都市農業における人工光型植物工場の現状と今後の展開の可能性
開催日 |
12:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | バイオ技術 生産工学 |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | 【大田区】大田区産業プラザ(PiO) |
交通 | 【京急】京急蒲田駅 |
~ 大阪府立大学植物工場研究センターを事例に ~
スマート農業として再び注目を集めている植物工場の現状や今後の動向、
必要な各種設備やトラブル事例など、参入に必要な知識を全てお届けします!
★ 具体的なコストや栽培のシステム・栽培のフローごとの注意点など、実務に携わる講師ならではの講義が聞けるセミナーです。
講師
公立大学法人大阪府立大学 植物工場研究センター センター長 増田 昇 先生
■ ご略歴:
1952年大阪に生まれ、77年に大阪府立大学大学院修士課程を修了する。大学院修了後、77から85年の間、民間コンサルタンツに勤務し、主にニュータウン開発に携わる。85年には大阪府立大学農学部の助手に転職し、97年に教授になり、2015年から生命環境科学研究科の研究科長と植物工場研究センター長を兼務する。2017年3月に定年退官し、現在は、大阪府立大学の名誉教授で植物工場研究センター長を務めている。
日本造園学会会長や日本都市計画学会副会長等を歴任し、大阪府や大阪市、堺市等の都市計画や景観、並びに、大阪府農業振興地域整備審議会等の審議会委員、一般財団法人都市農地活用支援センター理事に就任している。
■ 専門および得意な分野・研究:
専門はランドスケープ・アーキテクチュアー(緑地学)で、主に都市や地域の文化的景観の保全や魅力的な景観形成とともに、都市農業の振興や農村の再生に係わる研究に従事している。
また、近年は都市農業における植物工場、特に、人工光型植物工場の今後の展開論を研究している。
■ 本テーマ関連学協会での活動:
日本学術会議・農学委員会・農業生産環境工学分科会連携会員として持続可能な都市農業の研究に従事、日本都市計画学会での都市農地の保全と活用に関する研究に従事
受講料
1名41,040円(税込(消費税8%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき30,240円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引
セミナーポイント
■ はじめに
都市農業振興基本法が2016年に施行されて以降、消費者と直接接する都市農業が着目されている中で、都市農業の意義や役割をまず理解するとともに、植物工場、特に、多段式の栽培が可能となる人工光型植物工場の現状の解説と今後の展開の可能性を探る。
■ ご講演中のキーワード:
施設農業、植物工場、人工光型植物工場、都市農業、スマート農業、精密密農業、6次産業化、
■ 受講対象者:
・今後、人工光型植物工場に参入しようとされている方
・特に、農業分野外で、植物工場に応用できる技術を持っている方
・現在、農業に従事している方で、経営改善を目指し、法人型農業への展開を考えられている方
・現在、植物工場に参入しているが、経営上や技術上の課題を持っている方
・本テーマに興味のある方なら、どなたでも受講可能です。
■ 必要な予備知識:
本テーマに興味のある方なら、特に予備知識は必要ない
■ 本セミナーで習得できること:
・都市農業の現状と課題を理解できる
・施設農業、特に、植物工場の現状と今後の可能性を理解できる
・都市における新たな農業展開として人工光型植物工場の今後の展開論が理解できる
・スマート農業の展開に向けた植物工場の可能性が理解できる
セミナー内容
1.都市農地・農業をめぐる近年の動向と課題
・都市政策・農業政策から捉えた都市農地の位置づけ
・都市農業振興基本法・基本計画の概要
・農地法・生産緑地法・税制改正等の概要
2.都市における植物工場を含む施設農業の現状と課題
・3大都市圏の都市農業の現状と課題
・植物工場を含む施設農業の現状と課題
・持続可能な都市農業の実現に向けた施設農業(特に植物工場)の重要性
3.都市農業における植物工場展開の可能性
・植物工場の定義と歴史(植物工場とは)
・植物工場を支える各種設備
・植物工場をめぐるビジネス上の現状と課題
・大阪府立大学植物工場研究センターの施設概要
・同センターにおけるコストダウンを可能にする栽培工程と今後の課題
・植物工場で発生するトラブルと対応の事例
4.多段式人工光型植物工場の可能性
・期待される側面(メリット)
・スマート農業の実現に果たす植物工場の可能性
・課題とされる側面(ディメリット)
5.植物工場の担い手の育成
・社会人向け人材育成プログラムの紹介
・学生向け人材育成プログラムの紹介