガバナンス設計と組織づくりに落とし込みます。知財部門を企業の「知のハブ」へと進化させるための、実装可能なノウハウを体系的に提供します。

    受講対象・レベル

    ・知的財産部門、研究開発部門、新規事業開発部門、経営企画部門のリーダー・マネージャー層
    ・IPランドスケープ(IPL)・特許調査の実務経験があり、AI活用で業務を一段高度化したい方
    ・生成AIを試したが「使いこなし」と「ガバナンス」に課題を感じている方
    ・経営層・事業部門に響く知財提言を目指す方

    セミナープログラム

    1.知財戦略の基礎とAIがもたらすパラダイムシフト
     1-1. 知財戦略の要点俯瞰
      ・知財活動の5つの発展段階(ディフェンス→ビジョン)の到達点診断
      ・経営・事業に評価される知財活動の3条件(数値・仮説・タイミング)
     1-2. IPLの到達点と限界
      ・「分析」偏重で「戦略創造」に至らない構造的理由
      ・工数配分の実態データ(作業70%:思考30%を逆転できるか)
     1-3. 生成AIからAIエージェントへ
      ・生成AI・AIエージェント・マルチエージェントの違いと2026年現在の到達点
      ・MCP(Model Context Protocol)と特許DB/社内DB連携の意味
      ・主要モデルの知財業務適性比較:GPT-5系、Claude Opus 4.x、Gemini 3系、国産LLM(GENIAC由来)
      ・パラダイムシフト:「作業代替」から「思考・提言のパートナー」へ
    2.AIエージェントを組み込んだ戦略的IPLワークフロー
     2-1. 事業戦略起点のテーマ設定
      ・経営課題・事業課題と知財課題の紐付けフレーム
      ・AIによる仮説構築:複数シナリオ並走型プロンプト
     2-2. 人とAIの協業モデル(Human-in-the-loop)
      ・任せる領域/判断する領域の切り分け原則(可逆性・責任・専門性)
      ・スクリーニング・分類工数の削減事例(実測データに基づく)
      ・ハルシネーション検出を組み込んだ二重化ワークフロー
     2-3. デモ:エージェントによる自動化ワークフロー
      ・デモ①:公報分析
      ・デモ②:ポートフォリオ分析
     2-4. プロンプト設計の勘所
      ・構造化プロンプト(役割・前提・制約・出力形式)の実例
      ・うまくいかない時のデバッグ手順(反復・分解・検証)
    3.ケーススタディ
     3-0. ケース選定の考え方
      ・頻度×インパクトで選定した3ケース。M&A技術DDと経営報告の要素は各ケースに分散
     3-1. ケース①:競合他社の動向分析&「勝ち筋」発見
      ・AIによる競合ポートフォリオ俯瞰と強み・弱み抽出
      ・後発企業が先発企業に勝つための空白領域特定
     3-2. ケース②:新規事業のためのホワイトスペース探索
      ・異業種特許データ×市場データ×論文データの統合分析
      ・AIによる事業機会仮説の生成と検証プロセス
      ・注意点:AI生成仮説の鵜呑み防止チェックリスト
     3-3. ケース③:経営層への戦略提言レポート作成
      ・「刺さる」レポートの構成原則(結論先行・数値根拠・選択肢提示)
      ・AIによるドラフト生成→人によるブラッシュアップの工程
      ・役員会・事業部会議それぞれへの最適化テクニック
    4.導入・ガバナンス・組織づくり/Q&A
     4-1. 2026年時点の国内AI政策・ガバナンス動向
      ・AI事業者ガイドラインv1.2の知財実務への含意
      ・AI推進法(2025年成立)と事業者の留意事項
      ・知財推進計画2025のAI関連KPIと産業界への期待
      ・JPO審査・審判におけるAI関連論点(除くクレーム、発明者性ほか)
      ・機密情報・営業秘密の取扱いと社内規程整備のポイント
     4-2. 導入ステップと組織づくり
      ・スモールスタートから全社展開へ:12か月ロードマップ雛形の解説
      ・自社業務フローに合わせたツール選定の判断軸
      ・知財部門を「知のハブ」に進化させる人材・評価・風土
    Q&A


    *途中、小休憩を挟みます。

    セミナー講師

     よろず知財戦略コンサルティング 代表 医学博士  萬 秀憲 氏

    ■ご略歴
    花王(株)にて医薬部外品、化粧品等の商品開発に従事。
    大王製紙(株)にて家庭紙製品の商品開発に従事、知的財産部門を立上げ、執行役員知的財産部長などを務めた。
    退職後、よろず知財戦略コンサルティング代表、現在に至る。
    ■ご専門および得意な分野・ご研究
    知的財産戦略その他知的財産関連のコンサルティング。
    家庭紙製品、医薬部外品、化粧品等の商品開発のコンサルティング。
    本テーマ関連のご活動
    日本知的財産協会 特許委員会小委員長、ライセンス委員会委員、紙パルプ技術協会特許委員会委員、
    ナノセルロースフォーラム知財戦略ワーキンググループ委員などを歴任。
    知財・無形資産ガバナンス協会 生成AI活用推進協議会 共同代表

    セミナー受講料

    【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 46,200円(税込(消費税10%)、資料付)
    *1社2名以上同時申込の場合、1名につき35,200円

    【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 51,700円(税込(消費税10%)、資料付)
    *1社2名以上同時申込の場合、1名につき40,700円
    *「見逃し視聴あり」でお申込の場合、当日のご参加が難しい方も後日セミナー動画の視聴が可能です。

    学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。

    主催者

    開催場所

    全国

    受講について

    • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
      (開催1週前~前日までには送付致します)
      ※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
      (土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
    • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
    • Zoomを使用したオンラインセミナーです
      →環境の確認についてこちらからご確認ください
    • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
      →こちらをご確認ください

    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

    開催日時


    13:00

    受講料

    46,200円(税込)/人

    ※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

    ※銀行振込、コンビニ払い

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