ISO 13485:2016の要求事項をふまえた医療機器プロセスバリデーションの進め方とその統計的手法・サンプルサイズ

各段階に最適の統計的手法の選択とそのサンプルサイズ計算

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ISO 13485:2016および改正QMS省令対応に必須の要求事項である医療機器のプロセスバリデーションについて、単なる知識ではなく、具体的な実施方法・統計的手法の選択及びそのサンプルサイズの計算方法について足が地に着いた理解をめざす!

基本的な4つの統計的手法のExcelによる実行とそのサンプルサイズ計算方法・計算、、、プロセスバリデーションの各段階に最適な統計手法選択とそのサンプルサイズとは?


日時

【Live配信受講】 2025年8月7日(木)  10:30~16:30
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    セミナー趣旨

     本セミナーは、ISO 13485:2016および改正QMS省令対応に必須の要求事項である医療機器のプロセスバリデーションについて、単なる知識ではなく、具体的な実施方法・統計的手法の選択及びそのサンプルサイズの計算方法について足が地に着いた理解をめざす。
    ISO 13485:2016 の”shall”=要求事項である。ISO 13485:2016の6つのshallにもとづいて、プロセスバリデーションで立証すべきターゲットを明らかにした上で、ありがちな誤解や勝手な解釈を防ぐためにISO/TC210委員会自らが作成した「ISO 13485:2016 の実践ガイド ~ISO/TC210からのアドバイス~」に書かれた手順や統計的手法に関するアドバイスを紹介するが、これらの具体的手順・統計的手法は全て実践ガイドで引用されている「プロセスバリデーションのGHTFガイダンス」に書かれている内容の抜粋である。従って医療機器のプロセスバリデーションはこのGHTFガイダンスに沿って実施するのがベストである。

      本セミナーでは、ISO 13485:2016の6つの要求事項(”shall”)から出発し、ISO/TC210委員会が作成した実践ガイドのアドバイスおよびその実践ガイドが推奨するプロセスバリデーションのGHTFガイダンスの内容に基づいて、実施手順と3つの適格性確認(IQ, OQ, PQ)それぞれの目的と、その目的に合致する統計的手法の選択(つまりGHTFガイダンスAnnex に示されたプロセスバリデーションの21の手法のどの手法が適しているか)について説明する。サンプルサイズ計算については、統計的手法それぞれに算出方法が決まっており、リスクレベルを踏まえたサンプルサイズ計算が求められる。なお、この統計的手法選択に関する説明の前に、その理解に必須の統計学の基礎知識をわかりやすく説明した上で、21の手法の理解のための基本となる4つの統計的手法について、統計的手法とサンプルサイズ計算をExcel関数による統計的推定・検定法とそのサンプルサイズ計算例を示す。

    習得できる知識

    ・ISO 13485:2016のプロセスバリデーションに対する要求事項の正しい理解
    ・統計学の基礎の理解に基づき統計手法・サンプルサイズ計算をExcelで行う
    ・医療機器のプロセスバリデーションにおけるベストの手順と最適な統計手法の選択、
     それぞれのサンプルサイズ計算方法
    ・サンプルサイズの根拠の考え方

    セミナープログラム

    1.ISO 13485:2016のプロセスバリデーションに対する要求事項(shall)
      ~ISO/TC210の「ISO 13485:2016実践ガイド」や米国QSRを踏まえて~
     1.1 プロセスバリデーションに対するISO 13485:2016、米国QSRの要求事項(shall)
     1.2 具体的な手順・統計的手法に対する「ISO 13485:2016実践ガイド」のアドバイス(≒GHTFガイダンス)
       (1) プロセスバリデーションを適用すべきプロセスとは?
       (2) プロセスバリデーションに適した21の統計的手法・ツール

    2.GHTFガイダンスに沿ったプロセスバリデーションの進め方・方法
     2.1 準備; バリデーション実施体制とマスタープランの決定
     2.2 それぞれの適格性試験の立証項目とポイント  ①IQ, ②OQ ③PQ
     2.3 製造移管とその後の日常管理

    3.プロセスバリデーションの統計手法理解に必須の統計学基礎知識とExcel関数
     3.1 確率密度関数と推計統計学
     3.2 統計量の分布~連続変数の5つの確率密度関数とそれぞれのExcel関数~
     3.3 合否判断(二値)の確率分布関数と対応するExcel関数
     3.4 Excel関数を使う上での注意(上側%と下側%)と使用する関数のまとめ

    4.基本的な4つの統計的手法のExcelによる実行と そのサンプルサイズ計算方法・計算例
     4.0 サンプルサイズに対するISO 13485:2016の要求事項の正しい理解
       (1) 解析に最適の統計的手法選択とリスクレベルに応じたサンプルサイズ
     4,1 基本的な4つの統計的手法【その1:区間推定とサンプルサイズ】 
       (1) 平均値の区間推定
       (2) 標準偏差の区間推定・上限推定
     4.2 基本的な4つの統計的手法【その2:有意差検定の方法とそのサンプルサイズ】
       (1) 有意差検定の方法、結果の意味
       (2) 有意差検定のサンプルサイズ計算原理   ~βとΔ、帰無仮説と対立仮説~
       (3) サンプルサイズ計算方法  非心分布は平均値の有意差検定のみに必要
       (4) 不良率の比較検定   二項分布とαβ帰無仮説
     4.3 基本的な4つの統計的手法【その3:実験計画法 手法、そのサンプルサイズ計算と意味】
       (1) 一元配置分散分析
       (2) 二元配置分散分析
     4.4 基本的な4つの統計的手法【その4:母集団の不良率とそのサンプルサイズ(ISO 16269-6)】
       (1) どのようなときに必要となる手法か~区間推定では不十分な理由~
       (2) ISO 16269-6 と JIS抜き取り試験との違い
       (3) 連続変数の場合の不良率の推定・保証とサンプルサイズ
       (4) 合否二値判定の場合の推定・保証とサンプルサイズ計算

    5.プロセスバリデーションの各段階に最適の統計手法選択とそのサンプルサイズ
     5.1 プロセスバリデーションGHTFガイダンスAnnex Aの21の統計的手法/ツール
       (1) 3適格性試験の立証項目に最適の統計的手法を選択
       (2) リスクレベルに応じたサンプルサイズ計算
     5.2 IQ で立証すべき項目と最適のツール
     5.3 OQ で立証すべき項目と最適の統計的手法
       (1) OQの最重要項目を理解するための5つのキーワード
     5.4 PQ で立証すべき項目と最適の統計的手法
     5.5 日常工程管理のための手法

    6.サンプルサイズの根拠の考え方とサンプルサイズの減少方法の是非
     6.1 サンプルサイズの根拠は統計的手法ではなくリスク分析
     6.2 サンプルサイズを減少させるには? その是非

    □質疑応答□

    セミナー講師

    高田 覚 先生

    <ご経歴>
    (株)カネカ在籍時、コレステロール吸着システムのFDA申請において統計解析を担当
    そのほか3つの医療器の国内臨床試験を担当
    (株) カネカファーマベトナム  (品質保証担当)の ISO 13485 認証取得

    <主な研究・業務>
    2021年9月まで ミックインターナショナル(株)に所属。医療器の国内およびFDA申請のコンサルタントとして、品質システム指導・統計解析を担当。

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