New! <演習で学ぶ>生成AI時代のR&D:つまずかないAI活用とコーディング
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セミナー趣旨
生成AIの導入は,研究開発のプロセスと技術戦略に大きな変革をもたらしつつある.特に大規模言語モデル(LLM)の進歩により,アルゴリズム実装,コード生成,デバッグ,リファクタリングといった作業が高速化し,研究者やエンジニアの生産性とR&D全体の進め方に質的変化が生じている.しかし,実際の現場では,必要な情報の整理不足や前提知識の不一致,説明の粒度のミスマッチ,誤った推測に基づくコード生成,長い指示や複雑な処理に対する破綻など,LLM特有の課題が依然として見られる.
本講演では,近年の研究動向を踏まえて整理した実践的アプローチを紹介する.COTによる問題分解,ICLによる条件付け,Test time computingの推論精度の向上,複数LLMの使い分けなど,LLMの特性に基づく方法を中心に,研究開発におけるコーディングを安定して進めるための具体的ポイントを示す.これらの手法を適切に用いることで,生成AIを活用したつまずかない研究開発を習得することを目標とする.
セミナープログラム
1 導入
1.1 背景と目的
1.2 AIが研究開発にもたらす変化
1.3 つまずきの構造とAI活用の意義
2 LLMの基礎
2.1 AIとLLMの概要
2.2 LLMの仕組みとスケーリング
2.3 トークン,コンテキスト,COT,ICL,Reasoning
3 AIコーディングのテクニック
3.1 COTとICLの使い方
3.2 言語変換としてLLMを使う基本原理
3.3 サンプルコード・仕様書を使った実装手順
3.4 複数LLMの使い分けとモデル特性
3.5 実行環境と効率的な開発フロー点
4 実例と応用
4.1 ICP実装例
4.2 pycolmapを用いたSfMの実装例
4.3 AIの限界事例
5 AI時代に求められるスキル
5.1 コード読解力と仕様化能力
5.2 AIとの協働に必要な姿勢
5.3 まとめと今後の展望
セミナー講師
内山英昭(うちやまひであき) 氏
奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 情報科学領域 サイバネティクス・リアリティ工学研究室(CAREラボ)
准教授(博士(工学))
<略歴、等>
2006年3月 慶應義塾大学 理工学部 情報工学科 卒業
2007年9月 慶應義塾大学大学院 開放環境科学専攻 修士課程 修了
2010年9月 慶應義塾大学大学院 開放環境科学専攻 博士課程 修了
2010年10月−2012年6月 フランス国立情報学自動制御研究所 博士研究員
2012年7月−2014年3月 株式会社東芝 研究開発センター
2014年4月 九州大学大学院 システム情報科学研究院 助教
2018年4月 九州大学 附属図書館 准教授
2021年4月 現職
拡張現実感のためのコンピュータビジョン技術の研究に従事.2012年より3年間,拡張現実感に関する国際会議International Symposium on Mixed and Augmented Reality(ISMAR)の論文選定委員を歴任.2015年のISMAR及び2016年のVR学会で開催されたvisual SLAMの性能を競うトラッキングコンペティションを運営.visual SLAMのオープンソースのライブラリであるATAM(Abecedary Tracking and Mapping)を開発[1].拡張現実感に用いられる位置合わせ技術に関する本[2]や解説論文[3]を執筆.
[1] https://github.com/CVfAR/ATAM
[2] AR(拡張現実)技術の基礎・発展・実践 (設計技術シリーズ),科学情報出版(第一章担当)
[3] E.Marchand, H.Uchiyama and F. Spindler, “Pose Estimation for Augmented Reality: A Hands-On Survey,” IEEE Transactions on Visualization and Computer Graphics, vol.22, pp.2633-2651, 2016.
セミナー受講料
お1人様受講の場合 53,900円[税込]/1名
1口でお申込の場合 66,000円[税込]/1口(3名まで受講可能)
受講について
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受講料
53,900円(税込)/人





