紛争鉱物の基礎知識・各国の規制動向の整理と企業の対応方法
・紛争鉱物をめぐる世界各国の規制動向は?
・報告要件や進め方の要点を押さえ、効率的に対応していくために
・紛争鉱物調査の担当者だけでなく、品質保証担当者・製品開発担当者も知っておきたい実務的な視点を提供します
セミナー趣旨
電子機器・自動車産業では、アフリカのコンゴ民主共和国及び周辺国で採掘される鉱物が国際的な大きな社会問題となっています。
本講座では、紛争鉱物調査の目的やステークホルダーから寄せられる代表的な要求(RMI、OECD、RBA、RMAP、OFAC)の概要、ポイントを解説します。さらに、拡張鉱物調査(EMRT)で追加された鉱物(銅、リチウム、ニッケル、グラファイト)の概要にも触れ、初心者の方から既に実務を担当されている方まで、日常の判断や顧客対応に活かせる実務的な視点を提供します。
受講対象・レベル
・主に電子機器・自動車用途向けサプライヤー企業で、紛争鉱物調査業務を担当する実務者・管理者・営業担当者
(最終製品、或いは中間部品・素材など、サプライチェーン全体の企業を対象)
・実務には直接携わらないが、品質保証・製品開発などに関わり、紛争鉱物調査伝達の仕組みやCMRT、EMRTの基礎を
理解しておきたい技術担当者・管理者
習得できる知識
・グローバルにおける紛争鉱物調査、情報伝達手段の全体像を把握し、CMRT・EMRTの位置づけを正しく理解できる
・報告要件や進め方の要点を押さえ、効率的に対応できる
・規則・ステークホルダー要求の両立を図るための実務スキルを身につけられる
セミナープログラム
1. 紛争鉱物の基礎知識と現状
1.1 紛争鉱物とは
1.2 紛争鉱物一覧
1.3 5番目の紛争鉱物「コバルト」
2. 紛争鉱物がもたらす社会問題
2.1 紛争地域における人権問題の実態
2.2 採掘による貧困問題の連鎖
2.3 地域紛争の激化と長期化
3. 紛争鉱物についての世界各国の規制動向
3.1 ドッド・フランク法による規制
3.2 OECDガイダンスに基づくデュー・ディリジェンスの実施
3.3 EU紛争鉱物規則
3.4 国際情勢の変化
4. 企業の具体的な紛争鉱物への対応方法
4.1 サプライチェーンの調査
4.2 CMRT・EMRTを活用した紛争鉱物調査手法
4.3 RMAP認証精錬所からの調達戦略
5. 参考情報
5.1 SEC(米国証券取引委員会)プレスリリース
5.2 European Commission(欧州委員会)EU鉱物規則
5.3・RMI(責任ある鉱物イニシアチブ)Web Site
5.4・OECD(経済協力開発機構)ガイドライン第3版
5.5・RBA(責任あるビジネスアライアンス)行動規範第8版
<質疑応答>
*こちらは予定であり、当日若干の変更が生じることもございます。ご了承願います。
*途中、小休憩を挟みます。
セミナー講師
愛工サステナビリティ(株) 代表取締役 佐々木 学 氏
■ご略歴
1987年4月-2024年12月 大手プリント配線板専業メーカー勤務。
品質保証部門にて信頼性試験・不具合品解析・対策、生産管理部門にて新規製造委託先開拓、
製造部門にて新工法の製造ライン立ち上げ、営業部門にて映像機器・事務機器メーカー向け新規顧客開拓などに従事。
2011年~ 製品安全認証UL関連の社外委員会活動に参画。
2014年~ 米国ドット・フランク法への対応のため、紛争鉱物調査方針策定・展開・顧客対応支援に従事。
2025年4月 愛工サステナビリティ株式会社設立。
セミナー受講料
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 45,100円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき34,100円
【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです
→環境の確認についてこちらからご確認ください - 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
→こちらをご確認ください
受講料
45,100円(税込)/人