＜特別企画＞ どうする！ 製品含有化学物質管理のはじめの一歩

～ 化学品を扱う皆様のお悩みに寄り添って ～

製品含有化学物質の管理、情報伝達は、どうすべきか？
chemSHERPA、JIS Z 7201、製品含有化学物質管理ガイドライン等を理解。

講師

SDS研究会 代表　立教大学大学院 講師、東京工芸大学 講師　吉川 治彦 先生

■ 主経歴
　三菱化学(株)、(株)日立製作所において、蛍光体、半導体素子、HDD、LCD等の
研究開発に従事。
　2001年3月より、(一財)化学物質評価研究機構にて高分子の劣化原因究明、
化学物質の危険性・有害性評価、暴露・リスク評価に関する研究を行い、
GHS関係省庁連絡会議事業におけるGHS危険有害性分類業務、企業のSDS作成業務、
化学物質管理コンサルティング等の業務に従事。
　2015年7月　(一財)化学物質評価研究機構　安全性評価技術研究所　主管研究員
　2018年3月　(一財)化学物質評価研究機構を退社
　2018年4月　SDS研究会を設立

　大学院及び大学講師、企業の技術顧問、化学物質管理コンサルタントとして、GHS分類、SDS作成、化学品規制、国連危険物輸送勧告等において、きめ細かい教育、提案を展開。日本心理学会認定心理士（リスク心理学等）。

■ 主要著書
「EU新化学品規則　REACHがわかる本」（共著）工業調査会（2007.8）
「化学物質のリスク評価がわかる本」（共著）丸善出版（2012.11）
「化学品の安全管理と情報伝達　SDSとGHSがわかる本」（共著）丸善出版（2014.4）

■ 専門・得意分野
　GHS分類、SDS作成を含む化学物質の危険性・有害性の評価、暴露・リスクの評価及びその社会技術への応用展開。

受講料

1名41,040円(税込（消費税8％）、資料付)
＊1社2名以上同時申込の場合 、1名につき30,240円
＊学校法人割引 ；学生、教員のご参加は受講料50％割引。

セミナーポイント

■ 講演ポイント
　欧州では製品中の含有化学物質をREACH規則、RoHS指令等で規制している。この傾向は他の国々へも波及しつつあり、化学品を輸出する際には各国の製品含有化学物質規制に対応することが求められる。
　本セミナーでは、製品含有化学物質の管理に初めて直面し、お困りの皆様へ、日本、欧州等の製品含有の化学物質管理の法規制の概要について解説し、なぜ、輸出時に製品含有化学物質の管理が必要になるのか？ について講義します。製品含有化学物質について、どのように対応すれば、社会的責任を果たすことになるのか？ について、本セミナーでは化学品を扱う皆様のお悩みに寄り添い、最善策を考えます。

■ 受講後、習得できること
・日本、欧州等の製品含有化学物質規制の理解
・製品含有化学物質管理の仕組みの理解
・製品含有化学物質の情報伝達の概要の理解
・chemSHERPA、JIS Z 7201、製品含有化学物質管理ガイドライン等の概要

セミナー内容

1.日本、欧州の製品含有化学物質管理の概要
　1.1　日本の化学品の法規制（化審法、安衛法、化管法、毒劇法、食品衛生法、
　　家庭用品規制法等）の概要
　1.2　欧州の化学品の法規制（REACH規則、RoHS指令等）の概要
　1.3　その他の国の製品含有化学物質管理の状況

2.製品含有化学物質管理はなぜ必要か
　2.1　ハザードからリスクベースの化学物質管理へ
　2.2　サプライチェーンマネジメントとは
　2.3　コンプライアンスとは法令遵守でよいのか？
　2.4　自律的なマネジメントシステムの構築へ

3.製品含有化学物質の情報伝達の概要
　3.1　JIS C 0950:2008（電気・電子機器の特定の化学物質の含有表示方法）（J-Moss）
　3.2　JIS Z 7201:2017（製品含有化学物質管理−原則及び指針）
　3.3　MSDSPlus、AISからchemSHERPA へ
　3.4　製品含有化学物質管理ガイドライン第4版（JAMP）等

4.ケーススタディ
　4.1　川上、川中、川下での問題点の整理
　4.2　化学物質の混入はどのような時に起きるか
　4.3　まとめと質疑応答

（質疑応答）