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■注目ポイント
★自動車用プラスチックの材料・成形法の基礎、プラスチックを車載で活用するメリットと課題・対策案、車載プラスチック部品の現状、カーボンニュートラルへの対応状況・動向について豊富な経験に基づき実践的かつ分かりやすく解説!
セミナー趣旨
プラスチックの材料や加工法の基礎から学習します。プラスチックを自動車部品に活用するメリットとその際の課題と対応に関してご説明します。以上で、基礎に関しての十分な知識を得られます。そのうえで、現状の活用状況や課題を解説します。カーボンニュートラルの視点で、プラスチックの使用を悪とする風潮もありますが、短絡的な使用中止はむしろ、脱炭素に逆行するかもしれません。
特に、自動車の世界では、樹脂の存在無くしては、クルマそのものが成り立たたなくなるほどの役割を担っています。樹脂成形ならではの利点を生かすことで金属部品ではなし得ない付加価値の創出にも言及します。脱炭素も見据えた最適な活用のためにも、まずはプラスチックの基礎の理解、車載として活用するための課題やその対応方法を学びます。多数の現物樹脂部品で解説しますので、本質的に理解いただけます。
同時に最新動向の理解も重要です。トヨタのマルチパスウエイの解説、EVから始まった内外装の新トレンドと樹脂部品への影響など、独自視点・独自調査内容による最新情報も満載です。
車載プラ実務30年、車載プラの研究で博士号を取得した講師による、わかりやすく実践的、さらに最新トレンドまで含めてのセミナーです。
習得できる知識
・自動車用プラスチックの材料や成形法の基礎
・プラスチックを車載で活用するメリットと課題・対策案
・車載プラスチック部品の現状
・カーボンニュートラルへの対応状況や動向
セミナープログラム
1.車載プラスチックの狙いと課題対応
活用の狙い、課題とその対応から、車載プラスチック活用の本質を理解します。
1.1.プラスチックの基礎
1.1.1.金属・無機物との比較で理解
1.1.2.樹脂の種類・分類
1.1.3.主な成形加工法
1.1.4.炭素繊維強化樹脂 (CFRP) 概要
1.2.車載としての活用の狙い
・コスト低減
・軽量化
・高品位化
1.3.活用における課題
・耐熱性
・剛性
・耐久性
・耐環境特性
1.4.課題対応 (使いこなすため) の知恵
2.自動車部品への活用 歴史と今
・狙い達成のための進化も含めて現状の活用状況を写真中心で説明します。
・内装部品
・外装部品
・機能部品
3.車と車載プラスチックを取り巻くカーボンニュートラルの現状
・2050年カーボンニュートラル、SDGsへの取組みの重要度が急激に増しています。
モビリティの視点で現状を整理します。
3.1.環境問題 SDGs カーボンニュートラル
・サーキュラーエコノミーとは?
・課題
・欧州ELV指令
3.2.プラスチックとしての対応
・サーマル
・メカニカル
・ケミカルリサイクル
・植物由来
4.次世代モビリティと業界動向
4.1.情報の整理整頓
・マルチパスウエイ
・エネルギー源
4.2.EV/FCV 販売動向、燃料電池・水素エンジン
4.3.カーメーカの大変革
・水平分業
・新興企業
・ソニー
・鴻海
5.新機能とプラスチック
5.1.BEVをきっかけとしたデザイントレンド
5.2.ADAS、自動運転
5.3.新エネルギー車 固有部品
5.4.新しいモビリティ
6.まとめ
【質疑応答】
セミナー講師
株式会社Tech-T 代表取締役 / 東北工業大学 工学部 ゲストスピーカー / 元 埼玉工業大学 先端科学研究所 客員教授 高原 忠良 氏
セミナー受講料
【1名の場合】49,500円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。
講師のプロフィール

トヨタ式の ” ち密さ ” をサムスン流の ” スピード ” で! 自動車業界 × 樹脂部品を中心に開発から製造までのコンサルティング
高原 忠良
たかはら ただよし / 愛知県 / 株式会社Tech-T(技術オフィスTech-T)
トヨタ自動車ではエンジニア、そしてマネージャとして、多くの車をお客様に届けるための開発・製造に従事しました。
その後、韓国でサムスン本社の研究所での勤務では、エンプラ材の開発から拡販までを担当しました。
いずれもグロ...続きを読む
受講料
49,500円(税込)/人
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