
ICH M7/ニトロソアミン不純物のリスク評価・限度値設定と新規ニトロソアミン類の許容摂取量におけるCPCAとリードアクロス設定基準の考え方
〇発がん性情報のないニトロソアミン類のリードアクロスによる許容値設定
〇Expert Judgmentを実施する上での留意点
受講可能な形式:【Live配信】or【アーカイブ配信】のみ
第1部『ICH M7: 医薬品中DNA反応性(変異原性) 不純物の評価』
第2部『新規ニトロソアミン類の許容摂取量におけるCPCAとリードアクロス設定基準の考え方』
・ICH M7に対応した医薬品中不純物の変異原性評価の流れ
・TTCアプローチ等を活用した許容摂取量設定
・国内外におけるニトロソアミン類の評価の最新動向
・TD50やBMDL10の算出
・CPCAによるAI設定/リードアクロスによるAI設定
日時
【Live配信受講】 2025年10月29日(水) 13:00~16:45
【アーカイブ受講】2025年11月13日(木) まで受付(配信期間:11/13~11/27)
◎Live(Zoom)配信受講者には、特典(無料)として「アーカイブ配信」の閲覧権が付与されます。
オンライン講習特有の回線トラブルや聞き逃し、振り返り学習にぜひ活用ください。
セミナープログラム
第1部(13:00~14:45)
『ICH M7: 医薬品中DNA反応性(変異原性) 不純物の評価』
~趣旨~
ICH M7は、医薬品原薬及び製剤中に含まれる変異原性不純物についての安全性確認及び管理に関するガイドラインです。
本講演では、ICH M7で求められている不純物の評価(既存情報調査及び(Q)SAR評価)及び分類方法について
標準的な流れを説明すると共に、Expert Judgmentを実施する上での留意点を、事例を交えて紹介します。
~得られる知識~
・ICH M7概要
・ICH M7に対応した医薬品中不純物の変異原性評価の流れ
・TTCアプローチ等を活用した許容摂取量設定の概要 講演内容項目:
●ICH M7ガイドラインについての概要
・医薬品中不純物の変異原性の歴史と背景
・ICH M7ガイドラインの構成
・ICH M7ガイドラインのスコープ
・ICH M7ガイドラインのポイント
・ICH M7ガイドラインの最新動向
●標準的な評価フロー
・既存情報調査
・(Q)SAR評価
・不純物クラス分類
●既存情報調査の実践
・情報源の種類
・信頼性の高い情報源とは
・評価に利用可能な情報とは
●(Q)SAR評価の実践
・(Q)SARツールの種類
・知識ベースとは
・統計ベースとは
・(Q)SARツールで得られた結果の判断
●Expert Judgmentを実施する上での留意点
・既存情報調査でAmes試験陰性・陽性両方の情報が得られた場合の考え方
・知識ベースと統計ベースで結果が分かれた場合の考え方
・(Q)SAR評価でEquivocalとなった場合の考え方
●許容摂取量の設定
・TTCに基づく許容摂取量
・COC(ニトロソアミン類など)について
□質疑応答□
第2部(15:00~16:45)
『新規ニトロソアミン類の許容摂取量におけるCPCAとリードアクロス設定基準の考え方』
~趣旨~
近年、医薬品へのニトロソアミン類混入が問題となり、日米欧の規制当局によりリスク評価の実施が求められています。
ニトロソアミン原薬関連不純物 (NDSRI) は発がん性情報がないため、物質固有の毒性情報に基づく
許容摂取量(AI)設定ができないことが課題となっています。
本講演では、ニトロソアミン類の許容摂取量の設定方法について基本的な手順を解説するとともに、
発がん性情報のないニトロソアミン類のリードアクロスによる許容値設定について、考慮すべき点や事例についてご紹介します。
~得られる知識~
・国内外におけるニトロソアミン類の評価の最新動向
・TD50やBMDL10の算出
・CPCAによるAI設定
・リードアクロスによるAI設定 講演内容項目:
●国内外におけるニトロソアミン類の評価に関する最新動向
・国内での動向
・海外での動向
●発がん性物質の許容摂取量AIについて
・許容摂取量AI(Acceptable Intake)とは
・毒性の閾値と評価手法
・AIの設定手順
・TD50やBMDL10の算出方法
・一生涯より短い期間 (LTL) のばく露に関する許容摂取量の設定
●CPCAに基づくニトロソアミン類のAI設定検討
・CPCAとは
・CPCAに基づくニトロソアミン類のAI設定及び事例紹介
●リードアクロスに基づくニトロソアミン類のAI設定検討
・リードアクロスとは
・RAに基づくニトロソアミンのAI設定及び事例紹介
□質疑応答□
セミナー講師
(一財)化学物質評価研究機構 安全性評価技術研究所 評価事業部 新井 浩司 先生
<ご略歴>
(前職)
LC-MS/MSを用いた医薬品のTK/PK分析 (ICH M10対応等) (2006 ~ 2024年)
LC-MS/MSを用いた生体試料中のバイオマーカー分析 (2006 ~ 2024年)
(現職)
In silicoによる毒性評価 (ICH M7対応の変異原性評価等) (2024年~現在)
医薬品、残留溶媒等のPDE設定業務 (2024年~現在)
<主なご研究・ご業務>
国の受託事業や民間企業からの委託調査 (有害性情報調査、有害性評価、(Q)SAR等によるin silico評価業務等)
【Webページ】(一財)化学物質評価研究機構Webサイト
第2部(15:00~16:45)
(一財)化学物質評価研究機構 安全性評価技術研究所 評価事業部 林 多恵 先生
<ご略歴>
○化学標準部門 (2006年~2008年)
・標準物質の校正・分析業務
○安全性評価技術研究所 ゲノミクスチーム (2008年~2010年)
・網羅的遺伝子解析 (ゲノミクス) 技術、感作性のバイオマーカー探索等
○安全性評価技術研究所 有害性評価チーム (2010年~現在)
・国の委託事業の立案及び実施
*化学物質リスク評価のための有害性情報収集等一式 (厚生労働省)
*化学物質管理支援事業 (GHS分類等) (厚生労働省)
*農薬安全性評価資料作成支援業務 (環境省)
*合成樹脂製器具・容器包装のポジティブリスト収載物質に関する有害性情報の収集及び情報整理
(国立医薬品食品衛生研究所)
*In silico 評価支援ツールの現状に関する調査(内閣府食品安全委員会)
*ベンチマークドーズ法に関するガイダンス及び導入支援ソフトウェア等の現状調査
(内閣府食品安全委員会)
*その他
・民間企業向け有害性調査・リスク評価業務
・In silicoによる毒性評価 (ICH M7対応の変異原性評価等) (2014年~現在)
・医薬品、残留溶媒等のPDE設定業務 (2018年~現在)
<主なご研究・ご業務>
・有害性評価及び許容値設定
・In silicoによる毒性評価
・リードアクロスによる毒性評価
【Webページ】(一財)化学物質評価研究機構Webサイト
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