失敗事例から学ぶ 機械設計トラブルの実践ケーススタディ

 ~トラブルのない機械要素技術を身につけるために~
☆本セミナーでは、機械設計において実際に発生したトラブル事例をもとに、機械要素の選定や使い方を誤ったことによって生じる典型的な失敗と、その原因・対策を解説します。
 転がり軸受、直進機構、ねじ締結、溶接などを題材に、設計段階で何を考慮すべきかを装置設計の視点から学びます。
Zoomを使ったWEBセミナーです。在宅、会社にいながらセミナーを受けられます。 

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    セミナー趣旨

     機械設計のトラブルは、多くの場合、機械要素の選定や使い方を誤ったことから発生する。たった一か所でも判断を誤れば、装置全体が正常に機能しなくなる。
     ベテラン設計者は、実務を通して経験知として蓄積している場合が多い。若手の設計者の機械要素に関する技術の入手は、ベテラン設計者が要した経験と期間が必要となるが、このような時間は許容されず、短時間化が望まれる。
     本講座では、機械設計にて実際に発生したトラブル事例をもとに、機械要素の選定・使い方に潜む典型的な失敗と、その原因・対策を解説する。講義では、転がり軸受、ねじの緩み止め、リンク機構、溶接など、装置設計において重要な機械要素を取り上げ、実際の機械装置を例に、設計のどこに問題があったのか、どのように対策すべきかを装置設計の視点から説明する。
     また、過去30年にわたり装置設計を担当してきた講師が実際に経験したトラブルを、概要・原因・対策としてまとめた著書『機械のトラブルシューティング解説55事例』を配布し、本講座の教材として使用する。

    受講対象・レベル

    ・機械設計の実務経験が3~5年程度ある方。
    ・これから設計判断を担い、設計者として独り立ちしていく段階にある機械設計技術者。
    ・若手設計者の指導を担い始めた機械設計技術者。

    必要な予備知識

    機械設計の実務経験があり、転がり軸受、直進案内、ねじ締結等の機械要素について基本的な理解のある方

    習得できる知識

    ・機械要素の動作原理を踏まえた、設計における正しい使い方と応用の考え方
    ・実際のトラブル事例から学ぶ、設計段階で見落とされやすい判断ポイントと注意点
    ・回転機構・直進機構において、荷重条件や構造の考慮不足によって起きる典型的な不具合
    ・ねじ締結や溶接のトラブルから理解する、設計時に明確にしておくべき前提条件と指示内容
    ・ベテラン設計者が経験知として身につけている、同種トラブルを防ぐための設計上の着眼点

    セミナープログラム

    1.トラブルを未然に防ぐための設計の前提条件
    ― 機械要素以前に、設計段階で確認すべき基本事項 ―
     1-1.設計の考え方
     1-2.加工ができるかを考えた構造
     1-3.組み立てができるかを考えた構造
     1-4.測定ができるかを考えた構造

    2.回転機構における機械要素の使い方の誤りとトラブル事例
    ― 転がり軸受の使い方を誤った場合に何が起きるか ―
     2-1.回転転がり軸受のトラブル事例と対策
      (1) 回転軸受の軸方向ガタの除去
      (2) 遠心力によるベアリングの破損
      (3) 小型モータ軸受の過大荷重による破損
      (4) 除振台上の回転軸受駆動用ベアリングの破損
      (5) マイクロメータヘッド衝撃による位置決め不良
     2-2.回転転がり軸受の周辺要素と注意点
      (1) カップリング
      (2) 不釣り合いとバランス
      (3) 軸・ハウジング構造と加工

    3.直進機構における案内要素の使い方の誤りとトラブル事例
    ― 直進転がり軸受の選定ミスが装置動作に与える影響 ―
     3-1.直進転がり軸受の種類と特徴
      (1) 循環型直進軸受
      (2) クロスローラーベアリング
      (3) ボールスプライン
     3-2.直進転がり軸受のトラブル事例と対策
      (1) エアシリンダ同期不良による異常動作
      (2) モーメント荷重による動作不良
      (3) クロスローラ軸受の干渉

    4.ネジ緩みのトラブル事例と対策、緩み防止法
    ― ネジの緩みを引き起こす設計上の見落とし ―
     4-1.ネジの弛み事例
      (1) 固定部品の昇温降温によるネジの緩み
      (2) 摩擦力を用いて固定した歯車と回転軸の緩み
      (3) 歯車固定ネジの緩み
      (4) 締結不良による回転機構への影響
     4-2.ネジの緩み止め法の特徴、動作、使用方法などを紹介

    5.溶接を前提とした装置構造で起きたトラブル事例
    ― 設計時の指示・前提条件の重要性 ―
     5-1.不適切な材料選定
     5-2.シーム溶接の問題
     5-3.溶接による変形
     5-4.材料不良による漏れ


    キーワード:
    機械設計,機械要素,トラブル対策,セミナー

    セミナー講師

    米屋技術士事務所 代表 金友 正文 氏 (元 (株)日立製作所 中央研究所)

    【ご経歴・ご活躍】
    (株)日立製作所にて、30年にわたり装置の試作から生産技術までを担当。
    半導体製造検査装置、外部記憶の製造評価装置、医用装置の設計から立ち上げまで幅広く携わり、多くのトラブル対応を経験。
    また、小惑星探査機「はやぶさ」のキュレーション設備の設計・製作を指揮。
    2012年より米屋技術士事務所を開設。

    【執筆】
    月刊誌『機械設計』(日刊工業新聞社)に機構設計に関する記事を連載中。
    「トラブル事例の紹介」
    「ポイントを押さえて実機の設計に活かす力学の考え方 基礎と応用」
    「特許調査による機械設計者のための機械技術の紹介と解説」
    著書
    『機械のトラブルシューティング解説 55事例 経の巻』(2018年4月、秀和システム)
    『トラブルを未然に防ぐ「設計の考え方」』(2022年1月、通信教育講座JTEX日本技能教育開発センター)

    セミナー受講料

    58,300円(税込、資料付)
    ■ 会員の方あるいは申込時に会員登録される方は、受講料が1名58,300円(税込)から
     ・1名49,500円(税込)に割引になります。
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