品質管理・不正防止・持続可能性配慮のための『サプライチェーン・ガバナンス』の実践手法
開催日 |
13:30 ~ 17:00 締めきりました |
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主催者 | 一般社団法人企業研究会 |
キーワード | サプライチェーンマネジメント サービスマネジメント一般 |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | 【千代田区】企業研究会セミナールーム |
交通 | 【地下鉄】麹町駅・赤坂見附駅 【JR・地下鉄】四ツ谷駅 |
本セミナーは、品質や持続可能性の問題がサプライチェーンで引き起こすリスクの内容及び原因を具体的に分析するとともに、サプライチェーンを通じた品質管理や持続可能性の配慮に関係する国内外の法規制の整理も行います。加えて、品質管理・不正防止・持続可能性配慮のためのサプライチェーン・ガバナンスの実践手法についても解説します。
【受講対象】
法務部門、監査部門、品質管理部門、購買部門、CSR部門など関連部門のご担当者
【講師】
真和総合法律事務所 パートナー弁護士 高橋 大祐氏
【受講料】
会員:34,560円(本体 32,000円)/一般:37,800円(本体 35,000円)
※会員価格適用については、企業研究会会員が対象となります。
(ご所属の企業様の会員登録有無がご不明な場合は、
すぐにお調べ可能ですのでお気軽にお問い合わせください。)
※最少催行人数に満たない場合には、開催を中止させて頂く場合がございます。
※お申込後のキャンセルは原則としてお受けしかねます。
お申込者がご出席いただけない際は、代理の方のご出席をお願い申し上げます。
【プログラム】
開催にあたって
2017年に発生した素材メーカーによる一連の品質検査データ書き換えの不正事案は大きな不祥事・社問題として取り上げられ、消費者・顧客の安全に対する信頼に大きな疑義を生じさせる事態となりました。このような品質不正に関する不祥事は、一企業の問題にとどまりません。品質に問題・不安のある製品がサプライチェーンを通じて転々流通することにより、サプライチェーンの下流の製造業者・流通業者にも責任や損害を生じさせ、消費者においても被害・懸念が拡大し、サプライチェーン全体の競争力にも影響を及ぼしかねない状況です。
このような状況をふまえ、企業には現在、コンプライアンスと競争力維持の双方の観点から、サプライチェーンにおける自社の立ち位置を十分に理解した上で品質不正の予防・対応するためのガバナンス体制を強化することが強く求められています。
加えて、SDGs(持続可能な開発目標)の目標達成やESG(環境・社会・ガバナンス)課題対応が求められている現在、企業は品質管理に加え、持続可能性の配慮の観点からも、サプライチェーン管理が求められています。
そこで本セミナーは、品質や持続可能性の問題がサプライチェーンで引き起こすリスクの内容及び原因を具体的に分析するとともに、サプライチェーンを通じた品質管理や持続可能性の配慮に関係する国内外の法規制の整理も行います。加えて、品質管理・不正防止・持続可能性配慮のためのサプライチェーン・ガバナンスの実践手法についても解説します。
1.サプライチェーンを通じて拡散する品質不正リスク
(1)品質不正に関する法規制の概要-製造物責任法を中心に
(2)バイヤー・サプライヤー双方に生じ得る責任・損害の内容
(3)不祥事への拡大の危険性-複数の企業不祥事実例に関する分析を含め解説
2.サプライチェーンにおける品質不正問題の発生・拡大の要因
-品質不正事案の社内調査報告書に関する分析も含め解説-
(1)サプライチェーンを通じた品質管理ガバナンス体制の不備
(2)サプライチェーン間のコミュニケーション不足に伴う現場へのプレッシャー
(3)サプライチェーンのトレーサビリティ(追跡可能性)の不足
3.品質不正防止のためのサプライチェーン・ガバナンスのためのステップ
(1)サプライヤーの品質管理体制に対するモニタリングの強化方法
(2)サプライヤー・バイヤー間の建設的な対話の促進方法
(3)サプライチェーンを通じたトレーサビリティ確保の方法
4.持続可能性配慮に向けたサプライチェーン・ガバナンス
(1)サプライチェーンにおける持続可能性に関するリスクの内容―実例を含め解説
(2)サプライチェーン管理に関する国内外の規制の概要
(3)持続可能性配慮のためのサプライチェーン管理のステップ
(4)品質管理と持続可能性配慮に関する手法の比較分析と統合的アプローチ
※講師とご同業の方のご参加はお断りすることがございます。