
バッテリマネジメントシステムの基礎とバッテリパックの設計手法【会場/WEB選択可】WEB受講の場合のみ,ライブ配信/アーカイブ配信(7日間、何度でも視聴可)
充電率(SOC)・健全度(SOH)の推定、セルバランス制御、熱マネジメントなど、バッテリ開発に必須の技術を基礎から整理します。電池搭載製品の安全・高効率化設計に役立つBMSとバッテリパックのノウハウについて、実務経験豊富な講師が具体的事例で解説します!!
【会場/WEB選択可】WEB受講の場合のみライブ配信(アーカイブ配信(7日間、何度でも視聴可)付き)
セミナー趣旨
本セミナーでは、リチウムイオンバッテリの基礎からバッテリマネジメントシステム(BMS)の設計手法、さらにバッテリパック開発の実践ポイントまでを体系的に解説します。
まず、リチウムイオンバッテリの基本特性や劣化メカニズム、安全設計の要点を整理し、次にBMSの役割・機能・構成を体系的に理解します。そのうえで、センシング技術、充電率(SOC)や健全度(SOH)の推定手法、セルバランス制御といった設計の要所を詳しく解説します。
さらに、電気自動車や定置型蓄電システムにおけるバッテリパック設計では、仕様策定、制御シーケンス、熱マネジメントが重要となります。本セミナーでは、それらの具体的な手法や注意点を取り上げ、安全かつ高効率なシステム開発に直結するノウハウを紹介します。
また、電動車からモバイルバッテリまでの幅広い応用事例を交え、現場ですぐに活用できる知識を提供します。参加者は、リチウムイオンバッテリとBMSの理解を深め、次世代エネルギーシステム設計に貢献できる確かな基盤を築くことができます。
受講者の声
- バッテリーに関する講習会が少なく、あっても応用的なものが多い為、基礎を教えてもらえてよかった。
- 大変有意義なセミナーでした。初歩から丁寧な説明であったが、なぜ使用上の注意が必要なのか、その根拠を電池の特性含めて解説があればさらに良かった。
- 分かりやすい説明で、BMSの全体感を掴むことができたと思います。パック設計者の視点でセルに求める事が聞けて良かったです。
- バッテリーについて学びたいと考えセミナーを受講させていただきました。体系的に聞ける機会はあまり無いので非常に勉強になりました。
- これからバッテリーについて学習していくタイミングだったため、基礎の内容から説明して頂けたため良かったです。
受講対象・レベル
・バッテリマネジメントシステムやバッテリパックの設計に関わる技術者、開発チームリーダー
・リチウムイオンバッテリやバッテリマネジメントシステムの基礎技術を習得したい技術者
・リチウムイオンバッテリを搭載した製品への新規参入を検討している開発マネージャー
必要な予備知識
特に必要としません。基礎から分かりやすく解説します。
習得できる知識
1)バッテリマネジメントシステムの構成や機能を基礎から習得することができる
2)バッテリマネジメントシステムやバッテリパックを安全に設計する手法を習得することができる
3)当講座で習得した基礎技術を電動車や蓄電池などのリチウムイオンバッテリを搭載した製品開発に活用することができる
セミナープログラム
1.リチウムイオンバッテリの基礎
(1) リチウムイオンバッテリの動作原理と特徴
(2) リチウムイオンバッテリの使用上の注意点
(3) リチウムイオンバッテリのデータシート解読方法
(4) リチウムイオンバッテリの技術動向
2.バッテリマネジメントシステムの基礎
(1) バッテリマネジメントシステムの機能と構成
(2) センシング
a.セル電圧測定
b.セル温度測定
c.充放電電流測定
(3) データ制御
a.充電率(SOC)算出方法
b.健全度(SOH)算出方法
(4) バッテリ保護
a.セルバランス制御
b.充放電制御
c.フェイルセーフ制御
3.バッテリマネジメントシステムの設計手法
(1) バッテリマネジメントシステムの構成例と回路設計
a.電動車
b.モバイルバッテリ
c.電動バイク
(2) バッテリ電源とシステム電源の絶縁方法
(3) セルモニターユニット(CMU)の制御シーケンス
(4) バッテリマネジメントシステムのエラー制御方法
4.バッテリパックの設計手法
(1) バッテリパックの仕様設計と応用例
(2) バッテリパックの搭載部品の選定方法
(3) バッテリパックの制御シーケンス
(4) バッテリパックの筐体設計
(5) バッテリパックの熱マネジメント
まとめ
まとめ
質疑・応答
セミナー講師
デルタテックラボラトリ株式会社 代表取締役 髙瀨 弘嗣 先生
略歴:
1989年~2003年 富士通ヴィエルエスアイ株式会社(現株式会社ソシオネクスト)
2004年~2012年 ソニーイーエムシーエス株式会社
(現ソニーグローバルマニュファクチャリング&オペレーションズ株式会社)
2012年~2020年 渦潮電機株式会社(現BEMAC株式会社)
2020年~ デルタテックラボラトリ
2024年~ デルタテックラボラトリ株式会社(法人化)
著作:
「リチウムイオン電池の長期安定利用に向けたマネジメント技術」 (技術情報協会)
「電池の回収・リユース・リサイクルの動向 およびそのための評価・診断・認証」 (シーエムシーリサーチ)
「車載用リチウムイオン電池の開発と市場2024」 (シーエムシー出版)など
(セミナー)
「バッテリマネジメントシステムの基礎とバッテリパックの設計手法」 (日本アイアール)
「バッテリマネジメントシステムの基礎とバッテリパック設計への応用」 (日本テクノセンター)
「バッテリマネジメントシステムの基礎」 (新技術開発センター)
「バッテリマネジメントシステムの基礎とバッテリパックの設計手法」 (R&D支援センター)など
セミナー受講料
(消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
※WEB受講の場合、別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。
テキスト:製本資料(受講料に含む)
受講料
49,500円(税込)/人