
~海外子会社における不祥事発生時の実務上のポイントと、グループにおける内部統制を中心に解説いたします~
セミナー趣旨
海外子会社における会計不正、役職員による取引関連の不正などの不祥事の発生は、年々クローズアップされてきております。
ひとたび不祥事が発生しますと、社内外の委員会による調査、監査法人や取引所を始めとした関係各所への対応が同時並行で実施されていくこととなります。
最近発生している会計不正の事象や傾向から、発生時の対応ポイント、再発防止に向けた施策を押さえていただくことで、発生時の対応が円滑になります。
また、そもそも不正を発生させないためには、グループ全体において内部統制を浸透させていくことが必要になり、特に海外子会社の統制は多くの企業において喫緊の課題になってきております。
本セミナーでは、海外子会社を中心とした不祥事発生時の実務上の対応のポイントと、グループにおける内部統制を中心に解説いたします。
受講対象・レベル
・コンプライアンス部門、監査部門、法務部門、リスクマネジメント、海外事業部門、経営管理部門、総務部門など関連部門のご担当者
・本テーマにご関心のある方
セミナープログラム
1.はじめに
(1)上場企業を中心とする不正事案
(2)子会社不正の具体例
(3)危機管理・不正対応の基本スタンス
2.不祥事の発生時の実務対応(委員会組成~調査・フォレンジック対応)
(1)不正調査の全体像
(2)最近の課徴金事例
(3)初動対応
(4)調査-調査対象
(5)調査-外部対応
(6)不正発覚後の対応スケジュール(参考事例)
(7)フォレンジック
3.不正防止のためのグループ内部統制(海外子会社を中心に)
(1)海外子会社の管理に関する主要な法令等・制裁・法的責任
(2)海外子会社を管理していく上での問題点~買収時・PMIにおける体制構築
(3)海外子会社を管理するための方策
(4)特にリスクの高い子会社に関する留意点
4. まとめと質疑応答
※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
※録音、録画・撮影はご遠慮ください。
セミナー講師
TMI総合法律事務所 東京オフィス パートナー弁護士
篠原一生 氏
2014年に第一東京弁護士会で弁護士登録。2018年9月から2019年3月まで慶應義塾大学総合政策学部講師(行政法・社会保障分野)を担当。2020年5月には南カリフォルニア大学ロースクールを修了(LL.M.,テクノロジー&起業関係法 Certificate取得)。2020年10月に、TMIプライバシー&セキュリティコンサルティング株式会社(https://tmiconsulting.co.jp/)執行役員就任(フォレンジック事業)。応用情報技術者資格保有。
上場会社・非上場会社(自動車、製薬、調剤薬局、物流、建設、通販、IT)、PEファンド、政府系ファンド等の幅広いクライアント層のM&A案件、危機管理案件、システム紛争案件に従事。ドバイ、カイロ、イスタンブールといった中東地域での駐在経験あり。
セミナー受講料
1名につき
会員 38,500円(本体 35,000円) 一般 41,800円(本体 38,000円)
※会員価格適用については、企業研究会会員が対象となります。
(所属先の会員登録有無がわからない場合、お申込みの際に備考欄へ「会員登録確認希望」とご記入ください。)
※最少催行人数に満たない場合には、開催を中止させて頂く場合がございます。
※お申込後のキャンセルは原則としてお受けしかねます。お申込者がご出席いただけない際は、代理の方のご出席をお願い申し上げます。
受講について
【オンライン受講の方】
視聴用アカウント・セミナー資料は、原則として開催1営業日前までにメールでお送りいたします。
※最新事例を用いて作成する等の理由により、資料送付が直前になる場合がございます。
【会場受講の方】
お申込完了後、自動返信メールにて受講票をお送りいたします。
受講料
41,800円(税込)/人
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