環境・食糧問題の解決に貢献するプラントベースフード(植物由来代替食品)の現状と開発・市場動向【LIVE配信・WEBセミナー】
※第2講にご登壇いただく不二製油株式会社の中野様のご講演配布用資料につきましては、ご意向により配布を控えさせていただきたく存じ、この点ご了承いただけましたら幸いでございます。
★2026年1月20日WEBでオンライン開講。TPCマーケティングリサーチ株式会社 水上氏、不二製油株式会社 中野氏、新潟工科大学 久保田氏、三菱商事ライフサイエンス株式会社 古賀氏が、【環境・食糧問題の解決に貢献するプラントベースフード(植物由来代替食品)の現状と開発・市場動向】について解説する講座です。
■注目ポイント
★プラントベースフード市場の現状と課題にはじまり新たな植物性タンパク質食品素材としての可能性を秘めている【米タンパク質】や動物性たんぱく質と類似したゲル化機構を有する増粘多糖類【カードラン】のプラントベースフードへの利用法について紹介!
セミナー趣旨
■本セミナーの主題および状況(講師より)
★環境保全意識の高まりやエシカル消費、健康志向の拡大などを背景に、プラントベースフードの市場は世界的に拡大しています。近年では、漁獲量の減少や飼料価格の高騰により、動物性原料に代わる食品としての需要が増加しており、より本物らしい食感の再現が求められています。
★代替肉の中でも大豆ミートは様々な商品が市場に展開されています。一方、粒状大豆たん白は、日本では50年以上前から製造販売されてきて、食肉や総菜などの機能材(噛み応え・肉汁保持)として副原料に用いられてきました。これの風味や食感などの改良が年々進み、大豆ミートの主要原料としても用いられるようになりました。
★日本人の主食である米は重要なエネルギー供給源であるだけでなく,肉類や魚介類に次ぐ重要なタンパク質の供給源として日本人の健康維持に寄与しています。近年になり,環境問題や動物愛護,健康面などさまざまな理由から動物性タンパク質の代替として,大豆タンパク質などの植物性タンパク質を活用する動きが広がりつつあります。
■注目ポイント
★最新の市場調査や消費者データをもとにプラントベースフード市場の現状と課題を整理しこれからの成長に必要な「新しい価値設計」について考察!
★新たな植物性タンパク質食品素材としての可能性を秘めている米タンパク質についてその基本的な特性だけでなく糖尿病をはじめとした生活習慣病に対する有効性など米タンパク質が持つ多様な健康機能について紹介!
★動物性原料フリーかつアレルギー表示の必要もない素材であり加熱によりゲル化するという動物性たんぱく質と類似したゲル化機構を有する増粘多糖類「カードラン」についてそのプラントベースフードへの利用法について紹介!
習得できる知識
第1部
・プラントベースフードの市場理解
・プラントベースフードの消費者理解
・プラントベースフードのマーケティングのヒント
・プラントベースフードの商品企画・開発のヒント
第3部
・米タンパク質とはどのようなものか
・米タンパク質精製物にはどのような違いがみられるのか
・米タンパク質がどのような健康作用をもっているのか
第4部
・増粘多糖類「カードラン」の基礎的な性質
・「カードラン」を使ったプラントベースフードの作製方法
セミナープログラム
講座担当:牛田孝平
≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫
【第1講】 プラントベースフード市場の最新動向:脱ブームで問われる新価値設計
【時間】 10:30-11:45
【講演主旨】
近年ブームが落ち着いたといわれるプラントベースフード(PBF)ですが、いま市場は“次のステップ”に進む転換期を迎えています。本講座では、最新の市場調査や消費者データをもとに、PBF市場の現状と課題を整理し、これからの成長に必要な「新しい価値設計」を考えます。単なる代替食品ではなく、感性や共感を通じて消費者に選ばれる食品とは何かを、事例やデータから学び、自社の商品企画・ブランド戦略へのヒントを得ることを目的としています。
【プログラム】
はじめに
1. プラントベースフードとは
2. 世界のPBF市場について
3. 日本のPBF市場について
4. グローバルにおける日本のポジショニング
5. 日本のPBF市場の現状
6. 日本のPBF市場の課題
7. PBF市場を次のステップに導くポイント
8. 次のステップに導く5つのキーワード
おわりに
【質疑応答】
【キーワード】
プラントベース、サステナブル、植物性・植物由来、代替食品、食の多様性、次世代食品、高たんぱく、健康
【講演者のPRポイント】
食品分野で市場調査と消費者調査を10年以上担当しており、近年はプラントベースフードに関する調査を得意としています。最新の調査結果に基づき、課題解決につながるような解説を心がけています。
【第2講】 植物由来代替食品(プラントベースフード)の現状と今後の展開
【時間】 12:45-14:00
【講演主旨】
近年、注目されている代替肉、その背景について説明する。代替肉の中でも大豆ミートは様々な商品が市場に展開されている。一方、粒状大豆たん白は、日本では50年以上前から製造販売されてきて、食肉や総菜などの機能材(噛み応え・肉汁保持)として副原料に用いられてきた。一般的な製造工程・使用方法や特長などについて説明する。これの風味や食感などの改良が年々進み、大豆ミートの主要原料としても用いられるようになった。大豆ミートの一般的な製造工程を説明し、市販品例などを紹介する。大豆ミートで地球環境、人々の健康、食料問題など様々な社会課題の解決に大きく貢献していきたい。
【プログラム】
植物由来代替食品(プラントベースフード)の現状と今後の展開
・なぜ今代替肉(大豆ミート)なのか?
・大豆ミートの主要原料
①粒状大豆たん白について
②粉末状大豆たん白について
・大豆ミートについて
・今後の展開
【質疑応答】
【第3講】 新たな代替タンパク質食品素材としての米タンパク質の可能性
【時間】 14:10-15:25
【講演主旨】
日本人の主食である米は重要なエネルギー供給源であるだけでなく,肉類や魚介類に次ぐ重要なタンパク質の供給源として日本人の健康維持に寄与しています。近年になり,環境問題や動物愛護,健康面などさまざまな理由から動物性タンパク質の代替として,大豆タンパク質などの植物性タンパク質を活用する動きが広がりつつあります。そこで本講演では,近年になり上市され,新たな植物性タンパク質食品素材としての可能性を秘めている米タンパク質について,その基本的な特性だけでなく,糖尿病をはじめとした生活習慣病に対する有効性など米タンパク質が持つ多様な健康機能について紹介します。
【プログラム】
1. 米タンパク質の基本的な性質
2. 2種類の米タンパク質精製物の違い
3. 糖尿病および糖尿病合併症に対する有効性
4. 肥満に対する有効性
【質疑応答】
【キーワード】
米タンパク質,健康機能,抗糖尿病作用,抗肥満作用
【講演者のPRポイント】
日本では,研究に従事している人数が限られている米タンパク質の健康機能に関する研究に,15年以上従事してきました。これまで行ってきた研究成果を中心に,現在進めている最新の研究成果についても紹介します。
【第4講】 プラントベースフードにおけるカードランの利用法
【時間】 15:35-16:50
【講演主旨】
環境保全意識の高まりやエシカル消費、健康志向の拡大などを背景に、プラントベースフードの市場は世界的に拡大している。近年では、漁獲量の減少や飼料価格の高騰により、動物性原料に代わる食品としての需要が増加しており、より本物らしい食感の再現が求められている。動物性タンパク質に類似した食感を呈する素材の一つとして「カードラン」が利用可能である。
本講座では、動物性原料フリー、かつアレルギー表示の必要もない素材であり、加熱によりゲル化するという動物性たんぱく質と類似したゲル化機構を有する増粘多糖類「カードラン」について、そのプラントベースフードへの利用法について紹介する。
【プログラム】
1.カードランの概要と基礎的性質
1-1カードランの基礎的性質
1-2カードラン分散液の作製方法
1-3カードランゲルの性質
1-4栄養成分と表示
1-5カードラン製剤のご紹介
2.カードランのプラントベースフードへの応用
2-1水産食品代替
2-2畜肉加工食品代替
2-3油脂含有ゲル
2-4卵代替
【質疑応答】
【キーワード】
プラントベースフード、カードラン、増粘多糖類、動物原料代替、アレルゲンフリー
【講演者のPRポイント】
講演者はカードランを用いた食品の品質改良や代替食品の開発に従事している。カードランを使ったプラントベースフードにおける、処方検討から製造の立ち上げまで一貫して手掛けることが強み。
セミナー講師
第1部 TPCマーケティングリサーチ株式会社 リサ・リューション事業部 ソリューショングループ Health&Food / 課長 水上 創 氏
第2部 不二製油株式会社 大豆加工素材事業本部 たん白開発部 第三課 / 課長 中野 康行 氏
第3部 新潟工科大学 食品・環境化学系 / 准教授 久保田 真敏 氏
第4部 三菱商事ライフサイエンス株式会社 フードマテリアル開発センター 物性改良開発グループ 古賀 大貴 氏
セミナー受講料
【1名の場合】60,500円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。
受講料
60,500円(税込)/人







