
特性要因図、予備危険源分析(PHA)、FMEA、HAZOP、なぜなぜ分析、
各手法をGMPの現場に合わせてどのように選び、活用していくか?
2025年10月30日(木) 13:00~17:00
【アーカイブ(録画)配信】2025年11月11日(火)まで申込み受付(視聴期間:11/11~11/21)
セミナー趣旨
ICHQ9(品質リスクマネジメント、QRM)ガイドライン発効後、改正GMP省令にも反映され、製薬企業は製品品質の維持と改善のために積極的に取り組んでいます。しかしながら、是正措置・予防措置を図りながらも不適事象が再発する状況も絶えず、また技術移転後に不適事象が顕在化して再バリデーションや変更届業務に追われる事態も発生しています。
このような状況となる背景として、QRMはリスクアセスメントを行うことと認識され、品質リスクアセスメントの手法、例えばFMEAやHAZOPなどフォーマルなアセスメントには時間がかかるものとの考えが定着し、評価の多くを技術専門家の経験に頼っている傾向があるようです。さらに、品質リスクアセスメントは一度限りのものとして判断に至るプロセスの文書化が徹底されていないため、不適事象が発生する度にアセスメントを繰り返す無駄も発生しています。場合により技術専門家が異なり評価結果が変わることもあり得ます。
本セミナーでは、改訂されたICHQ9(R1)を基にQRMの原則と意義を見直し、組織の知識及び製造品質の不確実性に応じたリスクベースの品質リスクアセスメントの実践とその維持管理について解説します。
習得できる知識
・リスクアセスメントの手法
(特性要因図、予備危険源分析(PHA)、FMEA、HAZOP、なぜなぜ分析 など)
・リスクアセスメントのGMPの現場への適用法
・リスクアセスメントの結果をQRMにいかに活用していくか?その工夫、実践のポイント
セミナープログラム
1.ICHQ9(R1)の原則と意義
・QRMの各プロセスの意義
・リスクアセスメント及びQRMにおける主観性
・QRMの形式性とリスクアセスメント手法
・QRMと知識管理
2.リスクアセスメント手法の適用とポイント
・特性要因図
・予備危険源分析(PHA)
・FMEA
・HAZOP
・なぜなぜ分析
3.QRM運用のヒント
・技術移転段階:QRMの基本設計
・実生産段階:品質リスクアセスメントのレビュー
・全社/部門のリスクマネジメントシステムへの取り込み
4.QRMが根付く組織風土
4-1「なぜ」と「普段と違う気づき」がオープンに語れる現場
4-2 暗黙知の見える化:失敗やトラブルは成長のための機会
4-3 ヒューマンエラーと性弱説
【質疑応答】
セミナー講師
矢野ファーマコンサルティング 代表 矢野 圭一 氏
◆◆講師プロフィール◆◆◆◆◆◆
専門分野:品質マネジメントシステム
略歴・活動・著書など:
中外製薬工業、テバ製薬(現武田テバ)、健康食品及び化粧品企業を通して、国内外の査察・監査対応及びPQS/GMP/QMS再構築の他、適格性評価及びバリデーション業務、品質リスクマネジメント推進業務、データ完全性及び品質文化改善業務に携わる。2022年からフリーのコンサルタントとしてGMP監査及び品質システム構築支援を行っており、身の丈に適った腹落ちした対策による組織課題の解決に取り組んでいる。また、国際製薬技術協会(ISPE)に所属し、CSV及び科学とリスクベースのC&Qに関わるISPEガイドラインの翻訳と業界へのガイドライン啓蒙活動に参画している。
セミナー受講料
聴講料 1名につき49,500円(消費税込/資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき44,000円〕
受講について
セミナーの接続確認・受講手順はこちらをご確認下さい。
受講料
49,500円(税込)/人
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
13:00 ~
受講料
49,500円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込
開催場所
全国
主催者
キーワード
医薬品技術 医薬品・医療機器・化粧品等品質管理基準(G*P(GMPなど)、QMS) 医薬品・医療機器・化粧品等規制
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
13:00 ~
受講料
49,500円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込
開催場所
全国
主催者
キーワード
医薬品技術 医薬品・医療機器・化粧品等品質管理基準(G*P(GMPなど)、QMS) 医薬品・医療機器・化粧品等規制関連セミナー
もっと見る関連教材
もっと見る関連記事
-
-
【ものづくりの現場から】革新的医療器具"AIBOU"に学ぶ、医工連携の取り組みとは(豊國)
ものづくりドットコムの連載「ものづくりの現場から」では、現場の課題や解決策に注目し、ものづくりの発展に寄与する情報を提供しています。今回は、医療機器分...