★実務経験豊富な講師が複雑な“構造⇔物性”の関係をスッキリと説明! 毎年好評のセミナーです!
セミナー趣旨
ポリウレタンは原料、構造、応用分野とも大変幅広いポリマー材料であるため、受講者の専門や興味関心に可能な限り合わせて講義する。また、個別の技術相談にも応じるので、受講者の課題解決にも有効。
習得できる知識
ポリウレタンの基礎から応用展開まで幅広い知識。特に原料選択や設計と、得られる材料の構造や物性の関係について。また劣化機構とそれに基づく対策について。
セミナープログラム
【講演項目】
第1部 ポリウレタンの基本
1.ポリウレタンとはどんなポリマーか
2.ポリウレタンの分類
3.ポリウレタンの合成,製造
4.ポリウレタンの原料
5.ポリウレタンの分類
5.1 形態による分類
5.2 分子構造による分類
第2部 ポリウレタン原料の特徴と選定法
1.イソシアネート
1.1 イソシアネートとは
1.2 イソシアネートの特徴
1.3 イソシアネートの分類
1.4 芳香族イソシアネート類
1)MDI
2)TDI
1.5 脂肪族イソシアネート類
1)HDI
2)IPDI
3)H12MDI
1.6 その他のイソシアネート類
1.7 ブロックイソシアネート
1.8 イソシアネートの特性
1.9 イソシアネートの合成・製造
1.10 イソシアネートの反応
1.11 イソシアネートの誘導体
1)ウレタン・アロファネート
2)ウレア・ビュレット
3)イソシアヌレート(3量化)
4)カルボジイミド・ウレトンイミン
5)その他の誘導体
2.ポリオール
2.1 長鎖ポリオールの分類
1)ポリエーテル
2)ポリエステル
3)ポリカーボネート
4)ブタジエン系
5)植物油系ポリオール
6)ヒマシ油ポリオール
2.2 短鎖ポリオール
2.3 アミン類
2.4 ポリオールの種類とポリウレタンの物性
3.触媒
3.1 触媒の分類
1)金属触媒
2)アミン触媒
3.2 触媒の機能
第3部 ポリウレタンの応用技術
1.熱可塑性エラストマー(TPU)
2.熱硬化性エラストマー(TSU)
3.弾性シーラント
4.弾性繊維
5.ポッティング材
6.人工皮革・合成皮革
7.塗料
7.1 塗料の設計
7.2 塗料用イソシアネート硬化剤
8.接着剤
9.バインダー
10.フォーム
10.1 硬質フォーム
10.2 軟質フォーム
第4部 ポリウレタンの分子構造と合成法
1.ハードセグメントとソフトセグメント(一次構造)
2.高次構造(相分離構造)
3.合成法〜構造—物性の関係
1) ワンショット法造
2) プレポリマー法と構造
5.ポリオール鎖長と構造
6.原料組成比と構造
7.イソシアネートと分子設計
第5部 ポリウレタンの劣化と安定化
1.劣化現象
1.1 黄変
1.2 強度低下
2.熱劣化
3.光劣化
4.加水分解
5.安定剤の場合
5.1 光劣化の場合
5.2 加水分解の場合
第6部 ポリウレタンの評価法
1.FTIR 〜組成解析、構造解析〜
・イソシアネート
・ポリオール
・ ウレタン
・アロファネート
・イソシアヌレート
・ ウレトジオン
・カルボジイミド・ウレトンイミン
・ウレア
・ビウレット
2.引張試験
3.動的粘弾性
4.その他
第7部 各種ポリウレタンの物性と機能制御
(皆様のご質問に対応いたします)
1.力学的物性
2.硬度・柔軟性
3.接着性
4.透明性
5.耐加水分解性
6.耐熱性・耐火性
第8部 ポリウレタンの環境対応
1.ポリウレタンのリサイクル
2.温室効果ガス削減
【質疑応答】
セミナー講師
積水化学工業(株) 開発研究所 機能材料開発センター 博士(工学) 村山 智 氏
【専門】高分子科学(ポリウレタン)
【ご活躍】 ポリウレタン研究会 委員
セミナー受講料
1名につき 55,000円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49,500円〕
受講について
Live配信セミナーの接続確認・受講手順はこちらをご確認下さい。
受講料
55,000円(税込)/人
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
10:30 ~
受講料
55,000円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込
開催場所
全国
主催者
キーワード
高分子・樹脂材料 分析化学 高分子・樹脂加工/成形前に見たセミナー
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
10:30 ~
受講料
55,000円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込
開催場所
全国
主催者
キーワード
高分子・樹脂材料 分析化学 高分子・樹脂加工/成形関連セミナー
もっと見る-
締切間近
2025/12/25(木)
10:00 ~ 16:00『プラスチック・ゴムにおける劣化の調べ方・耐久性評価法・寿命予測法』〜プラスチック・ゴム・塗料・接着剤の耐久性研究事例から〜【会場/WEB選択可】WEB受講の場合のみ,ライブ配信/アーカイブ配信(7日間、何度でも視聴可)
TH企画セミナールーム or WEB受講(Zoomセミナー)
関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
【液体を一瞬で粉末に】スプレードライ(噴霧乾燥)とは?原理・メリットから「粉ミルク」等の応用例まで
【目次】 現代の製造業、特に食品、医薬、化学の分野において、「乾燥」工程は最終製品の品質を決定する極めて重要なプロセスです。原料に含... -
驚異の多孔質構造が変える社会環境、MOF(金属有機構造体)の構造・機能、その市場とは
【目次】 現代社会は、地球温暖化対策のための二酸化炭素(CO₂)回収、クリーンエネルギーとしての水素貯蔵、医薬品の高効率な運搬、そして環... -
静電粉体塗装とは?常識を覆す塗装技術!静電粉体塗装の可能性
【目次】 今日の製造業において、製品の表面処理は品質と機能性を左右する重要な工程です。その中でも、環境負荷の低減と高性能化を両立する... -
DEHPとは?危険性や健康への影響、身近な製品例と安全な代替品まで解説
【目次】 DEHP(フタル酸ジエチルヘキシル)、この耳慣れない化学物質が、私たちの日常生活に深く根ざしていることをご...






